利根輪太郎の競輪人間学 予想の基本は虚心坦懐

2023年07月23日 22時26分07秒 | 未来予測研究会の掲示板

「あ~あ、今日もだめだ!」利根輪太郎の愚痴とも、嘆きとも言える「競輪人間学」の繰り返しなのである。

人間学と標榜するとおり、最終的に人間力の問題なのだ。

自分の弱点、至らなさに対して、「まだまだ」道半場の思いである。

「道半ば」は物事が不完全で未完成なさま。

まだ途中の状態で、中途半端はどっちつかずで徹底していない事。物事がいい加減でな状態なのだ。

予想の基本は虚心坦懐であるべきなのだ。

虚心坦懐とは、心にわだかまりがなく、気持ちが素直でさっぱりしていること。

取手の地元選手に期待するが裏切られる。

現実的には、思い入れであり人情、ままあることなのだ。

1-4が利根輪太郎のラッキーナンバーの一つなのに、肝心な1-4を買わずに、3-9と裏の9-3で勝負し、車券をはずしてしまう。

3-9か裏の9-3で決まると思い込んでしまっては、肝心なラッキーナンバーの1-4が介在する余地はない!

実は過去のことであるが、利根輪太郎が1-4で救われてきたことは、長い競輪人生では、忘れられない思い出の一つであるのだ。

その日は、土曜日で給料日の当日であり、松戸競輪へ向かう。

だが、運に見離されて負け続けて残りの金は1万円となる。

これでは、妻子が待つ家に帰れない!

「もう、ダメだ!」と弱気というより、地獄に向かうような絶望的な心情になってしまった。

輪太郎は競輪場の空を見上げた。

7月の空は完全な梅雨明けで、積乱雲の白い雲に覆われ、青い空が覗いていた。

次のレースは「1-4」の車券で勝負!そんなことを示唆しているような思いがしてきた。

そこで、自身の命運を賭ける賭るつもりで、1-4の車券で1点勝負!

それが、何と3万3,650円の配当!

利根輪太郎にとって、1レースで300万円を越える車券の的中は、初めてだった。

 

 

 

 

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利根輪太郎の競輪人間学 勝負するも捲り不発に

2023年07月23日 08時46分28秒 | 未来予測研究会の掲示板

途中までは順調であるが、途中で敗退のパターンとなる。

今日も用事があるので、6レースで帰ることに。

GⅢ 福井競輪 開設73周年記念 不死鳥杯

2日目(7月23日)

6レース

並び予想 8-1-6 4-7-2 3-9-5

レース評

自力のパワーは吉田が上となり、マーク杉森との茨城ワンツーだが、初日に鋭い伸びを見せた山田は立部を目標に好勝負。

3-9-1 9-3-1 3-9-5 9-3-5の3連単で勝負する。

1-3 3-1をどうする迷う。

3-9ラインは2番に抑え込まれたことが、敗因となる。

さらに、4番に外に張られて、捲り切れなかったのだ。

また、3-9ラインと合わせて、1番を軸にした場合、1-4を買えたかどうかだ。

結果 1-4 8,570円(21番人気) 1-4-3 4万3,500円(97番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 1 山田 庸平   12.0   番手一気に
  2 4 脇本 勇希 1車身1/2 11.9   併せ3角捲
3 3 吉田 拓矢 1/4車輪 11.8     捲上外凌ぐ
4 9 杉森 輝大 3/4車身 11.8     落避け外を
  5 6 桑原 亮 1/2車身 12.2     好位伸びず
6 2 坂口 晃輔 1車身1/2 12.0     展開向かず
7 8 立部 楓真 1車身 12.7   B メイチ先行
  5 中川 貴徳         4角絡み落
7 中井 太祐         4角絡み落

 

 

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アフリカ出身 サコ学長、日本を語る

2023年07月23日 08時46分28秒 | 社会・文化・政治・経済

ウスビ・サコ (著)

本書は、日本で初めてアフリカ出身者として学長となった、京都精華大学長のウスビ・サコ氏による初の自叙伝です。マリ共和国から中国を経て日本へ。「なんでやねん」連発の波瀾万丈な人生を、「ええやんか」とコミカルにふり返ります。
さらに、日本社会や日本の教育の問題点を、独自の視点から読み解きます。2020年5月、新型コロナウイルス問題について語ったインタビュー記事「コロナ問題でわかった『日本人のホンネ』」(AERA dot)が話題になりました。本書ではこの記事に大幅に加筆した内容を収載し、危機の時代の日本人の生き方を鋭く問います。
解説は内田樹さんです。

【本書「第八章 コロナの時代をどう生きるか」から抜粋】
冷静に見えて他人へのいらだちを募らせていたり、堅い職業の人が、歌舞伎町やパチンコ店でこっそり気分転換していたり、表と裏の二面性がある。プレッシャーの強いストレス社会なのだろう。
また、「自分ではない誰かがしてくれる」という気持ちが強い。サービスが整いすぎているのが日本の弱さで、知恵や能力を使う機会がなく、自ら考えて動くのが苦手で他責傾向がある。
ただ、わかっているのは、この問題は誰かが解決してくれるものではないということだ――。

[目次]
第一章赤の他人に教育されるマリ――――サコ、すくすく育つ
わが家には、知らない人が住んでいた/フランス式か、マリ式か/苦労とは何か/カムバック、文明生活/迷惑をかけ合うコミュニティ

第二章ヨーロッパだけが世界じゃない――――サコ、異文化に出会う
え、なんでアジアやねん「/中国は強い」を実感した日「/スープの国」ではなかった日本/四畳半一室、そして「やんか」/マリの住居と日本の畳「/おない」文化の謎

第三章マリアンジャパニーズとして生きる――――サコ、家庭を持つ
日本に一人残される「/ハーフ」であることはハンディか/子どもにも役割がある/日本国籍を持つマリ人

第四章十人十色の学生たち――――サコ、教鞭をとる
遊び仲間がゼミ生になった日/旅から学ぶサコゼミ「/夜通しの面談」が生む信頼/学生が教えてくれたこと/親しさと甘えは別のもの

第五章一緒に、大学をつくりたい――――サコ、学長になる
みんなとやりたいから学長になった「/私たちの職場」という自覚/精華の理念を取り戻す「/自由」を問い直す/真のグローバル教育とは何か

第六章ここがヘンだよ、日本の学び――――サコ、教育を斬る
学校に期待しすぎる日本人/平等を履き違える日本人/能力を生かせない日本人/すぐにあきらめる日本人/若者を自殺に追い込む日本

第七章大学よ、意志を持て――――サコ、大学を叱る
大学で最初に学んでほしいこと/大学は就職予備校でいいのか/大学は無償化するべきか/国に振り回される大学/その「学生のため」は真実か

第八章コロナの時代をどう生きるか――――サコ、日本に提言する
脆弱だった先進国の基盤/第二次世界大戦後の状況に似ている/国民は国を信頼しているか/政治に関心がないのに政府に依存する/教育のあり方は変わるか/他人は解決してくれない

解説・・・内田樹

サコ,ウスビ
1966年5月26日マリ共和国・首都バマコ生まれ。81年、マリ高等技術学校(リセ・テクニック)入学。

85年、中国に留学し北京語言大学、東南大学で学ぶ。

91年4月、大阪の日本語学校に入学。同年9月京都大学研究室に所属。

92年、京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程入学。99年、同博士課程修了。2000年、京都大学より博士号(工学)取得。01年、京都精華大学人文学部専任講師に就任。

02年、日本国籍取得。13年、人文学部教授、学部長に就任。18年4月、学長に就任。

研究テーマは「居住空間」「京都の町家再生」「コミュニティ再生」「西アフリカの世界文化遺産(都市と建築)の保存・改修」など。社会と建築空間の関係性をさまざまな角度から調査研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 
サコ学長曰く、日本の教育はダブルスタンダードではないかということも、私は問いかけたい。
一部の子たちが拾われていないように思える。
どんな子かと言えば自分なりの価値観を持っていたり、自分なりのやり方を持っていたり、形式を重んじたくない子だ。
その子たちは、能力がないわけでも、賢さがないわけでもないのに"ダメな子"とされ、拾われない。
その学校が育てたいと思っている生徒像や、学校の文化に合っていない子は認められないことがある。
そうなってくると、"子どものための学校"ではなく、"学校のための子ども"である。
では、拾われなかった子はどう扱われるのかというと、そこにはきちんとしたしくみがなく、認められる文化もない。
このため、拾われない子たちは"自分は社会的には役に立たない人間だ"と思い、自分の殻に閉じこもる。 教育とは"普遍的な人間をつくること"ではない。
近代教育は生産できる人間とその予備軍をつくるためのものと言える。
それゆえ生産のプロセスに乗らなければ、"いらない"使えない"人間になってしまう。
日本は、"使える人間"をつくるための教育制度が中心になっているようだが、それは、「本人が満足できる人生を送る」という教育とは全く異なるものである。
それが普通になりすぎて、誰も立ち止まって考えようとしない。
そのせいで、せっかく立ち止まった子どもが苦しんでしまうという状況が生まれているように、私には思える。
気づいた人たち、何かを変えようとする人たちは、今の日本社会にとっては「異分子」になってしまっている。
だから、スムーズに流れている現状のシステムに問題が生じたときには、その「異分子」が他に影響を与えないように、排除の論理が働いてしまう。
普通に生きていればシステムの維持に協力してしまう。
けれど、普通に生きようとせず、自分流に生きようとすれば、本当は疑問を感じるはずなのである。
今の日本人は「経済成長のための使い捨ての道具」になってしまっている。
教育も「国家のための人間」「経済成長にのみ役立つ人間」「効率と生産性のみに役立つ人間」を作ることが目的になっている。
財界+政界官界、そのバックにいるアメリカの利益にだけ使える人間を作ろうとしている。
日本人は完全に家畜化されてしまったようだ。
日本の国民が主権や主体性を持つことなどもはやないのだろう。
 
 

ラジオ番組「飛ぶ教室」での紹介をきっかけに読了。
第一章の最後「意見や行為と人格が分離していない」は我が国の特徴を言い当てており、若年層でこの分離が出来ているのは少数と思う。
一方で、ある程度の年輪を経た社会人の一定数はこれが出来ていて、彼らが企業や社会へ大きく貢献していることもまた実感している。
サコさんの言う通り、学生時代に「他者を尊重し」「自分で考える」習慣をつけることは、とても有意義と思う。
 
 
今80歳。歳をとって時代にも送れそうですが、テレビでサコさんを知って2冊本を求めました。
夢中で読んで日本人にお勧めしたいと思いました。
1冊は孫に理屈なしに送りました。
この本は大学で音楽の講師をしている60代の友達に貸してあげたら2回読みましたと。
共感してくれてうれしく思いました。
 
 
普段感じている日本の問題点を的確に捉え素直な表現で分かりやすくまとめられている良書。
教育者に読んでほしい。
ただ、世の中前向きの人ばかりではないところがまた問題なのでもある。
 
結局のところ彼もエリート家庭で育った訳なんですが、どんな逆境でもくじけない心、目標に向かって真っすぐに進めるマインドの力はさすがだなと。
傑出した語学力と、バイタリティ溢れる人生のお話はとても楽しいものでした。
最近の京都精華大学の評判が良いのは大学が持つ本来の指針に加え、彼の貢献があるのかなとも思いました。
後半はおそらくこの本の仕上げの段階でコロナ禍が蔓延し始めたからか時事ネタを含め少し混乱した編集でしたが、彼のような人材が日本で生きていきにくくなってきている政治は一刻も早く引退してもらわないと日本の未来が危ういなと思いました。
 
 サコ学長の洞察力は深く、そして流石は鋭いと私は感じました。
 個人的には第六章と第八章に私は、とても共感しました。
 
 
 
軽快な関西弁で堅苦しい日本の生き方を批判しつつも、教育を中心にどうすることがより豊かな日本へと変えられるかを真剣に考えた本。共感する部分が非常に多かった。
 
 
 
「人間は一人ではダメだ」
と「コロナの時代をどう生きるか」の章でサコ学長が語っている。
生の人間の大切さに触れる声に、ホッと息が付けた。
最近、AIやARのテクノロジーの進化が激しい。
技術ばかりが先行している。
人間不在の進化は生きにくい、と感じていたからだ。
また学長は「ここがヘンだよ」と直球で日本を斬ってくる。
「平等とは、普遍的な人間をつくることではない。
それよりも平等な機会をどう与えるかが大事なのに、
その機会がない子がいるというのは平等ではない」と学長はいう。
結果でなく機会の平等を説いている。
確かに、日本は未だに過去の産物を引きずっている。
「私たち大人は何よりも、自分たちは最適な解を持っていない
ということを自覚しなければならない」と語る。
大人である私には、今の社会を守るのでなく変えていく意識が必要だ。
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本来、自由は自分で獲得するもいのだ

2023年07月23日 08時06分23秒 | その気になる言葉

▼ゼロの状態からスタートして、尊敬される人間としての価値をつくろうと思いました。

多様化する社会で大切なことは、「人と異なる自分自身」を維持すること。足元を大切にするということですね。京都精華大学 ウスビ・サコ教授

▼大事なことは、難しいからこそ、成し遂げるてゆく喜びも大きい。

▼大切にしてきた近隣との絆は、<いざ>という時に意味を持つことになるものだ。

▼考えは、人それぞれあって当然であるが、絶対に孤立させたり孤独にしてはいけない。

▼弱い状態にいると、よそ者は脅威に映る。

不寛容の根っこには自信の喪失があり、不安が強いときほど内輪で絆を確認し合い、ゆえにますます閉じていくものだ。

▼自分の軸となるアイデンティティを固め、揺るがぬ価値を築き上げていくことが、いかに大切であるかだ。

▼自由は誰に与えられるものではない。

本来、自由は自分で獲得するもいのだ。

そして、自由には責任が伴う。

▼何もしない時間にも価値がある。

時には少し肩の力を抜き、だらだら生きることも必要ではないか。

そうしている誰かを見ても、そのまま受け入れることも大切だ。

▼誰かが幸福にしてくれる時代ではない。

共に創りあげていく姿勢がますます重要になる。

▼迷惑もかけるけど、「お互いさま」と言い合えるような、ゆるやかなつながりを持つことが、きっと人生の支えになるだろう。

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利根輪太郎の競輪人間学 何のための出目作戦なのか?!

2023年07月23日 02時58分54秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 福井競輪 開設73周年記念 不死鳥杯

初日(7月22日)

改めて思うのであるが、非凡に発想して、競輪ファンの多くが買えない車券を買い、大穴をゲットする。

それが、そもそもの利根輪太郎の出目作戦の根本目的であり、「競輪実践論」の依処であった。

依処とは、あるものに基づくこと。よりどころとすること。

だから、競輪仲間の吉田さんが「輪ちゃん、3-8取ったのでは?!」と声をこかけたのだ。

3レース

並び予想 5-2-4 1-7-8 9-3-6

レース評

皿屋は好気配をキープ。40歳になってもレースは若々しい。仕事人の坂口が番手。伊藤の後ろも仕事人の芦沢。本線撃破へ。

1番人気 9ー3(2・4倍)

多くの競輪ファンたちは、ラインの3番手選手は、不利と軽視する。

だが、本命の隣り、下がり目を買うのが、輪太郎の出目作戦。

それなのに、肝心な時に貫けない。

9-3 3-9の3連単を勝負するが、下がり目の8-3 3-8は買わなかった。

何のための出目作戦なのか?!悔やむばかり!

結果 3-8 3万1,650円(39番人気)  3-8-1 29万3,580円(268番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 3 坂口 晃輔   11.3   B自ら踏上
  2 8 桑原 亮 1車身 11.4   併走凌ぎ鋭
3 1 立部 楓真 3/4車身 11.9     牽制凌ぎ捲
  4 6 小嶋 敬二 3/4車輪 11.3     大外回して
× 5 2 芦澤 大輔 1/2車身 12.0     立部張るが
  6 4 勝瀬 卓也 1/4車輪 11.7     掬われ外す
7 5 伊藤 慶太郎 1/2車輪 12.2   B 先行捲られ
8 9 皿屋 豊 1車輪 11.6     フタされて
9 7 坂本 亮馬 3/4車身 12.0     捌き好位も

 

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