「多くの子供たちが“生まれ変わり”の記憶を語り、それは事実として裏付けられています」と、長年「生まれ変わり」について研究してきた専門家が語る。生まれ変わり」を受け入れることで、人生観や価値観が変わるとも…。最新研究に基づいた生まれ変わりの記憶とそのエピソードについて紹介する。

最新研究に基づいた生まれ変わりの記憶とそのエピソード

インド人女性そっくりの母斑が       

 インド人の女性が額につけるビンディにそっくりの母斑(ぼはん)を持って生まれたアカネちゃん。3才のとき、お風呂上がりに頭にターバンのようにタオルを巻いたり、ヒンディー語を話したりと前世がインド人だったことを証明するようなふるまいがたびたびあった。

 また、「インドで英語を話していた」「リスクライ(リシケシュ)という場所に住んでいた」など具体的な発言もあった。

火災警報器を怖がるのは9.11のせい         

 ユウくんが3才のときのこと。火災警報器を怖がる、「ビルの100階にいた」「大きな衝撃で死んでしまった」などの発言に加え、「ダメ!」と言ってもまったく聞く耳を持たないときも「ストップ!」と注意すると素直に聞くなど、英語を理解するような様子があったことから、9.11同時多発テロ犠牲者の1人ではないかと分析された。

話し方やたたずまいに海軍兵の面影           

 タケハルくんは2才のときからお風呂場で意味深な発言を繰り返していた。

 また、幼稚園で船の絵を描いたり、習ったことのない軍歌を歌ったり「戦争に行った、短髪で襟のついたセーラー服を着ていた」「アメリカの爆撃機に船の左側を攻撃された」といった発言をしたりと、戦艦大和の「沖縄海上特攻」で戦死した乗組員の1人だと推測された。話し方やたたずまいも、大人びたものが感じられたという。

雲の上から見ていた娘   

 3才になったナツキちゃんは「空の雲の上からママのことを見ていた。一度ママのところに行ったけれど戻って、2回行った」と発言。ナツキちゃんは2度の流産の末に授かった子供だった。

利き手ではない手でにんにくの皮をむく

 トモくんが3才のときのこと。「トモくんと呼ばれる前はイギリスの料理屋さんの息子だった」と話し、普段右利きにもかかわらず左手で器用ににんにくの皮をむいたり、習っていないアルファベットで自分の名前を書いたりといった行動がみられた。「2階建てのバスに乗っていた」「お金はポンドだった」といった発言も。

「生まれ変わり」を受け入れることで変わる3つのこと

綿密な調査に基づく膨大な「生まれ変わり」を示唆するデータは、前世が確かに存在し、また来世がやってくる可能性があることを信じる充分な根拠となる。

 中部大学教授で米バージニア大学の客員教授でもあり、20年以上にわたって「生まれ変わり」を研究してきた大門さん正幸は、こうした事実を受け入れることで、私たちの価値観や人生観が大きく変わると話す。

人間の持つ多様性を受け入れられるようになる

「大きな変化の1つは、人間の持つ多様性を受け入れられるようになることです」

 イギリスで亡くなった「ゲイリース」がトモくんとなって、中世のイタリアで亡くなった「イサ」が佐藤さんとして日本に誕生する―― 生まれ変わりは国境を、人種や性別を超えて起こりうる。

→前世の記憶「生まれ変わり」は本当にあるのか 最新研究で判明した”転生”の実例3選

「いまは日本人の女性として生きているけれど、次の命は男性かもしれないし、ほかの国の人かもしれない。そう考えることで、“男だから”“外国人だから”といった属性による差に対して色眼鏡を外すことができます」

相手を理解しようとする気持ちが生じやすくなる

 前世の記憶があると仮定することで相手を理解しようとする気持ちも生じやすくなる。

泣きやまなかったり手に負えないほどむずかる子供を見ても、『もしかしたら前世であったつらいことを思い出して、それを伝えたくて泣いているのかもしれない』と考えることもできます。必ずしもいまの環境や母親に不満や居心地の悪さを感じて感情を爆発させているわけではない。

 また、1つの魂がいきなり生み出されたのではなく、生まれ変わりを繰り返し、巡り巡って自分の子供としてやってきたと考えれば、さらにその出会いを尊重しようと思うのではないでしょうか」

自分の限界を受け入れ前向きに考えられる

 生まれ変わりを想像することで自分の「限界」を受け入れ、いま生きている時間を次の生へのバトンとして前向きに考えることもできる。

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「“魂を磨く”という思想があります。いまの人生で一生懸命取り組んだことが次の生に持ち越されるという考え方です。たとえば余命を宣告されたら、もう“何をやっても無駄だ”と思ってしまうかもしれません。

しかし、“昔からピアノを演奏してみたかったけど、もう残された時間は少ない。現世では少ししか弾けなかったけれど続きは次の人生でやりたいな”と捉え、残りの人生で可能な範囲で楽しく取り組みながら余生を過ごせば、最期まで充実した日々を送ることができると思います」

 一度しかないいまを、全力で生きていきたい。

教えてくれた人

中部大学教授・米バージニア大学の客員教授/大門正幸さん

※女性セブン2021年12月16日号
https://josei7.com/

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