みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

うめ吉の

2006-01-15 00:46:49 | Weblog
ライブを見に、原宿のBLUE JAY WAYに行く。
雑誌『毎日が発見』で彼女のCDを紹介したこともあり、ライブ演奏がどんなモノかを見にいった。
昨年の暮れには彼女が出演する新宿の末広亭にも行って、本人とも話しをさせてもらったが、今日彼女のステージを見て、彼女を一度プロデュースしてみたいと本気で思うようになった。
彼女のことをまだ知らない人も多いし、彼女がやっている都々逸や端歌などの芸(音楽)がどんなモノかを知らない人も多い。本来は、これらは伝統芸に属し、彼女の職業名は俗曲師という。俗曲とは、能と雅楽以外の日本の音楽すべてを指すことば。要するに、能や雅楽などの特権階級のための音楽以外は、すべて俗なモノなのだ。特に、彼女が歌う都々逸や端歌の類いは、寄席で落語と落語の間の場つなぎ芸みたいなところさえある。
そんな彼女がジャズ系のミュージシャンやことぶきシスターズという女性4人のダンサーズ(といってもほとんどが和の振り付けだが)をしたがえてやったライブが今日のライブというわけだ。
彼女自身もMCでコメントしていたように、昔の日本の音楽業界では、三味線とジャズのフルバンドが共演するのはごくごく当たり前。エンタテインメントの世界は、ほとんどインド映画ノリに近かった。歌も踊りもまったく無国籍。時代劇でもお姫さまがジャズバンドのバックで歌を歌い踊りを踊る。今では考えられないような猥雑なパワーが日本の音楽にはあったのだが、現在の音楽はあまりにも大人しい。
もっと「ウソ~!」みたいな展開があってもいいのではないかといつも思っている。
何とかしよう....。

ここのところ、連日キッザニア関連の仕事で忙しく動いているが、とても楽しい。つくづく、私は子供が好きなのだなと思う。前のNHKの子供番組の仕事や現在の『ニャンちゅう』の仕事など、いつも私には子供関連の大事な仕事がやってくる。底抜けに子供が好きな自分を発見している毎日だ。