心こそ大切である

2024年02月01日 21時46分39秒 | その気になる言葉

同じ行動をするのでも、「ああ、またか、いやだな」と思ってするのか。

「よし、また福運をつけるか」と行動する。
 その小さな「差」が、人生を大きく変えていく。百八十度も変えていく。

それを教えたのが法華経であり、一念三千の法理である。
 心は目に見えない。見えないその心の法則を完璧につかんだのが仏法である。

「一念三千」は、私たち凡夫が成仏するための原理を示した変革の法理です。

中国の天台大師(智顗)が、『摩訶止観』の中で説きました。

「一念」とは、私たち一人ひとりの瞬間瞬間の生命のことです。

「三千」とは、「諸法」すなわち、すべてのものごと、あらゆる現象・はたらきをいいます。

この一念に三千の諸法が具わっており、一念が三千の諸法に遍く広がることを説いたのが一念三千の法理です。

一念三千の法理は、最高の心理学であり、心の科学、心の医学である。
感謝と喜びは福運を増す。愚痴と文句は幸運を消す。

弘教においても、「人を救いたい」「妙法のすばらしさを教えたい」という「心」のままの行動に、偉大なる福徳があふれてくるのである。

 幸福と利徳。財産や幸せに恵まれていること。

 善根によって得る利得。功徳と福利


 「心こそ大切」。これこそ至言中の至言である。
 人間は弱いもので、ふつうは、すぐに「愚痴」「負け惜しみ」「焼きもち」「落胆」となってしまう。
 しかし、信心している人は、そこが違う。「愚痴」が出なくなる。「文句」を言わなくなる。すっきりと、自分自身に生きる「強さ」ができる。その人の心は「感謝」で満たされる。
 よく、都会の人は田合に憧れ、田舎の人は都会に憧れる。独身の人は結婚に憧れ、結婚した人は独身に憧れる。人間の心理には、そういう面がある。
 しかし、幸福は「遠いところ」にあるのではない。「今、ここ」の現実との戦いによって、幸福は勝ち取っていくべきである。
 自分の地域についても、「よきところ、よきところ」とたたえ、感謝する心が、「自信」と「勢い」をつくっていく。「喜び」を広げていく。


オルフェ (1950年の映画)

2024年02月01日 11時19分26秒 | 社会・文化・政治・経済

オルフェ』(Orphée)は、1950年フランス映画

ギリシア神話オルフェウス伝説を、1950年当時のパリに置き換えて映画化したもの。

ジャン・コクトー監督の作品で、出演はジャン・マレーなど。

コクトーは本作の中に、基本となる3つのテーマを込めている

当初は、ジャン=ピエール・オーモンマリア・モンテ]が出演する予定だったという

本作の続編に、コクトーの遺作となる『オルフェの遺言 私に何故と問い給うな』がある。

美しき女たち男たち 「オルフェ」 Orphee(1950)

コクトーの描く死の世界が面白かった。

オルフェウスは死の女神に見初められて死の世界に行き、行き詰まりを感じていた詩の創作意欲を掻き立てられる。

死神(マリア・カザレス)は美しく、二人は恋に堕ち、オルフェは生の世界に戻っても夢うつつの身になってしまう。

身重の妻はそれを嘆き悲しんで交通事故死。

美しい死神は死の世界の裁判にかけられて人間と恋におちた罪を問われ、詩人との恋はなかったことにされる。

有名なマレーの写真ー鏡の中の自分に頬擦りしているようで、どんだけ自分好きなのよ!とつっこみたくなるやつーは、オルフェが死の女神様に恋焦がれている場面だったことがわかったのはスッキリな件。

それから、美人の死神のアシスタント兼運転手のおじさんも、オルフェの奥さんに恋していたという話で、なんだかコクトーって可愛い人だな、と思った。

 

鏡と手袋と硝子売りの青年

 

以上が久し振りの観賞でも印象的で面白かった(手袋がゴム手袋だったのにはびっくりした。私の記憶では革の手袋だった)。スローモーションとか、ノーランや「ヨーロッパ企画」の時間の逆行をいっぱい試してる映像とは思ってなかった。


美しい「死」の彼女の愛ゆえにオルフェをもとに戻すとは!その分、妻をもっとゴージャスかもっと清楚かもっと力強い女性にして欲しかった。

ジャン・マレーの声と顔と身体と髪の美しさに惚れ惚れというより、崇める思いになりました。

オルフェ(1950)

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感性に訴え掛けるジャン・コクトーの生と死と愛のイマジネーションが素晴らしい映画の詩

フランスの天才詩人ジャン・コクトーがギリシア神話のオルフェウス伝説を現代に移し変えた原作を自ら演出した不思議な魅力に溢れた映画。 イメージ優位の映像が詩的な神秘性に達すると、残るは不気味なほどの畏敬の念である。 (1975年12月13日地上波テレビ)

詩人コクトー独自のイマジネーションに魅せられる、物語を単に語る範疇の映画とは一線を画す傑作。 ストーリーや登場人物を現実の世界に当て嵌めて理解しようとしても納得できる答えが見つからないのに、とても面白い。

オルフェの自宅の現世と廃墟のような死の世界のコントラスト。 生と死の境界を鏡一枚で表現した演出のユニークさ。 死の世界に足を踏み入れたオルフェの動きと撮影による幻想的な雰囲気。 スローモーション、逆再生、スクリーン・プロセスなどを駆使して超常現象を詩的な表現に昇華させている。 これが映画ならではの面白さであり、映画が成し得る魅力である。

 

 
この作品を観ているとジャン・コクトーという人はホントに天才なんだなーと思います‼️
ギリシャ神話の有名なオルフェの悲劇を、現代のパリに置き換えて描いているわけですが、ラジオから冥界の詩が流れてきたり、オートバイに乗った死神が登場したり、鏡を通り抜けて行き来する死の世界とか、アイデア溢れる映像表現とモノクロ映像の効果も相まって、今観ても十分美しいと思います。

ジェラール・フィリップ、アラン・ドロンと並ぶフランスの美男子と称されたジャン・マレーも頑張ってますが、やはりマリア・カザレスの影のある美しさですね。

もうホントに死の国の王女にしか見えません‼️「美女と野獣」もそうでしたがジャン・コクトー監督はホントにスゴい‼️これで詩人で小説家で画家なんだから、一物も与えられてない者はどうしたらいいんだろう(笑)

 
逆再生や鏡のトリックを使っていて

とにかく楽しく観れた一作。
毎シーン、これどうやってんだ? って
考えながら観るのも楽しい。

マリア・カザレス演じる“死“の格好良さよ。
“死“たちの関係もよくて、
ラスト退場するシーンも良かったですな。

手袋買ってオルフェごっことかしたくなる映画でした。

実に70年前の映画なのだが、未だ健在? の鏡を出入り口とするあの世とこの世を出入りする物語。 殺し屋は何故かオートバイでやって来るのが新鮮。 そして、身重の妻がありながら、冷たい美貌の死神に抱く詩人の恋心。 でも死神様は、自ら犠牲となり、詩人夫妻を元の鞘に戻す。


フランス文学の様に、単純でない複雑な男と女の感情が織りなす模様に、言わばSF的に死後の世界をも描いていて妖しい魅力を放っていた。 鏡の中に、水に浸かる様に入り込む描写は出色。 最後に、カミュの愛人だったというマリアカザレスの静かな情熱的な美貌が余韻として残った。

 
    コクトーは ドイツ占領下のパリと 自分の身に起きたことを、オルフェウス伝説に絡め 映画にしたようだ

死神、黒い高級車、冥界での査問委員会はナチスを連想させ (でも 車はロールスロイスなのだ! )
使い魔の様なバイク乗りは 暗殺者、親衛隊のイメージだろうか

冒頭で死んでしまう新進気鋭の詩人セジェストは
夭折の天才レイモン・ラディゲに、
死神に誘惑されてしまう詩人オルフェは
ラディゲ亡き後、衝撃のあまり阿片中毒になってしまった コクトーに重なる

詩人カフェでの疎外感、つけ狙う新聞記者、彼を告発する知人、押し寄せるファン、 オルフェを殺してしまう文学青年達に コクトーの苦悩が見られる

そんな中、映像表現では 様々な工夫がされている
鏡が大きな役割を果たすが〈 鏡 × ジャン・マレー 〉の取り合わせに うっとり…

 
死神の王女役のマリア・カザレス!

彼女の美しさだけで観る値打ちがある
小柄であり得ない程に細く華奢、知的な面立ち
白い肌に黒い長い髪、切れ長の大きな瞳
正にこの世のものではない美しさを体現している
彼女はフランス共産党の理想を象徴している存在だ
だから限りなく美しく描かれている

物語りはギリシャ神話をそのまま現代に翻案したもの
鏡を通り抜けて向こう側の死の世界に行き来するシーンは単純な特撮ながら効果的なイメージを提供して、戦後まもなくとは思えない

地獄の査問委員会、王女、ラジオから流れる詩文による暗号文、乱数、モールス信号
これらはおそらく戦時中の地下抵抗組織の記憶によるものだろう
正確にいうならば、フランス共産党の地下組織だ
ソ連からの指令に基づき表の世界の抑圧者を排除せよだ
詩人などのフランス… 続きを読む

キャスト
 
役名 俳優  
     
オルフェ ジャン・マレー      
ウルトビーズ(運転手) フランソワ・ペリエ      
プリンセス マリア・カザレス      
ユリティス マリー・デア      
セジェスト エドゥアール・デルミ      
アグラオーニス ジュリエット・グレコ      
警察庁 アンリ・クレミュー      
新聞 記者 ロジェ・ブラン      
ナレーション        

 

関連項目

 


自分が今いる、その場所から!

2024年02月01日 09時10分52秒 | その気になる言葉

▼人生には、壁を破り、立ち上がるべき時がある。

今が、その時なのだ。

決然と立ち上がるのだ。

自分が今いる、その場所から!

▼「真剣の一人」が突破口を開く。

後継の人を育み前進を。

▼自身の目標に果敢に挑戦しながら、新たな前進の節を刻んでいく。

▼地域のつながり希薄化や単身世帯の増加を背景に、孤独や孤立が深刻化している。

▼孤独・孤立を<常に感じる>政府の調査では、20代と30代が高く、若い世代に孤独感が広がっていることが明らかになった。

「頼りたくも頼れない」という若者にとって、安心できるつながりやす居場所が必要となっている。