▼人間の関係は鏡だ。自分の心は、相手に映り、相手の心に映る自分の姿が、また自分の心に映る―鶴見祐輔「バイロン」
▼精神は剣よりも強氏―ナポレオン
▼艱難に優る教育なし―ディズレーリ
▼「新日本の新しき生命を呼ばひ起こす英雄児は、いまどこに居るのだ」
「私は理想としては、世界に於て、人間と貨物との自由なる移動が起こらねばならにと思ふ」
「かかる漠然たる空想に、体系を与へ、整然たる具体案として現実の世界に完成する人が、私の期待する新しき英雄なのである「英雄待望論」
「理想の世界に於いて、先に日蓮あり」「昭和日本は、この思想を全日本的になさんとしつつある」「日蓮はすべての日本人の中に生きている」鶴見祐輔は日蓮を英雄視した。
▼読書を通じて強い人格を築き、人生を切り開いていく。
「読書は偉人への道」
「良書を読め 悪書を叩け それが正義の人なり」
良書の基準の一つは、「ものの見方を教えられる」ような本である。
悪書とは、偏った味方を煽るようなものであり、時の精査に堪えないものだ。
鶴見 祐輔 (つるみ ゆうすけ )は、官僚 政治家 、 著述家 。 衆議院議員 (4期)、 参議院議員 (1期)、 厚生大臣 。
一高時代には英語教師だった夏目漱石の薫陶を受ける。
東大在学中に、自身の一高卒業後に一高の校長に就任した新渡戸稲造に心酔し、師事。
語学に長けていた鶴見は、1911年9月に新渡戸の秘書として初めて渡米、その後も国際会議への出席や後藤新平・新渡戸らに随行しての海外視察などでたびたび外国へ出張し、その経験をもとに旅行記や随筆を出版した。