創作 あの頃の自分 14)

2024年09月07日 23時07分26秒 | 創作欄

社内の女性は、全員ロングスカートであった。

だが、山崎瑞奈は社内では唯一のミニスカート姿であった。

瑞奈に反感を抱いていた岡村美登里は、「ミニスカートは娼婦の服装だわ。嫌らしい!」と反発していた。

そして、支社長に対して「あの人の服装を、許していいのですか?」と抗議する。

美登里がお気に入りの支社長は、「山崎君、社内では、君のその姿が問題になっているんだ。ミニスカートはやめたらどうかね」元社員であった中川洋子が姉から受け継いだ神田駅のガード下のスナックで言うのだ。

実は、中川洋子は社に勤務していた時も今もミニスカート姿だったので、「支社長、ミニスカート姿は、今の時代の趨勢よ」とりなす。

「それも、そうだが、社内の皆がミニスカートは良くないというのでね。私も困っているんだ」支社長は、困惑していたが、先代の支社長の息子で、未だに父親に頭が上がらず、何かにつけて優柔不断であった。

結果として、本社の東賢一専務の裁量で山崎瑞奈は大阪本社勤務となる。

そして、勇作は瑞奈から解放された心持となりホッとするのだ。

 

 

 

 


阪神は5連勝

2024年09月07日 21時26分36秒 | 野球

阪神のファンとして、久しぶりに神宮球場へ行こうとしたが、コンビニへ行くと、残念ながら入場券は完売であった。

昨年は、阪神と巨人戦の入場券を長男からプレゼントされた。

阪神が2年連続、優勝できるかどうかであるが、今日は、6-0でヤクルトに、一方的に勝利した。

現在、阪神は5連勝。

なお、巨人が、今日も勝利している。


何気ない言葉も、人生を変える時がある

2024年09月07日 16時11分10秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼知識の浅い、少ししか言葉を持たぬ子供でも、何でも直ぐに頭で解りたがる大人より、美しいものに関する経験は、よほど深いかもしれません。

実際、優れた芸術家は、大人になっても、子供の心を失わないものですー文芸評論家・小林秀雄

▼優れた写真には<見る人の心を動かす力がある>その写真と幾度も向き合うなかで、子供の感性の翼が広がる。

美を求める<心の純粋さ>を大切にしたい。

▼新しい日に対して敬虔な心を持てーロマン・ロラン

ロマン・ロランは、フランスの小説家、評論家。理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、フランスでは評価されなかったが国際的に多くの知友を持った。 ベートーベンをモデルにした大河小説『ジャン・クリストフ』をはじめ、ヒューマニズムの立場にたった作品を発表した。

▼人生には、挫折もれば行き詰まりもある。

そうした時、何ものにも負けない強さもち、それを堂々と乗り越えていけるかどうかに、幸・不幸の鍵がある。

▼核兵器の脅威は遠い世界のことではない。

人類を破滅から救うか否かは、国境を超えた友情を確立できか否かにかかっているといっても過言ではない。

平和ほど、尊きものはない。平和ほど幸福なものはない。

平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。

▼庶民を励まして、自分をい感じること、言いたいことが世界の前進を助ける得ると信じさせなければならない。

▼平和運動といっても、難しく考えることはありません。それは、周りの人たちへの優しさの表現です。

▼誰もが、平和を望んでいる。

どんな人にも、他者を慈しみ、大切にする心が具わっている。

ほんの少しの勇気が、友を守る力となる。

何気ない言葉も、人生を変える時がある。

大事なことは、誰の心にもある良心と勇気を一人、また一人と呼び覚まし、地域を、社会を、そして人類全体を包み込んでいくことではないだろうか。

▼核戦争は人道への犯罪であり、人類を絶滅させ、地球に破滅をもたらす。

▼私たちは、惨事に向かう競争に固執するよういに運命つけられていません。

そういう惨事をひきおこしたもの人間の意志ですし、それを阻止することもできのも人間の意志ですーイギリスの哲学者バートランド・ラッセル

 

 


新聞配達

2024年09月07日 03時34分39秒 | 日記・断片

あの頃の自分は、しばしば外泊をしていた。

長男が生まれた日も、次男が生まれたにも、外泊していたのだ。

さすがに、妻の母もその翌日、「この家庭は、どうなっているの!もうこれ以上、面倒はみたくない!」と怒りを爆発させて、相模原の自宅に帰る。

祖母になついていた2歳の長男は「バーバ」と泣き叫んで祖母を玄関まで追いかける。

結局、友人たちが協議して、私を新聞配達人とする。

当然、立場・役割としてもう、外泊などできなくなる。

そして、早朝散歩の友人とも出会うこことなるのだ。


アクセスの解析

2024年09月07日 03時25分51秒 | 日記・断片

時々、アクセスの解析をクリックする。

驚くことに、「過去にこんな情報もアップしていたのか!」と思い知らされるのだ。

その情報は、残念ながらすべて独自にものではない。

つまり、自分が興味を持った情報の集積に過ぎないが、「こんな話題もあったのか」と今更、驚くばかり。

 


実に恥ずかしい事態に

2024年09月07日 03時03分01秒 | 日記・断片

ビッグAへ酒を買いに行く。

だが、いくら探しても金がないのだ。

少なくともバッグには4000円ほどあったはずだ。

中年の店員が困惑している様子だった。

客が背後に数人並んでいた。

金は、何度探してもない。

ところが、脇に居た人が素早く料金を投じたのだ。

その人を見れば、近所のご婦人であったのだ。

恐縮するばかりであった。

実は、食堂で知人に日本酒をご馳走になって、すでに酔っていた。

暑い日の昼間の酒は酔うものだ。

金は、どこかで落としたようだ、情けない!

 


創作 あの頃の自分 13)

2024年09月07日 01時31分39秒 | 創作欄

中川洋子は、山崎瑞奈と向かい合って座っていた。

ともに記者であり、中川洋子は病院と街の薬局を回っていた。

山崎瑞奈は厚生省と国会の記者クラブに所属していたが、編集課長の大野一郎の補佐役にすぎなかった。

編集部長の福島吾郎は大阪本社にいて、専務取締役兼主筆の東賢一は、月に1回は東京支社にやってきた。

京都生まれ京都育ちの瑞奈は、大阪本社で採用されたが、彼女の希望で東京支社勤務となる。

東専務は採用時に瑞奈に面接したことで、彼女がお気に入りの社員の一人であり、「瑞奈ちゃん、美味しいもの食べに行こか」と東京支社に來ると必ず彼女を食事に誘っていた。

中川洋子は、近くにあるデパートでのアイドル歌手の新曲発表会に行ったことを社内で自慢話とした。

午後1時からの催しであり、昼休みの時間が決まっているタイピストの岡村美登里は「あなたち、編集者は時間が自由でいいわね」と反目する。

「まあ、ええやないか」東専務はその場をとりなすのだ。

美登里は、瑞奈を嫌っていたが、それ以上に洋子に辛く当たっていた。

洋子は、彼女の姉が経営する神田駅ガード下のスナックでも働いていた。

そして、美登里は夜の厚化粧の洋子に反感を抱いたのだ、支社長が美登里をお気に入りで、彼女を誘ってその店に行ったのだ。

「あんな人と一緒に働きないわ」と大野課長に言うのである。

性格が温厚な大野課長は困惑する。

結局、洋子の姉が交通事故に遭ったことから、洋子は退社を余儀なくされる。

そのスナックは、昼の時間帯だけ食事が食べられたのだ。