斎藤元彦のパワハラ疑惑がデマだった?!

2024年11月21日 23時38分37秒 | 社会・文化・政治・経済

 

「兵庫県知事」の言動に世間が覚えた違和感の正体職員への異様な要求は"霞が関文化"の副産物か


告発文書を送った元幹部については、「嘘八百」「公務員失格」と記者会見で断じた。

その元幹部は自殺とみられるかたちで死亡し、「公開パワハラ」(上智大の奥山俊宏教授)といった批判が高まっている。

「政策は本来チームでやらないとうまく進まない。公の場で嘘つき呼ばわりした時点で、仲間を仲間と思わない考え方が明らかだ。知事としての適性を欠く」(先の総務省幹部)。

職員向けアンケートでは、「瞬間湯沸かし器」と呼ばれていたことも明かされた斎藤知事。

百条委で自身の性格を問われると、「仕事とかにミスがあったりするときに短気な面がある」と認め、「県民にとってよい仕事をしたいとの思いでやっていた」と語った。

だが、前出とは別の総務省幹部は「真面目な人こそ、いろんなストレスがかかる中でパワハラ的言動をやってしまいがちだが、それは知事としてのマネジメント能力の欠落を意味する」と突き放す。

繰り返す「官僚的」答弁

世論の批判が高まる一方、斎藤知事は自身の辞職を再三否定してきた。2021年の知事選で県民からの負託を受けて当選したことを理由に、「さまざまな批判はあるが、真摯に受け止め、県政を前に進めていくのが責任だ」といった趣旨の発言を繰り返している。

斎藤知事の発言で目立つ紋切り型のレトリックに、知事選で斎藤知事を支持した日本維新の会の吉村洋文共同代表は7月の記者会見で、「官僚的な言い方ではなく、もっと自分の言葉で1個1個正面から伝えていくべきだ」と苦言を呈した。

百条委では、委員を務める県議が「知事の答弁にいくつかパターンがある気がしている。例えば、「『認識はない』は『自覚はあるけど見解の相違』。『(職員を)きつく注意した』は『記憶はあるが正当だ』。

『業務上の指導』は『当然の対応』。私は、こういうふうに捉えている」と皮肉る場面もあった。

「『この件はこういう方針でいく』と一度決めると、それ以外言えなくなる。過去との整合性を大事にし、いったん決めた方針からスタンスを変えないのは、まさに官僚的だ。それは『絶対に知事を辞めたくない』というところから来ている」(総務省関係者)

日に日に辞任を求める包囲網が狭まる斎藤知事。議会、職員との間の「ズレ」が埋まらないまま、兵庫県政の混乱は深まっている。

茶山 瞭 東洋経済 記者
 

 

 

 


生きる力を引き出す

2024年11月21日 23時29分46秒 | その気になる言葉

「みらいい」では、全ての子供に強みがあると考え ています。 強みの見つけ方は人それぞれで、好きなことが そのまま強みになる子もいれば、これからの学びの中に新たに自分の興味を見つける子もいるでしょう。 大切なことは、幅広い選択肢の中から子供が自分で興味を見つけていくことだと考えます。 みらいいはそのための機会になることを目指しています。

子どもに「生きる力」を育むためには?

親の学び
公開日:2021年10月9日 
 

2020年度施行の学習指導要領では、知・徳・体にわたる「生きる力」を子どもたちに育むことを目指しています。全ての教科の目標・内容が「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」へと再整理されました。
受け身だと決して身につかない、子どもたちが自分で考え、自分で決められる「生きる力」を育むために必要なことをまとめました。

 2020年度施行の学習指導要領では、知・徳・体にわたる「生きる力」を子どもたちに育むことを目指しています。

「何のために学ぶのか」について全ての教科の目標及び内容が「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱で再整理されました。

受け身だと決して身につかない、子どもたちが自分で考え、自分で決められる「生きる力」はどのようにして育んでいくのでしょうか。

「生きる力」がなぜ必要なの?

現代は、社会の変化のスピードが速く、人々の価値観も多様化しています。そんな時代に、幸せに生きるために必要なものは与えられる知識や技術だけではありません。

自分たちが幸せに生きるために必要なことを、自ら考え、自ら行動する力が必要なのです。これが「生きる力」です。

そのため、これからの学校教育は知識を教え込むだけではなく、対話型の授業となり、考える力や表現力を引き出す授業になっていきます。子どもたちは、目的を持ち、必要な知識を選び取り、改善しながら協働的に目的達成を行っていくのです。

表現力、考える力、コミュニケーション能力が「生きる力」として評価されていくので子どもたちのそれらを鍛えていかなければなりません。

これにより学校の先生はもとより、家庭での教育が、今よりもっと工夫を必要とされる可能性があります。家庭環境による格差ももっと広がっていくのではないでしょうか。

生きる力を育むための学校教育

全ての教科の目標及び内容を「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱で再整理した学校教育ですが、特に「思考力、判断力、表現力」にしぼって学校での取り組みを紹介していきます。

アクティブラーニングで身につく「生きる力」


新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」であるアクティブラーニングが「生きる力」を育むために重要であるとしています。そのためにアクティブラーニングは積極的に授業に取り入れられていきます。

アクティブラーニングは従来のような先生の話をただ聞くだけの受動的な授業ではなくて、積極的で能動的な授業です。自分で課題を見つけ自ら疑問に対する答えを調べることで思考力を伸ばすことができます。

子どもたちが主役となる授業を受け、自分のやりたいことが見つかり、もっと知りたい、そして将来はこれを仕事にしたいと夢を描けるかどうか。子どもたちが自分の好きなことを形にしていきたいと早いうちに気づければそれが「生きる力」となります。

アクティブラーニングについて詳しくはこちら。
アクティブラーニングとは?小学校の事例を詳しく解説!文部科学省の推進理由も

プログラミング的思考で身につく「生きる力」


2020年から小学校で必修化されたプログラミング教育は、高度なプログラミング言語を操るような専門的な知識をつけるわけではありません。IT技術を学ぶのではなく、プログラミング的思考を育むことが目的であるとされています。

小学校の教室では簡単な子ども向け学習ソフトを使ってプログラミングを行い、子どもたちは友達よりも速くパソコン上のキャラクターを動かすためにどうしたらいいかなどの作戦を考えます。自分のプログラミングのどこを修正すべきかをよく考えることで、順序立てて考える力がつくのです。プログラミング教育の目的は論理的思考の習得にあります。

将来、人間の仕事をAIやロボットが代替できるようになるといわれています。その時、わたしたちの研ぎ澄まされた発想力や思考力がAIやロボットに負けない「生きる力」となりうるのです。

外国語教育で身につく「生きる力」

①基礎をしっかり
アクティブラーニングやプログラミング的思考、外国語などの新しい取り組みも大事ですが、学力の基礎や生活の基本をしっかりと学ぶことはこれまで同様に大切なことです。学力の基礎を身につけることで子どもたちは自分自身の力で学び、考える力を養います。 

また、基本的な生活習慣を身につけさせるべく、学校では道徳教育にも力を注いでいきます。

②豊かな心、健やかな体
当然ながら豊かな心や健やかな体の育成も目指していきたいものです。運動を通じて体力を養い、健康的な生活習慣を形成することは子どもたちの「生きる力」につながるとても大切なことです。

③体験活動
さらに、体験活動の充実があれば、他者、社会、自然、環境と関わる中で自ら考え、行動し、仲間と協調することを学んでいきます。そのことで自分への自信や社会性、コミュニケーション能力の向上などを身につけ、それが「生きる力」につながります。

モンテッソーリ教育は「生きる力」を育む

モンテッソーリ教育では、子どもの主体性を何より大切にし、大人は基本的に環境整備をする見守り役です。大人が手出し口出しをひかえて、子どもの中にある自分でやりたい、自分で知りたいという気持ちを伸ばすことは子どもたちが「生きる力」を育むのに最適だと言えるでしょう。


 

家庭では「生きる力」を育むためにどんなことができる?

①好きなことはどんどん
家庭ではぜひ子どもが好きなことはとことんやらせて、子どもが満足するまで打ち込ませ、自分で考えさせ、家族との話し合いの経験をたくさんつませましょう。そうすることで問題解決能力を伸ばすことができます。

②素朴な疑問を大切に
子どもの素朴な疑問に対して、お父さんお母さんが答えを知っていればすぐに答えてあげましょう。また、その後「それはどうして?」と子どもが興味を示したら「なぜだと思う?」と子どもに考えさせると思考力が高まります。

③何ごとも経験
おつかいを頼み、交通手段の計画を子どもに決めさせるなどすると失敗することもあるかもしれませんが、判断力を磨く良い機会です。なるべく口出しをせずに見守りたいものです。また、ボランティア活動は、生命の大切さ、他人を思いやる心の成長に役立ちます。

④会話や絵本で親子のコミュニケーション
親子の普段の会話や絵本の読み聞かせを通して、生きる力に大切な表現力を伸ばすことができます。絵本の読み聞かせは特に語彙を増やすことができますし、親子の盛り上がる会話によっても言葉の表現力がますます磨かれます。

そして、自己肯定感を育めるよう、自分に自信が持てるようにたくさんの愛情を注いでいくことは子どもたちの「生きる力」を育むことになるでしょう。

これまでは想像もできなかった予測困難な未来を担う子どもたちの「生きる力」のために、お父さんお母さんができることはたくさんあります。子どものやる気や自信をどんどん引き出して見守り、支えていきましょう。学校の「生きる力」を育てる教育に合わせて、家庭でもさまざまな工夫をして子どもたちの「生きる力」を育んでいきたいものです。


<自分には、まだ知らないことがある>

2024年11月21日 22時55分06秒 | その気になる言葉

▼まず、腹を決めることだ。

その強き一念が勝負を決める。

▼ひとだびやると決めたことは、絶対に途中で投げ出さない。

勝つべき相手は、他の誰でもない。

自分自身である。

逃げたい気持ちと戦いながら、努力をし続けるのである。

▼どんな状況であったとしても、諦めなければ夢はかなう。

<自分にはとてつない使命がある>と自覚する。

▼内なる変革は、<頂のない山登り>と同じである。

<自分には、まだ知らないことがある>

自分の<無知>を受け入れることは、時には勇気がいるかもしれない。

しかし、学びの姿勢こそ、自身の世界を広げるこことなる。


利根輪太郎の競輪人間学 振り出しに戻る

2024年11月21日 22時28分45秒 | 未来予測研究会の掲示板

昨日は、3-5の3連単勝負で敗れた。

当然、その口惜しさを、次の勝負のバネにすべきだった。

だが、その後に負けを挽回したことで、3-5での勝負の口惜しさを忘れる結果となる。

FⅠ 大宮競輪 KEIRINKEIRINフェス・サンスポ杯

11月21日

9レース

並び予想 6-4-1 2-7 3-5 

レース評

埼京ラインは折り合って安倍−鈴木−中田の並び。ならば鈴木−中田で番手捲りを敢行して◎○。横山は川越次第

4-1の3連単で勝負する。

この時点で、別線の5-3ラインを軽視していた。

さらに、利根輪太郎のラッキーナンバーの7-2を抑えにした。

4-1(4・5倍) 7-2(14・3倍)

利根輪太郎は、昨日の大宮の9レースでは3-5の3連単で勝負して悔しい思いをしたので<3-5を追いかけぞ!>と意気込んでいたのに、4-1と7-2の3連単に拘ったしまったのだ。

予想行為を中断して、あくまでも、負けた車券に拘り続け<追いかける>ことこそが、利根輪太郎独自の出目作戦なのだが・・・

肝心なことが、実践できなかったことが、非常に悔やまれた。

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 3 渡邉 一成   14.1 S  
2 5 櫻井 祐太郎 3車身 14.5 B  
3 1 中田 健太 3/4車身 13.9      
× 4 7 横山 尚則 3/4車身 14.2      
5 4 鈴木 玄人 3/4車身 14.4      
  6 6 安倍 大成 大差        
2 川越 勇星          
 
2

未発売
2

3=5
1,620円(8)
3

1=3=5
2,340円(10)


1=3
580円(9)
1=5
980円(15)
3=5
750円(10)
未発売
3-5
2,300円(7)
3-5-1
11,270円(38)

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自他共の幸せ

2024年11月21日 22時09分09秒 | その気になる言葉

「<自分だけの幸福>もなければ、<他人だけの不幸>もない」

自分を後回しにするのではない。

自身の成長こそが周囲の人々や環境を変えていく出発点となる。

人間として立派に成長すればするほど、より多くの人に影響力を及ぼすことになる。

人間としての<劣化>こそが、いじめのやパワハラの最大の要因なのだ。

多発する凶悪な強盗事件・犯罪も人間そのものの劣化の反映なのだ。

若者たちが、ますます安易に犯罪に加担するのは、教育現場での<人間教育の欠如>そのものなのだ。

 

 

 

 


いじめ対策の強化へ

2024年11月21日 21時41分40秒 | 社会・文化・政治・経済

2023年度認知されたいじめは73万2568件。

過去最多を更新し、いじめのよる自殺は不登校などの「重大事態」は1306件で、前年度で4割以上増加。、なぜ、いじめは増加しているのか?

いじめは、次のような理由で増加していると考えられています。
  • 新型コロナの影響で自粛していた部活動や学校行事が再開され、接触機会が増えたこと
  • いじめの定義やいじめの定義に関する理解が広まったこと
  • SNS等のネット上のいじめに対して積極的に認知を行ったこと
     
    また、いじめは、次のような原因によって発生することもあります。
  • 核家族や一人っ子家庭の増加により、自分以外の家族との関わり合いが希薄になること
  • 親の過保護や過干渉による子どものストレスや不満
     
    いじめは、精神にストレスを与え、子どもの将来に悪影響を与える可能性があります。長期的に渡っていじめを受け続けると、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する可能性が指摘されています。
     

    生徒の問題

    いじめられてしまう側は、対人関係を得意としていないことや、ほかの生徒に対する思いやりが欠如していることより、いじめが起こると考えられています。

     

    一方で、いじめる側の子どもが、満足感や成し遂げたという達成感を得ることが少なく、いじめによってそれを得ている可能性もあるでしょう。

     

    また、不満やストレスを感じた時に耐性がなかった場合、ほかの子どもを不満やストレスのはけ口として、いじめてしまうこともあります。

    家族の問題

    核家族や一人っ子家庭の増加により、自分以外の家族との関わり合いが希薄になること、親の過保護や過干渉による子どものストレスや不満なども、いじめの原因と考えられています。

    また親の価値観が多様化したことによる、思いやりや規範意識を重視しない姿勢や、協調性のなさなども子どもに影響するでしょう。

     

    そのため、いじめの原因が子どもにあった場合、いじめという行為に至ってしまう原因が、子どもの家族にもあると考えられています。

    学校の問題

    いじめに対する教師の認識や、生徒とのコミュニケーション不足といった、教師側の問題もいじめの原因と考えられています。

    また、価値観が一つに限られるような環境では、その価値観が劣っている生徒を差別するといういじめが起きやすくなってしまうでしょう。

    いじめた子どもに原因があるだけでなく、教師や学校のあり方によっても、いじめを助長してしまうような環境になってしまうことがあります。

    一度いじめが起こると、長く同じ子どもばかりがいじめられてしまうことがあります。いじめが継続する原因は、周囲の子どもが自分へのいじめを恐れてかかわろうとしない、自分には関係ないといった態度で傍観してしまうことです。

    生徒が止めなくても、本来は教師がいじめをやめさせなければなりません。しかし、教師自身がいじめられた子どもやいじめた子と関係を築いており、それを崩すのを恐れて指導できないことがあります。

    今のクラスの雰囲気を壊したくないと、強く非難しないこともあるでしょう。

    いじめが起きることには、生徒・家族・学校それぞれに原因があります。これらの原因が重なりあえば、一般的な環境よりもはるかにいじめが起きやすい環境になるでしょう。

    いじめが起きやすい環境とはどういう環境なのか、紹介します。いじめが不安な場合は、これらの環境に心あたりがないか考えてみましょう。もしすでにいじめの問題がある場合は、こういった環境を変える

    ことを検討するのがおすすめです。

    大人が子どもを見ていない

    先生が多忙で生徒とコミュニケーションがとれない状況や、先生の目が行き届かない時間帯や場所で、いじめが起きやすくなっています。

    先生がいる目の前で、いじめをしようとする子どもはあまりいないでしょう。しかし周囲の生徒が恐れや無関心から傍観している状況であれば、先生がいなくなった休み時間の教室や、先生が普段いない廊下や階段などでいじめが起きやすくなります。

    多様性や違いを認めにくい

    生徒が同一になることを求めるような環境、はみ出る生徒を認めないような環境でも、いじめは起こりやすくなります。

     

    これは同じようにできない子どもを排除したいと、子どもたちが考えてしまうことが理由でしょう。この場合はいじめられる側にも原因があると、いじめる側が考えてしまい自己を正当化してしまうため、いじめを辞めさせることが難しいでしょう。

     

    また生活指導が厳しく、一人が失敗するとクラス全体に連帯責任を問うような環境では、失敗しがちな子どもに対するいじめが発生しやすくなります。

    上下のラベリング

    生徒にわかりやすいラベリングが作れる環境は、生徒同士が簡単に上下関係を作ってしまうため、いじめが起きやすくなるでしょう。

     

    たとえば、進学校やスポーツの強豪校のように、価値観がテストのできやスポーツの結果などわかりやすく限定的なものであった場合、できる子どもとできない子どものラベリングがしやすくなります。

     

    その結果、できる子どもができない子どもをいじることがあるでしょう。いじりはやがて、いじめへとエスカレートする可能性があります。

    いじめをしてもよいと子どもが認識している

    いじめをしてはいけないことは、子どもも理解していますしかし親や先生がいじめを目撃しても見て見ぬふりをしたり、いじめている子どもを叱ったりしないでいると、いじめをしてもよいと勘違いして、いじめやすい環境になってしまうでしょう。

     

    大人が「いじめられる側にも問題がある」、といったような発言をした場合も同様です。このような対応は、いじめられる側が悪いと子どもが認識してしまいます。

     

    また、厳しい生活指導や体罰が行われているような環境でも、子どもが同じようにしてよいと考えるため、いじめは起こりやすくなります。

    ストレスが多い

    いじめの原因には、ほかの子どもをストレスのはけ口にするという理由があるため、子どもにとって不満やストレスが多い環境は、いじめが起きやすいでしょう。

    なかでも、いじめに向きやすいストレスは、友人関係、勉強やスポーツでの競争、嫌なことがあった時の不満や怒りなどです。

    ストレスが多いと、それだけで子どもは攻撃的になりやすいでしょう。さらにいじめをしてもよいと勘違いするような環境があれば、いじめへのハードルは低くなります。

    子どもがいじめられた時に保護者ができる4つのこと

    もし、子どもがいじめられたとき、保護者は子どもを守るため、周囲に働きかけることが大切です。いじめはエスカレートしやすいため、気づいた時点で早めに動くようにしましょう。

     

    加害者にいじめをやめさせ、いじめ問題を解決させるためにはどうすればいいのか、誰に相談できるのか紹介するため、参考にしてみてください。

    先生に相談をする

    子どもがいじめられていると頼ってきた、あるいは保護者が自ら気づいた場合は、まずは先生に相談し、対応してもらいましょう。相談する相手の先生は担任ではなく、前の担任の先生やほかの先生でも構いません。

はじめに
いじめは,いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し,そ
の心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず,その生
命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものである。
本基本的な方針(以下「国の基本方針」という。)は,児童生徒の尊厳を保持
する目的の下,国,地方公共団体,学校,地域住民,家庭その他の関係者の連
携の下,いじめの問題の克服に向けて取り組むよう,いじめ防止対策推進法(平
成25年法律第71号。以下「法」という。)第11条第1項の規定に基づき,
文部科学大臣は,いじめの防止等(いじめの防止,いじめの早期発見及びいじ
めへの対処をいう。以下同じ。)のための対策を総合的かつ効果的に推進するた
めに策定するものである。

自殺など深刻な事態を防ぐために体制を急ぐことだ。全国の虐め認知2023年73万2568件。

自殺や不登校など「重大事態:は1306件で、前年度に比べ4割以上増加している。

いじめ問題に対する基本認識を学校全体で共有し,いじめを見逃さない仕組みを構築する
とともに,学校や教育委員会のみでは解決できない事案については警察等の関係機関に速や
かにつなぐなど,組織的ないじめへの対応の徹底をお願いします。
4文科初第483号
令和4年5月17日
各都道府県教育委員会教育 長
各指定都市教育委員会教育 長
各都道府県知 事
各指定都市 長
附属学校を置く各国立大学法人学長 殿
附属学校を置く各公立大学法人学長
小中高等学校を設置する学校設置会社を
所轄する構造改革特別区域法第12条


第1項の認定を受けた各地方公共団体の長
 文部科学省初等中等教育局長事務代理
文部科学審議官 丸山 洋司
( 公 印 省 略 )


日本原水爆被害者団体協議会の歴史

2024年11月21日 20時58分12秒 | 社会・文化・政治・経済

原爆投下から約10年、原爆に関する報道は、占領軍に統制され、日本政府による援護措置はなかった。

相談する相手(組織)もなかった。

手記「空白の10年」には、それらに対する苦闘がつづられていた。

原爆症の障害で働けない人々は、理不尽にも「怠け者」とののしられていた。

さらに、「原爆症は遺伝する」「子どもができない」などの風評から、就職、結婚で差別され続けたのだ。

このため、多くの人は「被爆したことをひた隠しにしていこいてきた。

今回のノーベル平和賞は過酷な体験を生き抜いて全ての原爆被害者への授与は、核兵器廃絶の逆行する流れへの警鐘と捉えたい。

結成宣言 = 世界への挨拶

日本被団協結成大会(1956年8月10日)宣言

 原爆から11年あまりたった今になって、私たちは、はじめてこのように全国から集まることができました。

あの瞬間に死ななかった私たちが今やっと立ち上がって集まった最初の全国大会なのでございます。

今日までだまって、うつむいて、わかれわかれに、生き残ってきた私たちが、もうだまっておれないでてをつないで立ち上がろうとして集まった大会なのでございます。

 私たちがこのような立ち上がりの勇気を得ましたのは、全く昨年8月の世界大会のたまものであります。

あの大会で同胞の皆さんや、世界の皆さんたちにかすかな声が聞きとられて、私たちに温かいまなざしが向けられ愛の手がさしのべられはじめてから、私たちは急に元気づいてまいりました。

私たちはこの機会に全世界の皆さんたちに心からの感謝と立ち上がりの決意とを披瀝したいと存じます。

 又、私たちのこの感謝と決意の言葉は、あの瞬間に無残な死をとげ、又、その後のろうべき原爆症でつぎつぎに死んでいった30数万の父や母、息子や娘、夫や妻たちの声なき声に代っての言葉としてお受けとりいただきたいのです。

 

 私たちは今日の集まりで亡き人々をしのび、又長い年月のかぎりない思いを互いに語り合いました。

しかし、私たちの胸につもったかなしみと怒り、悩みと苦しみについてのつきることもない語り合いは、決してひとときのなぐさめや、きやすめのためではありませんでした。

手をつないで決然と立ち上がるためにほかなりませんでした。世界に訴うべきは訴え、国家に求むべきは求め、自ら立ち上がり、たがいに相救う道を講ずるためでありました。

 かくて私たちは自らを救うとともに、私たちの体験をとおして人類の危機を救おうという決意を誓い合ったのであります。

 私たちは今日ここに声を合わせて高らかに全世界に訴えます。人類は私たちの犠牲と苦難をまたふたたび繰り返してはなりません。

破壊と死滅の方向に行くおそれのある原子力を決定的に人類の幸福と繁栄との方向に向わせるということこそが、私たちの生きる限りの唯一の願いであります。

 それにもかかわらず世界の現状はかえって水爆競争時代に入ったかのごとく広島、長崎の原爆に千倍の威力をもつ水爆の実験さえ行われています。

私たちが「止めてくれ」と血の叫びを挙げているにもかかわらず、水爆実験は冷然として行われつつあります。

原爆以来放射能の病いのおそろしさに直面してきた私たち、今年になってからだけでも早くも広島、長崎で数名の人たちが放射能の病いで死んでいった姿をまのあたりに見た私たちが、空気や水を放射能で汚染する水爆実験をどうして黙って見ておられましょうか。

私たちはもはやいかなる力の前にも黙っていない覚悟です。

 私たちは、遂に集まることができた今日のこの集まりの熱力の中で、何か「復活」ともいうべき気持ちを感じています。私たちの受難と復活が新しい原子力時代に人類の生命と幸福を守るとりでとして役立ちますならば、私たちは心から「生きていてよかった」とよろこぶことができるでしょう。

 私たちの感謝と決意を披瀝して、この大会から全世界におくる挨拶といたします。

1956年8月10日/第2回世界大会二日目/日本原水爆被害者団体協議会


「滋賀銀行9億円横領事件」のドラマ

2024年11月21日 09時54分26秒 | 社会・文化・政治・経済

滋賀銀行九億円横領事件 女の決算

 

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滋賀銀行の模範女子行員による
史上空前と言われた 犯罪金額9億円・横領事件のドラマ化です。
(当時の9億円は 現在に換算すると22億円になるそうです)


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徳村麻子 (大楠道代)


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花形 (火野正平)

昭和41年 (1966)
滋賀銀行・山科支店の 徳村麻子(35歳)は
その前の支店から数えると 18年間在職のベテラン行員だった。


麻子はこれまで 恋愛経験が無かった。 

これは幼い頃、夫が愛人をつくって出て行ったことで
極度の男性不信になった 母親の強い影響があり
麻子の姉も独身だった。

しかしある雨の夜、麻子は偶然乗った
タクシー運転手の花形(25歳)と知り合い 付き合うようになる。

10歳も年上であることに 引け目を感じていたが
彼は 歳なんか関係ないよ、と 優しかった。

花形は故郷の下関で 兄と海産物の仕事をやっていて
そちらが景気が良く 小遣いに困らないからと
今はタクシー運転手も辞めて 競艇に夢中だった。



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しかし花形は 次第に麻子のお金をアテにするようになり
競艇だけでなく、車を買ったり、
ホテルや食事代のすべてが 麻子の持ち出し。

それまでの銀行勤めで こつこつと貯めていた貯金は
瞬く間に底をついた。 


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けれど麻子は 幸せだった。
この恋は自分にとって 最初で最後の恋だと思っていた。


しかし貯金が無くなると 麻子の給料だけでは
到底、花形を満足させることは出来なくなり
お金を渡せないと 花形は別れを匂わす。


遂に麻子は ある顧客の20万円の定期預金を
偽造証書で途中解約する、という犯罪に手を染めた。

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「とうとう知らん人の お金に手をつけてしまった」
 


そしてこれ以後、定期の途中解約や
架空名義の預金を作っては 解約を繰り返し

現実に解約が入り、発覚しそうになると
別の定期を解約して穴埋めをする、自転車操業のようだったが

 

花形の喜ぶ顔が 今の麻子のすべてだった。 

麻子は自分の居ない間に 発覚するのを恐れ
有給休暇も一度も取らなかった。


こうして、三年、四年と経ち
世の中が 三億円事件や浅間山荘事件で揺れていた頃。

もうこの頃には ほとんど毎日のように
手当たり次第、一度に100万、200万と着服。
バッグの中には常に 帯封の付いたままの札束が入っていた。

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「私はもう その日その日を 
 ただ生きているような気がしていた」

しかし、終わりは 突然来た。

 

昭和48年(1973)・2月
麻子に他支店への 転勤の辞令が出たのだ。 

 

当然、麻子の着服は 後任により直ちに発覚

その金額の多さから 山科支店は大騒動になり 

 

警察は即、逮捕状を出し 麻子は全国指名手配になった。


その時が来たら一緒に死のうと 言っていた花形は
いち早く、下関に逃げた。

花形はこの3年前、まさに麻子がせっせと貢いでいる頃
故郷で結婚しており、また自宅ばかりでなく
両親や兄弟のための 豪邸も建てていた。

警察の捜査で
麻子の唯一の男友達として 浮上した花形の
あまりの羽振りの良さは 共犯者として明白だった。 



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その頃、麻子は大阪に逃げていた。

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そして、8か月後。

 

逮捕されたとき、麻子は偽名を使い 
働いていた居酒屋の 常連の男(坂上二郎)に見染められ

安アパートで 穏やかにつつましく 一緒に暮らしていた。

 

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取り調べにより 
この6年2か月の間に 総額8億9千4百万円を 
計1300回に渡って 引き出していた事が判明。

裁判では


共犯の花形は
横領罪としては最高刑の 懲役10年。


対して、早い段階から

すべてを自分一人の罪と 認めていた麻子は 

実行者にもかかわらず 
花形より2年少ない 懲役8年が言い渡された。

この後、事件のドキュメンタリーとして

「昭和の女性犯罪史」といった 文献が次々に発表され

また、数多くの小説、ドラマなどが誕生しました。

 

このドラマは 

大楠道代さんの演技が 大げさじゃなく、とても自然で

見応えがありました。

 


横領事件犯人として逮捕された 実際の奥村彰子。


 
昭和48年(1973) 

 
ギャラクシー賞月間賞受賞作品。「70年代以降に発生した女性による横領事件の中でも、その金額の大きさから、センセーショナルに報道された<滋賀銀行9億円横領事件>。
男との出会いが、まじめに生きてきた女の人生を狂わせる。地方銀行に勤める麻子は、真面目なベテラン女子行員だった。
ある日麻子は年下の男と知り合う。逢瀬を重ねるうちに、男に貢いでいた彼女の貯金は底をつき、言われるがままに客の預金に手を出してしまう…。
【この項、AXNミステリーチャンネル広報資料より引用】」作品末尾にブルーバック画面で「-おことわり-現在の銀行システムではこのような犯罪はおこりえません。」との表示が挿入されている。
出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成)】【参考資料:ツイッターアカウント「森山 龍二 Moriyama.Ryuji(@Moriyama_Ryuji)氏のツイート(2022/06/12参照、https://twitter.com/Moriyama_Ryuji/status/1283286029995175937)】
 
キー局 ANB 放送曜日 放送期間 1981/02/07~1981/02/07
放送時間 21:02-22:51 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 土曜ワイド劇場
主な出演 大楠 道代安田 道代)、火野 正平二瓶 孝一二瓶 康一)、坂上 二郎松山英太郎楠 トシエ谷  幹一北村 和夫泉谷しげる山本ゆかり奈良富士子小栗 一也新村 礼子若宮 大祐小夜 福子柳川 慶子太田 千恵安雲 千晃平山 雅代近藤ふみ子津村  隆津村 秀祐津村 鷹志)、入江 洋佑入江 洋祐)、島田 和心清田 昌平新井 和夫山根 久幸小西 健司東田 真一東田 真之)、河村 弘二武田 国久沖田 弘二采野 圭子、(ナレーター:羽石  誠
主な脚本 長谷川公之、(文芸資料:皿田  明
主なプロデューサ 中村 和則(S・H・P)、福富  哲(ANB)
主な演出 (監督:千野 皓司)(助監督:住森 正徳)(記録:構木 久子
原作 和久 峻三「裁かれた銀行」(講談社刊)
局系列 ANN
制作会社 (製作:S・H・P、ANB)
制作協力 (製作協力:国際放映)
制作 (制作担当:戸井 公平)(台本印刷:木村英進堂(クレジット表示なし))
音楽 桑原 研郎、(整音:豊田  博)(選曲:小原 孝司)(効果:宮田音響
撮影技術 野口幸三郎、(照明:小中健二郎)(録音:八木多木之助)(編集:清水 邦夫)(東洋現像所
ビデオ DVD:発売(2018/09、ベストフィールド)
美術 筒井 増男、(美建興業、川口かつら京都衣裳高津装飾美術

G20首脳会議 首脳宣言の案が明らかに

2024年11月21日 09時39分47秒 | その気になる言葉

南米ブラジルで開幕したG20=主要20か国の首脳会議は初日の討議が行われました。
中国の習近平国家主席は、貧富の格差がない世界の実現のためには多国間主義を堅持すべきだという考えを示し、保護主義的な政策を掲げるアメリカのトランプ次期大統領をけん制するねらいがあるとみられます。
また、採択される見通しの首脳宣言の案が明らかになりました。

ブラジルのリオデジャネイロで18日に開幕したG20の首脳会議には、日本の石破総理大臣ら各国の首脳が出席し、初日は飢餓と貧困をテーマに討議が行われました。

この中で、議長国ブラジルのルーラ大統領は「このテーブルを囲んでいる人たちは人類の汚点となる飢餓と貧困の惨劇をただちに根絶する責任を負っている」と述べ、G20が率先して行動すべきだと訴えました。

また、中国の習近平国家主席は「公正な世界を構築するためには、開かれて包摂的な差別のない国際経済協力の環境を整備し、普遍的に利益をもたらす経済のグローバル化を推進する必要がある」と述べ、貧富の格差がない世界の実現のためには、多国間主義を堅持し、単独行動主義は避けるべきだという考えを示しました。

発言の背景には、保護主義的な政策を掲げるアメリカのトランプ次期大統領をけん制するねらいがあるとみられます。

一方、アメリカのバイデン大統領は「G20の国々は、持続可能な開発の新時代を切り開き、最も支援を必要としている人々への援助を拡大する力を秘めている。今後も前進を続けるよう強く求める」と述べ、G20の協調を崩すべきではないと訴えました。

G20サミットは19日、首脳宣言をまとめ閉会する予定です。

首脳宣言の案が明らかに

各国の間で調整が進められているその首脳宣言の案が明らかになりました。

NHKが入手した首脳宣言の案では「地球規模の課題の根底には不平等がある。世界は社会的に公正で環境的にも持続可能な対策を必要としている。われわれはあらゆる次元の不平等の解消に取り組む」と明記されています。

また、「途上国が世界的な危機や課題に対応し、持続可能な開発目標を達成できるようにするための支援に引き続き関与する」としています。

さらに、特定の国名はあげず、「すべての国はいかなる国の領土の保全と主権や政治的独立に対して、領土獲得を目的とした武力による威嚇や武力行使を控えなければならず、民間人に対するあらゆる攻撃を非難する」と指摘しています。

このほか、気候変動対策については、産業革命前に比べて世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えるよう努力することを目標に掲げた「パリ協定」をめぐって「目標を再確認し、努力を追求する決意を繰り返し表明する」としています。

首脳宣言は19日の採択に向けて最終調整が進められています。

中国とイギリスの首脳が対面で会談 6年ぶり

G20首脳会議に出席している中国の習近平国家主席とイギリスのスターマー首相が両国の首脳として6年ぶりに対面で会談し、停滞してきた両国関係の改善に向け意見を交わしました。

イギリスは中国に対し、香港や新疆ウイグル自治区の人権問題などをめぐってヨーロッパの主要国の中でも強硬な姿勢をとってきましたが、ことし7月に誕生した労働党政権は経済成長を最重要政策に掲げ、中国と「現実路線の関係」を構築するとしています。

18日にリオデジャネイロで行われた会談で、スターマー首相は「両国関係は一貫性があり、永続的で、互いに敬意を抱くものであってほしい。不測の事態を可能なかぎり避け対話を強化することで、より深く理解し合えるはずだ」と述べました。

一方の習主席は「世界は激動と変革の新たな時代に突入した。われわれは貿易、投資、クリーンエネルギー、金融サービス、医療などの分野で広範な協力の余地がある」と述べました。

両国が関係改善を模索する背景には、ともに重要な貿易相手国であるアメリカのトランプ次期大統領が掲げる保護主義的な政策への強い警戒感もあると見られます。

 


泉房穂さんの原点は、障害のある弟に冷たかった社会への怒り

2024年11月21日 03時17分48秒 | 社会・文化・政治・経済

「優しい町に変える。絶対に一人も見捨てない」10歳の誓い、今も胸に

河野紀子(2024年2月5日付 東京新聞朝刊)
 
 国が「異次元の少子化対策」を打ち出す前から、18歳までの医療費無償化やおむつ定期便などの手厚い子育て施策を独自に実施してきた兵庫県明石市。旗振り役だった前市長、泉房穂さん(60)の原点にあるのは、障害のある弟に冷たかった社会への怒りだ。「自分が市長になって優しい町に変えるという、10歳のときの誓いを全力でやり遂げた日々だった」と語る。
 

2011年、明石市長に 5つの無償化

ー2011年に明石市長に就任後、子育て支援策を次々と打ち出しました。

 5つの施策で無償化をしました。18歳までの医療費、第2子以降の保育料、中学校の給食費、公共の遊び場の入場料、子育て世帯へのおむつ定期便で、すべて所得制限なし。子どもは親の持ち物ではなく、親によって子どもを二分すべきではないとの考えからです。

 「子どもを応援すると町が元気になり、老若男女みんなが幸せになる」とずっと訴えてきました。法人税を減税しても大企業の内部留保になるだけ。ガラガラの商店街にアーケードを付けても抜本的な解決にならない。物を売る側ではなく、買う側の市民に向けて政策を打ちたかったんです。

 予算がないと言われたけれど、優先度が低い事業を削れば実現できた。そして、子育て世代がどんどん移り住んできた。明石の地域経済が回って、商店街や建設業界が潤って、その結果として税収が増える好循環にすることができました。

脳性まひの弟 全校の潮干狩りで…

ー原点には、脳性まひの4歳下の弟の存在があります。

 弟が生まれたのは1967年。当時は優生保護法があり、障害者はいない方がいいという時代。障害のある子は不幸で、親も大変だから生まれないようにする、生まれてしまったら見殺しにすると。

 弟は酸欠状態で誕生し、障害が残るのは明らかだった。医師は「そのままにしましょう」と言ったけれど、両親は反対を押し切って連れて帰った。それから、私たち家族の闘いが始まりました。

ーどんな闘いでしょう。

 弟は一生歩けないと言われたけど、4歳で立ち上がって、5歳で奇跡的に歩き始めました。家族で抱き合って喜びました。これで地元の小学校に行けるって。ところが明石市は歩きにくい子は養護学校(現在の特別支援学校)に行けと。電車とバスを乗り継いで遠くまで。そんなのおかしいでしょう。必死にお願いすると「行政を訴えない」「送り迎えは家族でやる」という2つの条件を突きつけられた。両親は漁師で朝はいないから私が弟の手を握って登下校しました。周りは冷たくて、毎日戦場に向かうような気持ちでした。

 一番覚えているのは弟が1年、私が5年生で、全校で行った潮干狩り。弟が浅瀬で突っ伏して転んで、自分で立ち上がれずに溺れたのに、誰も助けてくれない。私が走っていって弟を起こしました。あの日、泥だらけの弟と一緒に家に帰ったときの悔しさは忘れません。なんでこんな理不尽な思いをしないといけないのか。絶対に私が強くなって賢くなって、市長になって、誰かが困ったときに助け合う優しい町にしてやる。そう心に誓ったんです。

職員への暴言で辞職 出直し選挙へ

ー市長選では政党や団体の応援を受けず、与野党が推した候補に69票の僅差で初当選しました。

 10歳の誓いを47歳にして果たそうとしたわけです。市長になったのは目的じゃなく手段で、優しい町をつくるスタート。最初から一気に方針転換して、予算を市民に振り向けました。

 きれい事を言っても人は優しくなりません。せめて人口を増やして、税収を増やして黒字にして、みんなが腹いっぱいにならないと優しくなれないからね。

ー2期目の途中、道路用地の買収が進まないことに怒り、「火を付けて捕まってこい。燃やしてしまえ」と職員に暴言を吐いて辞職に追い込まれ、出直し選挙で再選しました。

 どんなに良い施策をしたって兵庫県のローカルニュースだったのに、いきなり全国のトップニュースになった。役所に非難の電話が鳴りやまなくてここまでかなと思いました。全て自分の責任。言い訳はせず去ることにしました。でも、まだ道半ばって気持ちがあったから思わず涙が出た。

 その後、赤ちゃんを抱えたお母さんが明石駅前で、私の出馬を求める署名活動を始めたと聞いてびっくりしました。「今こそ私たちが助ける番」「ありがとうだけは伝えたい」。署名用紙には、そんなコメントがたくさん書いてあって。全国から「暴言市長」としてたたかれても明石市民は味方をしてくれた。その気持ちに押されてもう一度、選挙に出ると決めました。

 結果は圧勝で、逆に「なぜ暴言市長が再選するのか」と全国の人が関心を持つきっかけになったと思います。とはいえ、暴言については反省しています。

「泉さんのおかげで高校に行けた」

ーコロナ禍でも、素早い支援策が評価されました。

 商店街に人がいない。店主は「テナント料が払えない」「1人親家庭のパートさんに休んでもらったから、子どもが腹を減らしているだろう」と気にしていた。その場で「両方やります」と言って職員に指示して上限100万円の緊急貸し付け、1人親家庭には5万円の現金給付をしました。

コロナ禍で親が失業し、大学生が中退になりそうだと聞いて学費を市が肩代わりして払いました。ひとり親家庭の中学生が高校に進学するための給付型奨学金もつくりました。定員30人を大幅に超える申請があって、応募書類を読んだら切実で涙が出た。結局220人分の予算を付けました。

 最近うれしいことがあって、飲食店でご飯を食べて外に出たら、バイトの女の子が追いかけてきて「私は泉さんのおかげで高校に行くことができています。ありがとうございます」と。30人で切っていたら、その子は外れたかもしれないわけです。

 やっぱり原点は弟。たった一人ぐらいしょうがないなんて言ったら、うちの弟は学校に行けなかったし、命も救われなかった。絶対に一人も見捨てない。強烈な思いでやってきました。

明石でできたことを全国に広げたい

ー3期12年を務めて、昨年4月に退任しました。今後やりたいことは。

 明石市は政策を変えたら町が変わって、市民の気持ちが変わりました。以前は明石駅前でベビーカーで子どもが泣いても冷たかったけれど、今はみんなが笑顔で「元気な子やね」って言う町になった。障害者団体の人も昔は遠慮して駅前に行けなかったけれど、今は「荷物持ちますよ」って人が駆け寄ってきてくれると言っている。

 明石でできることは他の町でもできます。次は日本全体に広げていきたい。30年前から給料は変わらないのに、社会保険料や物価は上がり、夢を持とうとしても持てない。将来が不安でプロポーズも子どもも諦める。ここまで国民の生活が追い詰められているのは、おかしいじゃないですか。

 逆にその状況というのは、一気に転換を迎える可能性があるとも思います。今はまさに夜明け前。最も暗くて寒くて、一番しんどい状況。冷たい社会を変えようとする政治家を選んで、みんなの力で夜明けを迎えようと言いたい。「おかしい」と多くの国民が気付いたらバタバタと変わる。オセロをひっくり返すように、日本全体を優しい町に変えたい。そのために、全力で走り続けるつもりです。

インタビューを終えて

 貧しい漁師町出身の生い立ちから政治を志した原点、今後の展望まで。関西弁で身ぶり手ぶりを交えながら、3時間ぶっ通しで語り続けた。4歳下の弟の話になると、急に声を震わせた。「弟はいいやつなのに、障害があるだけで亡き者にしようとした。世の中は理不尽に満ちてるんや!!」。大粒の涙を流して感情を爆発させた。幼少期から胸で燃やしてきた強烈な怒り。だからこそ、反対派から自宅に動物の死骸を投げ込まれても、殺害予告が殺到しても、社会を変える闘いを貫けたのだろう。「明石の次は国や」と息巻く泉さん。還暦を過ぎてもなお、みなぎる闘志に圧倒された。

泉房穂(いずみ・ふさほ)

 1963年、兵庫県明石市二見町生まれ。東京大教育学部卒。

弁護士、社会福祉士。NHK、テレビ朝日「朝まで生テレビ!」のディレクターを経て、2003年の衆院選で初当選し、1期を務めた。2011年に明石市長になり、子どもの医療費など「5つの無償化」を実現。

高齢者や障害者福祉にも尽力し、人口や税収増につなげて「明石モデル」と注目された。2019年に市職員への暴言問題で辞職、出直し選で再選した。2023年4月に退任し、現在はテレビ番組などでも多彩に活動する。

「子どものまちのつくり方 明石市の挑戦」(明石書店)、「日本が滅びる前に 明石モデルがひらく国家の未来」(集英社新書)など著書多数。

 

 
 

裁かれた銀行―滋賀銀行九億円横領事件 (1981年)

2024年11月21日 02時17分29秒 | その気になる言葉

和久 峻三

大阪生まれ。京都大学法学部卒。

記者生活を経て司法試験に合格後、弁護士登録。

京都で弁護士事務所を開く傍ら、作家活動を開始する。

1972年『仮面法 廷』で第18回江戸川乱歩賞を受賞。

’89年には『雨月荘殺人事件』で、第42回日本推理作家協会賞を受賞、法廷ミステリーの第一人者として不動の地位を 確立した。“赤かぶ検事シリーズ”を始め、数多くの作品を発表し続けている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 光源氏「隠れ遊びの里」殺人事件―赤かぶ検事シリーズ (ISBN-13: 978-4334747312 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

行員による顧客銀行口座からつまむ犯罪手口のノンフィクションです

この手の横領犯罪物3件あると思われ、細かい金額は省きますが、
いずれも昭和時代に起きた事件です

・昭和50年 足利銀行の2億1000万円横領
・昭和56年 三和銀行の1億8000万円横領
・昭和48年 滋賀銀行の9億円横領

この滋賀銀行の横領は過去最大の被害額を出した事件ですね
三和銀行、滋賀銀行の事件は書籍化されていますが
足利銀行だけは、書籍化されていないようでネットにて
事件ベースを読まないと詳細が分からないのですが。

いずれの場合にしても、共通する点として
独身女性銀行員が意中の男性に、結婚を餌に男性から唆され
銀行の金を貢いでしまうという事件です。
「首謀者は既婚男性・勤務態度良好・30代・独身・結婚」という
キーワード的な共通点が浮き彫りになってます

恋は盲目。通常ならおかしいと思っていても、愛しい相手の言う事に
従ってしまう、そんな人としての哀しい性による犯行。

こちら、滋賀銀行の奥村彰子が起こした事件ですが、6年間にも及ぶ犯行期間。
顧客の定期預金を中途解約し、架空の口座へ横流し入金するという手口が基本。
定期預金証書を偽造し、解約しに来た客への対応手段もお手の物です。

自身はこの本を読み、奥村彰子は実に悲しい可愛そうな女性だと思いましたね。
この本の著者も言っておられますが、だからこそ、これを書き記した、
という記述内容は衝撃な物となっており。読み手は衝撃を受けるでしょう

多少ネタバレとなりますが、
逮捕された時の奥村彰子は驚くべき姿へと変貌しております。
その後、語る真実を吐露するシーンは実に儚げです。
また、この本の巻末に一気に記してあるます横領した複数の犯行パターンと一覧は圧巻です
横領額にして、数十万だった犯行当初に比べ、末期は数百万単位へと変貌しており
金額が大きくなってるのが一目で分かります

また、当時の上司が法廷に立った際、裁判官から銀行の管理体制への追求する場面も
かなり細かく描写されており、6年にも長きに及ぶ間、犯行が発覚しなかった
当時の銀行の管理のずさんさも分かるようになってます。

この本は、数ある銀行員の横領事件の本質だったり
また犯行時の犯人の心境を知る意味でも、大変価値のある本だと思います
 
 
 
父の姉の旦那の弟が共犯でしたので、興味があり購入しました。
父からその事件の事をよく聞いています。

 


10億円の横領事件でわかった労働組合の裏事情

2024年11月21日 02時15分03秒 | 事件・事故

2020/03/16

 女性の横領事件というと必ず思い起こされるのが1973年に起きた滋賀銀行事件です。

奥村彰子という当時42歳のベテラン行員が、6年間でおよそ1300回にわたって史上空前の9億円を着服し、そのほとんどを10歳年下の元タクシー運転手山形元治に貢いでいたという事件でした。

ギャンブル依存のヒモ男に食い物にされた女子行員の悲しい結末、当時の女性の横領事件には必ずと言っていいほど裏で糸を引く男の影がありました。

裁判では奥村に懲役8年、山形に懲役10年の判決が言い渡されました。

 しかし、それから時代は大きく変わりました。

1985年には男女雇用均等法が成立。1999年には男女共同参画社会基本法が施行され、「男性も女性も、意欲に応じて、あらゆる分野で活躍できる社会」が宣言されました。

また、2015年には女性活躍推進法が成立し、女性の社会進出にますます拍車がかかることになりました。

 そうしたことが背景にあるわけではないでしょうが、2020年1月に発覚した住友重機械労働組合連合会の横領事件は、否が応でもこうした時代の変化を感じさせるものとなりました。

逮捕された田村純子という60歳の女性職員は、10億円を超える横領をして、ポルシェを乗り回し、馬術競技用の馬6頭を所有するなど、すべてを自分の嗜好や趣味に費やしていたのです。

 住友重機械工業のような大企業の労働組合は通常、事業所単位で作られているので、会社全体ではそれらが集まって労働組合連合会のような別法人の組織になっているわけですが、組合員から給与天引きで集められた闘争資金が今はあまり使われることがなく、相当貯まってダブついていたものと推測されます。

 そうした資金の内部事情にあまり精通しないうちに2年ごとに改選される労働組合の役員たちに代わって、その資金を一手に管理していたのがベテラン職員の田村でした。役員たちは、自分らの飲食代や出張旅費などの清算をいつも重宝にやってくれる田村に、そんな裏の顔があろうとは考えてもみなかったに相違ありません。

 大企業の労働組合は、多かれ少なかれ同じような構図になっていると思われますので、この事件を聞いて、あわてて預金通帳を確認したところも少なくないのではないでしょうか。


「また同じ騒動が」兵庫・斎藤知事

2024年11月21日 01時56分49秒 | 社会・文化・政治・経済

当選翌日の記者会見で職員にちらつかせた“パワハラ”発言に集まる恐怖

配信

 

波瀾の展開となった兵庫県知事選。

前尼崎市長の稲村和美氏が優勢とみられていたが、終盤にかけて、SNSなどで支援された前知事の斎藤元彦氏が巻き返した。結果、斎藤氏が111万3911票を得て逆転当選、19日には当選後に初登庁して、当選証書を受け取った。 【画像あり】斎藤氏、当選直後 “どや顔” で支持者をチラリ  知事の「パワハラ」「おねだり」報道が問題視され、8月30日と9月6日には議会の「調査特別委員会(百条委員会)」に斎藤知事が出席して弁明。9月19日には、県議会で不信任決議案が全会一致で可決され、出直し知事選となり、全国の耳目を集めた。  

当選が確定すると、斎藤知事は「ひとりひとりの県民のみなさんが判断していただいた。県民のみなさん、ひとりひとりの勝利だ」と殊勝に頭を下げたが……。投票翌日、18日の記者会見では「傲慢」とも取れる発言をして、“反斎藤派”の県職員を牽制した。

「記者から、県職員に伝えたいことを聞かれた斎藤氏は『民意を得て、再び兵庫県知事選挙で知事として就任させていただきます』『職員のみなさんは、やはり知事部局として一緒にやっていくっていうことが、地方公務員としての責務』と答えたのですが、これに多くの職員が驚いたそうです。  

知事の行状を県の公益通報窓口に通報した当時の県民局長は、停職3カ月の懲戒処分を受け、その後、亡くなっています。こうした経緯もあり、斎藤知事と職員との信頼関係は崩壊しています。その状況で『一緒にやっていくのが公務員の責務』と説く姿を、『異を唱えることは許さない』という宣言と受け取った人も少なくありません。こうした斎藤氏の“上から目線”発言に、不快感を覚える職員が多いのも無理はありません」(政治担当記者)

斎藤氏は「選挙では、告発文書をめぐる問題も争点になったが、(今後は)どのような政策を進めていくかが大事だ」と、県政不信を招いた一連の騒動を「過去のこと」とするような発言もしていた。

「知事選で止まっていた百条委員会も再開して、11月25日には斎藤氏も出席して尋問を受けます。しかし、委員のひとりである竹内英明県議が、議長に辞職願を提出して受理されました。理由は『一身上の都合』ですが、SNSなどで、自身や家族に危険が及ぶような書き込みがあり、不安を感じたということです。  

そのため『SNS炎上を心配して、委員の質問もトーンダウンするのではないか』といった声が県議の間で囁かれています」(同前)  

この斎藤氏の発言を“パワハラ体質”と見る人も多い。Xには、斎藤氏の今後の行動を危惧するコメントが投稿されていた。

《他の人が言うと当たり前のことばだが、斎藤知事が言うと脅しに聞こえてしまう職員もいるだろう》

《また同じ騒動が起きるのでは?と思ってしまう…》

初っ端から立場を利用して職員に圧力をかけてる。怖いわ。》

 斎藤知事の任期は4年。県民のために尽くしてほしい。

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「ただの言論統制だろ」「県民に喧嘩売ってる」中村仁美にアンミカも…

2024年11月21日 01時44分34秒 | 社会・文化・政治・経済

斎藤元彦氏の再選めぐり「SNSにも規制」発言で集まる非難

配信

兵庫県知事再選を果たした斎藤元彦氏(写真・馬詰雅浩)

 

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兵庫県民を “バカ” “豚” よばわりで大炎上…

2024年11月21日 01時38分44秒 | 社会・文化・政治・経済

「よくもまぁ、こんなひどい言葉が」前川喜平氏、兵庫県民を “バカ” “豚” よばわりで大炎上…繰り返される有権者への愚弄

配信

 

過激な発言が非難されている元文科事務次官・前川喜平氏

 

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