待望の春が来た。
微風(よそかぜ)も、緑も、霞も、皆、吾等(われら)の生命力に、呼吸する如し
▼常に「相手に寄り添う」「状況を知る」「個性を尊重する」ことに徹する。
▼宗教のために人間が存在するのではなく、人間のために宗教が存在する。
▼知恩・報恩とは、<今の自分があるのは自身が関係する人々のおかげ>であり、その感謝の心から、<今度は自分が人々のために尽くしていこう>とすることだ。
だからこそ、目の前の一人を大切にすることができる。
その人は、孤独の苦悩から離れ、達者との心の交流を築いていける。
そして境涯を開き、自他共に人間性を豊かにすることができる。
▼報恩の行動は、人々を善の関係で結びつける、開かれた精神の振る舞いである。
<無縁>や<孤立化>が憂慮される社会にあって、人間性を復興させる行動原理こそ、報恩なのだ。