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みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

連休の間

2006-05-06 10:42:47 | Weblog
どこにも遊びに行かず、ひたすら仕事やミーティングに追われている。
まだ連休は終わったわけではないが、私の中ではもうとっくに終わり(笑)。もうすでに来週からの日常モードに突入している。
連日外には出ているので東京の街の様子もよくわかるが、やはりどこへ行っても家族連れが圧倒的に多い。きっと家族連れだと出かける場所も限られるのかもしれない。一つの時期に、一つの場所に集中するように出かけなければならないわけだから、混んで当たり前。そんな中で本当に楽しめるの?という気もするが、ある意味、人がたくさんいた方が回りのテンションにつられて行楽をしているという気分になるのかもしれない。
昔から、人と同じことをやるのが大嫌いな私は、みんなが左を向けば自分だけは右を向いていたい人間。だから、混雑する場所にわざわざ出かける人の気が知れないが、それはそれで楽しいことなのかもしれないとも思う。どこかに遊びに行って、自分一人しかいないというのも寂しいものだし(まあ、私はそれでも平気は平気だけど)、食べ物屋に飛び込んで自分一人しか食べていないというのも「本当にここで食べていていいんだろうか?」という妙な気分にもなるかもしれない。
まあ、とにかく、日本中のお父さんやお母さん、ごくろうさま。

昨日の五日は子供の日と同時に菖蒲湯の日でもあった。なので、私も菖蒲を買ってきてお風呂に入れた。昔、銭湯で入った菖蒲湯はもっといい香りがしていたような気がしたけど、昨日の菖蒲、たいして匂いがしなかった。というか、菖蒲というのはホントにこんな香りだっけ?という気がしてならなかった。自分の記憶が曖昧なのかもわからないが、昔の菖蒲の方がはるかにいい香りだったような気がする。
別に、菖蒲に限らず、最近の野菜も花も香りが妙に薄い。匂わないことがいいことのように言われている最近の傾向に迎合して、まさか意図的にそんな野菜や花を作っているわけではないだろう。野菜がキライな子供の大半はこの野菜独特の匂いがキライで野菜を食べないはずなのだが、最近の野菜は匂わない上に味も薄い(というか、ほとんど味がしない)。それも当たり前だろう。食べ物の味というのは、その大半が匂いで決まるのだから、匂いが薄いということは味も薄いに決まってる。いつも、食品成分表を片手に料理を作る私は(マジでそんな姿を想像しないように。ただの比喩ですから)、野菜の栄養が本当に少なくなっているんだナと実感する。ホウレンソウってピタミンAや鉄分が豊富だって習ってきたから、それを信じて食べてきたのだけれども、今のホウレンソウにはそれほどのピタミンも鉄分もない。鉄分が一番多い食品はノリやヒジキ、ウナギの類いだ。そして、意外なことにバジルやタイム、セージなどのスパイス類にビタミンやミネラルが驚くほど多い。もちろん、スパイスは香りづけに使われるだけだからそれほどの量をとらないのであまり栄養素としての役割にはならないかもしれないが、そういうことを昔の人は体験的に知っていてスパイスを使ったのかも?とも考えてしまう。食べ物で得られない栄養をスパイスで補うという知恵を自然に身につけていたのかもしれない....。