日本精神研究 GHQ発禁図書開封 

2024年09月11日 13時02分34秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 
アメリカ・GHQが日本人から隠し、奪いたかった「日本精神」とは何か?
 戦前のベストセラー『日本二千六百年史』が復刻ヒットし、今、注目を集める大川周明だが、本書では横井小楠、石田梅岩、宮本武蔵、織田信長、上杉謙信、上杉鷹山など9人の歴史的偉人を取り上げ、さまざまな面から日本精神を分析。その影響力の大きさから、本書は戦後GHQから発禁処分を受けた。
「戦後の終わり」が近づくいま、日本と日本人の本質を再確認するための必読書!
 

著者について

1886年、山形県生まれ。戦前の代表的な思想家。1911年、東京帝国大学文科大学(印度哲学専攻)卒業。1915年、日本へ亡命してきたインド人ヘーラムバ・グプタと出会い、インド独立運動に従事。
19年に満鉄入社、同社の東亜経済調査局、満鉄調査部に勤務。
同年、北一輝、満川亀太郎らと猶存社を結成する。20年に拓殖大学教授に就任。
25年、北、満川、西田税、安岡正篤らと行地社を結成。
1932年、五・一五事件に関与したとして禁固5年の判決を受ける。
37年に出所すると、日中戦争から日米戦争へと向かう時代のなかで、アジア主義、日本精神の復興を訴え、世論に大きな影響を与えた。
日本思想界の象徴であり、その影響力の大きさから、戦後、その著作の多くがGHQによって発禁とされた。また、東条英機らとともにA級戦犯として起訴されるが、精神疾患を理由に不起訴となる。晩年はコーランの全文翻訳を成し遂げ、日本のイスラム研究に大いに貢献した。
1957年に死去。著書に『宗教の本質』『日本文明史』『日本二千六百年史』など多数。
 
 
 
取り扱っている人物を通し、日本人本来のあり方を問う力作。著者に対するイメージは戦後教育を受けたものにはなじめないものがあるだろうが、日本人はやはり素晴らしい!
 
 

GHQが発禁という触れ込みから本書を知り、大川周明についてまず調べた。古今東西の思想にあかるい氏は東京裁判で精神異常と診断され生き延び、戦後には俄然活発に働きコーランを全て邦訳したという。

戦前戦時の思想的支柱の一となったであろう氏の考えはいかほどか知りたく、本書を買うに至った。感想としては、GHQが発禁するほどのものか?というほど整然とした書である、というものだ。

江戸時代末期と当時の状況を重ね、我が国の礎を作った国士たちを紹介しながら、誇り高く、公益に基づく政治家の出現を待望する本書。利己に溺れず、我が国の現状を正確に把握し、正しく導くことの重要性を強く感じた。現代にこそ読むべき。
 
 

著者が日本精神を代表するとして選んだ9人の真の日本人について、
表層的な理解を超えて深くその精神の源に迫った秀逸な本です。

9人のいずれも、
日本の神道だけでなく、
チャイナの孔子をはじめとした数々の哲学、
インドの仏教を存分に探求した上で、これらをも超越し、
彼らが生きたそれぞれの時代に合うように日本化したうえで実践することで、
民を幸せにするために一心を投じています。

著者も本書で述べているように、
凡人がこの9人のような精神を極めることは困難なのですが、
真の日本人として精神を修養し少しでも近づくためには必読だと思います。

またこれも著者が何度も述べているように、
読んで知識として理解するだけでは全く足らず、
これを実践することで初めて知識を精神に昇華できるようになるとのことです。

読後の感想としては、
右左関係なく、現在評論家や識者などが色々と議論していることが、
極めて薄っぺらく感じるようになりました。
また反日国を含めた自らの外の時勢に通じる大切さだけでなく、
日本国内、また自らの内にある精神と真摯に向き合う大切さも痛感しました。
更に世界と、特に反日国に対峙するためにも、
まずは真の日本人としての精神を修養することが必須であることを思い知らされました。
 

主に江戸期の思想家たちの紹介である。ある程度類書を読んでいる人にとっては、繰り返しになり目新しい解釈がある訳ではない。特に、本書の中では過激な思想が出ているわけでもなく、なぜこの程度の本がGHQによって発禁になったのかの方が不思議である。五一五事件のせいか?
興味深いのは、この著者がマルクス主義からヨーロッパ哲学を経て、最終的に日本思想に落ち着いている。その思考過程の方が面白いかもしれない。
 
 
横井小楠、石田梅岩、孟子等の歴史家の
言葉を引用しつつ、大川周明氏が、
こうすればもっと日本は良くなったんじゃないの?
と日本のスピリッツを解説する書籍です。

 今までの人生で見た事ない様な漢字が、
1ページ毎に表現されるので、
可能ならば全ての漢字にルビを振って
欲しかったです。

 嶮難とかアプリで翻訳しながらじゃないと、
わかりませんでした。
でも不思議と本のエネルギーが凄いので、
学がない僕でも楽しめました。
 
 
当該書が発禁となっていたという事は、進駐軍の思想教育における唯物史観が強かったのでしょうね?進駐軍の前期思想は刹那的快楽主義的な動向を日本に植え付けて、平等社会を成立せしめ、天皇制を崩壊に導くというものだと想っておりましたが、やはりその通りでした様です。
 
 

 

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