馬太郎の詩 人生の持ち時間

2017年12月11日 15時13分36秒 | 未来予測研究会の掲示板
輪太郎さんへ
ストレスが溜まっている時に、誰かが言っていた。
なんとなく浮かんだ「人生の持ち時間」はだれでも同じ
という言葉がありました。
それをふくらませていたら下のような詩文のような
ものになりました。
輪太郎さんならわかるかな、と思って贈ります。

人生の持ち時間

どんなに偉い人でも、どんなに悪い人でも、
どんなにお金持ちでも、どんなに貧乏な人でも、
どんなに仕事する人でも、どんなに遊んでばかりいる人でも、
人生の持ち時間は同じ。

幸せになるために生きよう。
幸せな気持ちは、生きることによって周りの人の幸せが続いてこそある。

目標に向かって進むのであっても、行き当たりばったりでも、
幸福への選択の意志を忘れずにいよう。

人生の持ち時間は限られている。

嘆いたり、恨んだりしている不幸な時間は捨てて、
前に向かって進む時間を作ろう。
ゆっくりでも、走ってでもいい。
振り返ることはほんの少しだけあればいい。
人生の持ち時間は,あっという間に終わる。

馬太郎

万人を幸福にするための戦い

2017年12月11日 13時36分42秒 | 社会・文化・政治・経済
運命より、生命の力はずっと強い。
運命に翻弄されるのではない。
生命力を高めて、打ち勝っていけるのだ。
そうすれば、人生を充実させていける。
生命力を鍛えるには、生命倫理・生命尊厳の哲理しかない。

民衆が賢明になり、強くなってこそ、社会の中で、生命尊厳の思想、絶対平和の思想が広く、また深く定着していく。
<言語の力><対話の力><思想の力>で、人々の心に訴えかけ、安穏な社会を築くことが、人間的使命であり、社会的責務だ。
あらゆる旧弊を打ち破って根本から見直し、根源から出発して変革しようと動き出すのだ。
変革だからこそ当然抵抗はある。
しかし、そこにこそ新たな道が開ける。

生命軽視の流れが不幸の根本原因。
社会、世界の危機も生命倫理・生命尊厳の哲理を確信しないことに起因している。

メタファー(隠喩)は文学の核

2017年12月11日 12時16分54秒 | 医科・歯科・介護
バランスを欠いた人間形成

メタファーは、言語においては、物事のある側面を より具体的なイメージを喚起する言葉で置き換え簡潔に表現する機能をもつ。
わざわざ比喩であることを示す語や形式を用いている直喩よりも洗練されたものと見なされている。

メタファーにもいくつかタイプがあるが、比較的分かりやすい例としては「人生はドラマだ」のような形式をとるものがある。

メタファーは日常的に頻繁に用いられているもの、話している本人も気づかずに用いているものから、詩作などにおいて創造される新奇なものまで、様々なレベルにわたって存在している。

また、メタファーが用いられるのは、いわゆる"言語"(言葉)に限らない。
絵画、映画などの視覚の領域でも起きる。

メタファーは人間の類推能力の応用とされることもあり、さらに認知言語学の一部の立場では、人間の根本的な認知方式のひとつと見なされている(概念メタファー)。メタファーは、単に言語の問題にとどまるというよりも、もっと根源的で、空間の中に身体を持って生きている人間が世界を把握しようとする時に避けることのできないカテゴリー把握の作用・原理なのだと考えられるようになってきているのである。

人生は旅だ。私と一緒に旅をしてみないか?

この例などは、ひとつめの文に加えて、ふたつめの文「私と一緒に旅をしてみないか?」もメタファーであるが、ひとつめの文がメタファーだと分かるため、ふたつめも引き続きメタファーだと理解されやすい。

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全ての思考の基礎はメタファー(隠喩)的だ。
つまり文学的思考である。
科学技術と文学は相対するものではない。
自然科学の健全な発達のためにも文学は必要だ。
人間の脳は、言語の習得以前からメタファー思考をしていた。
これなしに論理も理知も発達しない。
メタファーは文学の核であり、文学の中心は歌と物語である。
メタファーを用い、歌として感情表現することで、人間は他者と結び付く。
脳科学によれば、人間精神の核である記憶は、経験の物語化なしに成立しない。
人間の認知それ自体、物語論理の構築力による文学的なものだ。
この物語構築力と歌による感情表現の力=「文学力」は、生命に根差した能力であり、育成しなければ退化・死滅する。
文学力を育てずに情報的・論理的な言語構築力が発達すると、バランスを欠いた人間形成につながる。
文学軽視という病理の根深さを知る。

強いストレスで発がんのリスク増

2017年12月11日 12時11分18秒 | 社会・文化・政治・経済
希望があれば、何があろうと戦える。
一念の変革で環境も変えられる。

強いストレスで発がんのリスク増。

写真を味わうのに言葉はいらない。

いかに国や民族、文化が異なろうと、自然や人間を愛する心は万人共通だ。

「なんで自分だけ」と嘆く。
だが、同じような体験の人がいて頑張っている。
「苦しんでいるのは自分一人じゃない」と思えた時、自分がつくっていた殻が破れる。
そして、今の自分ができることがあるなら、思いを共有したいと思えるようになれた。
正直、人の苦悩を理解することは難しい。
でも、そうした方々に少しでも寄り添える人間でありたいと思った。
苦境の時だからこそ出会えた人がいて、気付いたことがたくさんあるのも事実だ。
乗り越えなければいけないと苦しんだ時もあったが、そのまま受け入れていいんだと思えるようになった。
つらくても大変でも、楽しいこともうれしいこともある。
支えてくれる人がいた。
大切な人のためにも、自分を大事にしてほしい。
やはり自分が笑顔でいなくては、周りを笑顔にできない。
人間はそんなに強くない。
だから一人で抱え込まない。
つらかったらつらいと言っていい。
助けてくれる人は必ずいる。
一緒に頑張れる人がいれば希望、勇気も生まれるはず。

『秋刀魚の味』 小津安二郎監督の遺作

2017年12月11日 11時24分26秒 | 沼田利根の言いたい放題
『秋刀魚の味』(さんまのあじ)は、1962年に松竹が製作・配給した日本映画。
小津安二郎監督の遺作でもある。
昭和37年度芸術祭参加作品。

これまでに小津安二郎監督が一貫して描いてきた、妻に先立たれた初老の父親と婚期を迎えた娘との関わりを、娘を嫁がせた父親の「老い」と「孤独」というテーマと共に描かれている。
また、笠智衆演じる父親と中村伸郎、北竜二演じる友人たちとの応酬が喜劇味を加えている。

主演の笠は孤独な父親を見事に演じたほか、娘役の岩下志麻も快活な演技を披露し、これまでの小津作品とは違った味わいを醸し出している。
『彼岸花』『秋日和』に続いて高橋とよが「若松の女将」役で出演している。

この作品を発表した翌年の1963年、小津監督は60歳の誕生日に亡くなったため、この作品が彼の遺作となった。

1962年度のキネマ旬報ベストテンに第8位にランクインされたほか、毎日映画コンクールで東野英治郎が男優助演賞、岸田今日子が女優助演賞、厚田雄春が撮影賞をそれぞれ受賞した。1999年にキネマ旬報社が発表した「映画人が選ぶオールタイムベスト100・日本映画編」では第82位にランクインされた(同じ順位に『砂の女』、『椿三十郎』、『影武者』、『カルメン故郷に帰る』など)。

2013年、小津の生誕110年・没後50年を記念して、松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターが共同でデジタル修復を行い、カンヌ国際映画祭クラシック部門で上映された。画像の修復にはかつて小津作品で撮影助手を行ったことがある川又昂が担当した。
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本作はセットによる屋内場面が中心だ。
野外の石川台駅はわずか1分ほどのシーンながら、主旋律の寂しさをふと忘れさせる風が吹いている。
東急池上線・石川台駅ホームに立つ三浦と路子。
映画では二人の背後に丘の緑や低い家並み、校舎らしき建物が見える。
「やっぱ、奥さんには優しくした方がいいのかな」三浦
「そうね。でも、あまり優しいのも嫌ね」路子
「そうですか、」難しいな」
「フフ・・・。あ、電車来た」
と二人が、二人が夫婦の機微について言葉を交わす。
本作の時代は、敗戦からまだ15年あまり。
戦場で人間としてはいけないことをし、見てはいけないものを見た人々が大勢いたはずだ。
人間とは不条理をのみこみ、何者かを演じているのだろう。
本作が描く親子や夫婦には血が通った温かみが乏しく、どこか打算が先に立つ。
鶴谷真さん

<鶴谷さんの文章によって、母校の石川台中学と石川台駅が思い出された-沼田利根>

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キャスト
平山周平 演 - 笠智衆 サラリーマン。
妻を亡くし、長女と次男の3人で暮らす。
平山路子 演 - 岩下志麻 周平の長女。24歳。父と弟の身の回りの世話をする。
平山幸一 演 - 佐田啓二 周平の長男。路子の兄。妻と団地暮らし。
平山秋子 演 - 岡田茉莉子 幸一の妻。
三浦豊 演 - 吉田輝雄 幸一の同僚。
田口房子 演 - 牧紀子 周平の会社のOL。
平山和夫 演 - 三上真一郎 周平の次男。学生。幸一と路子の弟。
河合秀三 演 - 中村伸郎(文学座) 周平の旧友。路子の会社の上司。
佐久間清太郎 演 - 東野英治郎(俳優座) 周平のかつての恩師。今はラーメン屋を営む。
河合のぶ子 演 - 三宅邦子 河合の妻。
バーのマダム 演 - 岸田今日子(文学座) 周平の亡き妻の若い頃に似ている。
堀江タマ子 演 - 環三千世 堀江の後妻。 堀江晋 演 - 北竜二 周平の旧友。若い妻を娶っている。
「若松」の女将 演 - 高橋とよ 河合にからかわれてばかりいる。 佐々木洋子 演 - 浅茅しのぶ 周平の秘書。
渡辺 演 - 織田政雄 周平の同窓生。
バーの客 演 - 須賀不二男、稲川善一 アパートの女 演 - 志賀真津子
坂本芳太郎 演 - 加東大介(東宝) 周平の軍隊時代の部下。佐久間の店で周平とバッタリ再会する。
佐久間伴子 演 - 杉村春子(文学座) 佐久間の娘。父親の世話をしているうちに婚期を逃す。
菅井 演 - 菅原通済(特別出演) 周平の同窓生。
緒方 演 - 緒方安雄(特別出演) 周平の同窓生。

「文学の重要性信じる」

2017年12月11日 10時37分57秒 | 沼田利根の言いたい放題
英国人作家のカズオ・イシグロさん(63)

ノーベル賞で記念講演

イシグロさんは作家として原点について、5歳で英国に移住し、英国で子ども時代に両親から聞かされた日本を想像し、日本像を作っていたことだと紹介した。
20代で小説を書き初めた理由を、出生地である長崎市のわずかな記憶を残したいという「奇妙な情熱」がきっかけだったと話した。
「前進し続けていると信じていた人道主義は幻想であったかもしれないと思う」
「まだ文学が重要だと信じている。不確実な未来に重要な役割を担うためには、私たちはより多様にならねばならない」
「私たちを鼓舞する若い世代の作家に注目している。今は彼らの時代だ」
イシグロさんは、「日本と英国の文化のはざまで、人間への深い愛情を文章にしていることが分かった」早川書房の早川浩社長。
イシグロさんは1999年10月、ポーランドにあるナチスの強制収容所跡を訪ねた。
「考えました。何を気億すべきで、いつ忘れて先へ進めばいいのか。国家への記憶とは何か。忘れることでしか暴力の連鎖を止められないのではないか。危険なまでに断絶が深まっている今こそ、お互いの声を聞かねばなりません。よいものを書き、よいものを読むことで、私たちを隔てる壁を打ち壊すことができるのです」
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経済的競争、軍事的競争。
だが、人道的競争の時代はいつ来るのか。
時代は後退するばかりに思われてならない。
思想・哲学・宗教・文化
その根底にあるのは、生命倫理の問題であり、生命の尊厳。
人を導くのは教育に他ならない。
大国が起こした戦争。
植民地支配。
紛争や内乱の火種。
歴史の負の遺産に人類は翻弄され続けている。
ナチスの問題、原爆投下の問題、空襲などの非人道的問題。
加害者であり、被害者でもある。
いずれにおいても、勝者が居て敗者が不利な立場置かれていることは変わらない。
忘れること許すことができない人間の悲劇、いつ終わるのであろうか。
難民問題、貧困問題、環境破壊問題など理不尽はことが多すぎるのだ。

沼田利根

12月10日(日)のつぶやき

2017年12月11日 03時30分04秒 | 医科・歯科・介護