歌手・美輪明宏(88)が24日放送の日本テレビ系「世界を変えた20人のアーティスト」(午後7時)に出演。MCの黒柳徹子(90)と共演した。
2人はデビュー当時からの友人で、黒柳にとって美輪は「何でも相談すると答えてくださる」存在。ある時、美輪が舞台で歌ったシャンソンに感激し「教えて」と電話すると、美輪は電話口で同じ曲を延々と歌ってくれたという。
番組では美輪が、同性愛者の友人の自殺をきっかけに偏見と闘うことを決意し、雑誌のインタビューで同性愛を公表したことを紹介。美輪は当時を「人間同士が愛し合うことにどこが違うんだ、これは戦わなきゃいけないと思ったのね」と振り返り「雑誌社の人がそんなことを言ったら葬られる、ダメですよと言った。記者の厚意で一度マイルドな表現に変えられた。でも、いいんです、書いてください、それで死ぬ人が一人でも減ってくれば。私はその人たちのために戦います、と」と、強い覚悟を持っていたことを明かした。
当時のことをどう思っていたか聞かれた黒柳は「この方がおっしゃってることは、とても正しいと思ってましたよ。だから友達なの」と笑顔で応じていた。