家族の役割

2017年12月19日 11時48分49秒 | 沼田利根の言いたい放題
「家族の役割として最も大切だと思うものは?」
「心のやすらぎを得るという情緒面」
心の支えとなる家族の存在は、自らが進む力にもなる。
家族の絆を感じるのはどんな時か。
「自宅で食事をしている時」
相手の心を知り、相手のために行動するといった人間性。
家族や仲間との共同作業から生まれたのだろう。
CSテレビのアニマルプラネットを時々観ているが、ライオン、ゾウ、サルなどは共同体でともに子育てを行っている。
一方、チーターやヒョウは単独である。
その違いは何であるのか?
餌を横どりするハイエナは、集団でライオンが捕獲した餌を奪う。
ライオンは時にハイエナやチーターを殺すが食べない。
なぜ食べないのか?
人間はアフリカ大陸で生まれたとされるが、広い地球なのになぜアフリカに限定されたのか?
ともあれ、共同体の中で人間の心が進化し、共感能力も育ったとされる。
弱い人間は武器を作り身も守り、狩りもした。
火も熾したのである。
そして料理も生まれた。


人類誕生の起源
アフリカ単一起源説と多地域進化説とが対立している。
アフリカ単一起源説では、アフリカで「最も近いアフリカの共通祖先(RAO)」である
多地域進化説を支持している科学者は世界中に分散した単一のヒト属、おそらくホモ・エレクトゥスが各地でそれぞれホモ・サピエンスに進化したと考えている。

化石の証拠はこの分野における激しい議論を解決するのに十分ではない。
人類はホモ・ハビリスの頃から石器を使い始め、次第に洗練させてきた。
およそ5万年前、現生人類の技術と文化はより速く変わり始めた。

弱さこそ大切にしてください

2017年12月19日 05時53分36秒 | 創作欄
毎日新聞「人生相談」

父親の暴力がトラウマ
22歳女性

酒を飲み、母親と怒鳴り合い、殴る蹴るの暴力を振るった父親。
布団をかぶりながら弟お二人で震えていた。

ほんとのところ、わたしたちはみんな弱い存在だと思います。
ささいなことに心を痛め、ほんの少しいいことがあれば喜ぶ。
でも、それはいけないことでしょうか。
弱いということは、繊細であるということです。
それは、微弱な電波をキャッチする能力があるということでもあるのです。
「弱さ」と無縁な芸術家はひとりもいません。
風によよぐ葦は、激しく揺れ動きます。
それでも折れることはありません。
ポキリと折れるのは、「強い枝」の方です。
弱さを自覚する人は、他人の弱さに寛大になることができるはずです。
あなたの父親は、あなたの前に弱さ(土下座してくれた)をさらけ出したではありませんか。
あなたへのそれは、お父さんの心からの謝罪だったと思います。
あなたの弱さこそ大切にしてください。
それは、あなたの宝物なんですよ。
作家・高橋源一郎さん
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徹は仲間内で同人誌をやっていた。
彼のファンだという女性の一人が、「高橋源一郎の小説のようね」と言っていた。
徹は、その作家を知らなかったが、悪い気はしなかった。
「君は、田山花袋くらいの小説家にはなれるかも」と府中図書館に勤めていた宗像孝造が言う。
徹は森鴎外や夏目漱石に心酔していたので、「宗像の奴、嫌なことを言うな」と不愉快になる。
徹は同人の一人である大園徳子に惚れていたので、ある日、大学院にいる後輩の島田次郎に「この小説読んでくれ、君の感想を聞きたい」と同人誌を出した。
島田は数行を読んで閉じた。
「実は来月結婚するです。写真が上手な先輩に披露宴の写真お願いしたいのですが・・・」
「ああ、いいよ。場所は?」
「赤坂のプリンスホテルです」
徹はそのホテルのプールで大園徳子と出会ったのであった。
アイドル歌手の一人も泳いでいた。
リアルな表現をしたいと徹は常にカメラを手にしていた。
文章にはできない映像の分野を模索していたのだ。
初めは、小学4年生の誕生日に父親が買ってくれた手の平に納まる小型カメラであった。
カメラはその後、5台試した。
文章に目覚めたのは中学1年の時に、担任の辻玲子先生の勧めによる。
玲子先生が教育大学出て、我々が初めて担任の教師になった。
徹は恋に目覚める時期でもあった。
大園徳子は、玲子先生に似ていたので思わず声をかけた。
「どこかで、会っていない?」徹は声をかけた。
「あなたは、カメラマンなの?私の泳ぐの写したようね」
抗議ではない、相手は微笑んでいた。
「何度か見かけたもので・・・」
「週に3回泳いでいるの」
キャップを外すと赤毛が髪が現れた。
二人は親しげにホテルでコーヒーを飲んだ。

カギは<地方創生>

2017年12月19日 05時41分43秒 | 社会・文化・政治・経済
日本経済を活性化する上で最大の課題はデフレ脱却です。
コマツ相談役・坂根正弘さん

1000兆円を超す国の借金。
うち300兆円くらいはデフレによる税収入減少で増えたもの。
日本の企業は、海外に活路を求め、日本に再投資しない。
日本からものづくりの力は失われるし、デフレが解消するわけもない。
日本の国力を取り戻すカギは<地方創生>と<東京の国際都市化>。
東京一極集中が問題。
多くの企業が東京に本社機能を集中し、新卒採用を一括して東京で続けている。
何よりも「東京にいるのがすべてにおいて有利」という社会構造と心理を変えることが重要。
「何一つでいい。ダントツなものがあれば、その特異な才能を伸ばすような人づくりをすればいい」
明治以降、日本の教育が進めてきた平均点主義。
そろそろ卒業の時が来ているのではないか。
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物理、音楽、体育だけがダントツな生徒もいるだろう。
それでは東京大学などトップレベルの大学へ入れない。
エジソンのような特異な才能の人材を育てることだ。
沼田利根

12月18日(月)のつぶやき

2017年12月19日 03時29分56秒 | 医科・歯科・介護