科学的に導き出された「実力以上」を引き出すたった1つの方法
★社会人1200人を徹底調査して解明!
★「誰かと競う」ことの価値をエビデンスベースで解説!
★「行き過ぎた協調社会」への処方箋!
現代では「みんな仲良く」が正義とされている。
企業や学校から「競争」が排除され、業績や成績を人と競い合う機会がほとんどなくなった。
一見すると居心地の良い環境だが、一方で、競争を通じて得られる「失敗」や「敗北」、
すなわち「学び」や「成長」の機会を失ったともいえる。
かつて「ホワイト企業」と呼ばれた職場が、若者から「ゆるブラック」と揶揄されるように、
生ぬるい環境に危機感を抱いている人も少なくない。
そんな状況を打破するヒントが、「ライバル」にある。
社会人1200人を対象に行った調査の結果、
競争相手がいる人といない人では、驚くべき差があることとわかった。
たとえばライバルがいる人は、いない人に比べて……
・26%も、仕事への「意欲」が高い。
・33%も、仕事の「満足度」が高い。
・36%も、「成長」の実感度が高い。
・28%も、「年収」が高い。
・39%も、「幸福度」が高い。
本書では、ライバルがもたらす効能を、
エビデンスをもとにさまざまな角度から解説する
数字に裏付けされた意外な事実を知れば、
競争への恐怖が和らぎ、成長へのモチベーションに変わる。
◉目次
第1章 ライバルは敵か、味方か—1200人調査で判明した意外な事実
・たくさんいる人たちの中で、どこか気になる存在
・ライバルは相反する感情をもたらす
・1200人のライバル実態調査の結果から
・ライバルはどこに現れる?
・「幸福度」に関する驚きの調査結果 など
第2章 現代からライバルが消えた理由―こうして日本社会は競争を葬った
・「競争相手」のいない世界
・競争は、いつから「悪」になったのか?
・「みんな仲良く」という時代の副作用
・「無菌状態化」する日本企業の職場環境
・競争がなくなったことで失われた光景 など
第3章 ライバルの真のイメージ—それは本当にネガティブな存在なのか
・負けることは、恥ずかしいことなのか?
・1151人が抱くライバルのイメージ
・ライバルがいない人ほど、ライバルを「恐れる」
・ライバルがもたらす、大切な「ある感情」 など
第4章 ライバルがいるから頑張れる―意欲と満足度に与えるプラスの影響
・入社3年目の「社内マップ」
・ライバル観の4つのタイプ
・なぜ若手にとって「目標型ライバル」は重要なのか?
・統計に表れた「ライバルの有用性」 など
第5章 ライバルこそがあなたを成長させる―競争の果てに得る4つの成長実感
・スーパー技術者たちの戦い
・なぜ勝者も敗者も、同じ感情を抱くのか
・ライバルの有無と成長実感の関係
・あの人がいなかったらここまで来れなかった など
第6章 恋のライバルと戦う—敗北は人生に何をもたらすのか
・人が恋に落ちる瞬間
・エスカレーターの一段に無限の宇宙を感じる
・「恋のライバル」という残酷な存在
・4人の恋の結末 など
第7章 ライバルの効能を科学する—世界の研究が明らかにした成功との相関
・25秒もタイムが縮まったランナー
・膨大な先行研究から導き出した2つの有用性
・「比較された従業員」が辿る、正の道と負の道
・ライバルのいる人といない人、どちらの年収が上か など
第8章 ライバル意識のダークサイド―敵対心という心の闇との向き合い方
・アメリカで出会ったイケメンの友だちと天才
・勝たなければいけないという気持ちが行きつく先
・「勝利至上主義」の是非とライバルに対する敵意
・「足を引っ張る」ことに喜びを感じる日本人
・どんな人が現れても、揺さぶられない自分でありたい など
第9章 自分という最強のライバル—勝者であり続ける人が戦っているもの
・ライバル研究「最大の疑問」
・「若くして頂点を極めると成長が止まる」は本当か
・藤井聡太がダークサイドと決別した瞬間
・364日は「過去の自分」の勝ち
・過去の自分に勝つ方法 など
第10章 ライバルと手を組むとき―最高のチームが誕生する瞬間
・真に「競争から協調へ」が実るとき
・「チームの一員としてふさわしいか」というプレッシャー
・この世界は個人戦でできている
・自分にしかできない何かを見つけるために など
金間さんの本はいつもいい
金間さんの本は外さない。心理・組織・社会学において、今の日本の第一人者。第四のライバル???は「自分」ってのに、腹落ちしました。インテグリティですね。不完全な自分が、観完全な理想へ向かって謙虚に向上心を持って歩むそのプロセス、それがインテグリティ。「プロセスベスト」って金間さんの言葉がこのインテグリティを感じさせました。
ライバルの必要性
ライバルの必要性を解説した本。
良い意味でライバルと呼ばれる存在がいることで、モチベーションや成長性などの向上が見込めることが研究結果から分かっているという内容。
ある程度の競争は、成長する上で必要だという感じにも受け取れます。
同じような内容が長いので若干くどく感じる。
データを根拠に説明する本
ライバルがいると答えた人の方が年収が高く、幸福度が高く・・・
という論調から始まります。
競争心を持てる人は、持てない人より年収が上なのは疑問がないです。
で、競争心を持ちましょう!成長のために!とできるかは、難しい問題です。
運動習慣がある人は年収が高い、それはお金があり余裕があるからだ。
運動したから年収が上がったわけじゃない。
みたいな見方もあります。
自己啓発として自分や誰かを奮い立たせるためにはいいデータです。引用されているデータはそこそこあり、ちゃんと出典を明示されています。心に余裕があるときに読んで、モチベーションアップに繋げましょう。
損失回避的な「いい子」たちに送る、著者の熱いメッセージ
孔子のいう「切磋琢磨」、孟子のいう「朋友の信」など、以前はライバル(好敵手)を持つことは素晴らしいことであり、自身の成長や成熟を促すものと理解されていたが、競争が「圧」と認識され、排除されてしまった結果、こんな当たり前の認識さえ喪失してしまった時代。だからこそ、ライバルがいることの重要性を科学的に実証する必要性が生じたのであろう。
著者は『先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち』において、「ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい」、いわゆるZ世代の特徴を「いい子症候群」として分析かつ完璧に描写した。しかし、著者はここで立ち止まらない。ライバルの重要性を科学的に実証することにより、若者たちのモチベーションに語り掛ける。
「~すべき、すべからず」という儒教的教育が不可能になった時代においては、とにかく損得を示し、説得する他ない。しかし、著者が分析した「いい子」たちは損失回避的だ。果たしてライバルを持つという精神的負荷、リスクをとることができるのか。厳しい戦いだと思うが、少しでも著者の熱いメッセージが届いてくれたらいいなと思う。
居た方がいいのだろうけど・・。
ライバルの重要性や、
それに関する現在の社会などについて書かれてます。
周りに居なくても、仮想のライバルでも似た効果は得られそう。
ネガティブな部分も含めて解説されてます。
大きい漫画本サイズで、やや分厚いです。
文字サイズは一般的です。
商品紹介画像の確認もお勧めします。
ライバルとは人生最強の壁であると同時に、人生最高の味方にもなる
本書は以下のように話が展開されていき、最高のチームを作るためには「個」を意識して鍛える必要があり、
そのためにライバルを見つけて「個」を磨いてくことの重要性を論じている内容となっています。
“おわりに”にきれいにまとまっていますので、最初に読むことをオススメします。
働きやすさ追求するあまり、職場がクリーンになりすぎて、ゆるブラックな環境になってしまっている
(働きやすさを追求しないとパワハラ扱いされてしまう現代なので、これはどう対処するかも問題だと思う)
↓
統計データからライバルがいる人には以下の効果が出ている
・新しいことにチャレンジするようになる
・協力しあって前に進め
・高い発想力を持ちたいと思う
・積極的な行動を心がける
↓
ライバルと自分を比較することで成長を実感できる
実感すべき成長
・リーダーシップ
・チャレンジ精神
・強調性
・内省力
↓
ライバル視することで自らを高めようとする力が向上し、時間単位の生産性向上、内省力がアップする効果が期待できる
ライバルは誰でも良いが、同期だったり、自分に近い存在であるほうが向いている
一番身近で誰でも見つけることができるライバルは自分自身
常に自己ベストを更新し続ける行為も、ライバルとの競争を意味する
↓
自分を周りに合わせているだけでは、自分の役割が定まらない
自分にしかできない何かでチームに貢献すべきであり、そのためにも徹底的に「個」を意識して鍛える必要がある
最高のチームとは何か?
と問い詰めれば問い詰めるほど「個」としての重要性が浮上する
個人戦を戦えるものだけが、本当の意味でチームに貢献できている
競争することに力を注ぎすぎると、ストレスや過度のプレッシャーなどで自身を痛めつけてしまうことにつながるのでやりすぎは禁物ですが、
ある程度競争できる環境に身を置くことも大切だなと感じさせてくれる内容でした。
新入社員は入力してから時間が経過するほどモチベーションが下がる、というデータも紹介されています。
ライバルを早い段階で見つけて、ライバルがいるからこそ頑張れる状況を用意することは、会社側の責任なんですね。
自己啓発より、著者の自己啓発、自己奮起的な意味合いが強い
250pほどあるが、文字数は少なく行間も広いため実質100Pほどだろうか
いい意味で読みやすいが悪い意味でスカスカ
調査研究の結果を書かれているが、終始一貫著者の自分を奮起させるような語り口調が受け付けない
どこまでが科学で、どこまでが調査なのか分かりづらく著者の感想的な本という印象が強い
軽くサラッと読みたい人向け
深く考えたい、内省したい、自己啓発に役立てたいという人には向きません
導入、1章を読んで違和感をもった人は飛ばして、先に9章(自分というライバル)を読むことをお勧めする
ざっくりな感じ
運動会でも競わない時代ですからね。
いいのか分かるいのか…
ざっくりなデータでしたが、やはり競うことは必要ですね。
年収も違うだなんて驚きました。
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