みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

今日の昼前

2006-01-09 23:42:27 | Weblog
レコーディングに出かけようと駐車場に向かう途中、ネコらしき泣き声が聞こえてきて「どこからあの声はするのだろう?」と辺りを見渡せば、車の往来の激しい道路のまん中に子猫がうづくまって泣いているではないか(わあ、大変!)。
子猫で車の存在をまだ理解できていなかったのだろう。道路に飛び出したはいいが、戻るに戻れない。咄嗟に道路に私ともう一人、向こう側からも男の子が同時に飛び出して助けようとした。それに気づいたのか、私たちから逃げるように車のスキを見てネコも向こう側に無事駆け抜けていった。その瞬間、歩道にいた人たちから「ああ、ヨカッタ」の声。
でもネ、気がついてたんなら、自分たちが先に助けにいきなさいよとツッコミたくなったけど、とにかくコネコが無事だったのでホッとした。

まあ、それで気をよくして、久しぶりのNHKでのレコーディングに出かけた。
子供たちに大人気の番組『ニャンちゅうワールド放送局』のCDを東芝EMIから出すためのCD用のレコーディング(私が音楽を担当している番組)。
オネエさんの菊池美香ちゃんにも久しぶりに会ったけど、ずいぶん大人っぽくなっていた(彼女は年のわりにはすごく芸歴の長い子。なにしろ、ミュージカルの『アニー』がデビューなのだから)

今回のレコーディングは、歌入れだけだけど、すべてが声優、タレントさんだけなので、超早いレコーディングだ(5時間で6、7曲も歌を入れる)。ふつうのアーティストはああは行かない(というか、アリエナイ!)。ある意味、声優さんというのはスタジオ・ミュージシャン的な職業なのだろう。自分の個性を出すというよりも、制作サイドの意図通りの素材をどれだけ早くどれだけ正確に提供できるか、それが生命みたいなところがある。その意味では、彼らもプロ中のプロだ(プロにもいろんなプロがあるけれど...ネ)。