みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

満月の夜桜を

2009-04-09 22:51:58 | Weblog
伊豆で楽しもうかと思ったけどオーチャドホールでのリベラを聞きに東京に舞い戻る。
リベラのステージで見るのは初めてだが、まず驚いたのはステージに乗っているのは6本のスタンドマイクだけなのに23人の子供たちの歌声をどうしてあれほど鮮明に拾うことができるのだろうか?ということ。
ほとんど口パクに近いぐらいの完璧なCDサウンドの再現なので、「これではCDを聞くのとどこが違うのだろう?」と本気で思ってしまった。この点を休憩中にレコードメーカーの関係者に聞いてみると、これが音楽監督のロバードプライズマン氏のこだわりなのだという。
CD音源との唯一の違いは目の前にアーティストが見えること。それでも、CDと寸分たがわぬ音を聞かされることでお客さんたちは本当に満足しているのだろうか?
まあ、お客さんたちの顔を見る限り皆さん満足されているようなのでそれはそれでいいのだが、ライブコンサートがCD音源に限りなく近いというのは、私なんかは逆に「損したな」と思ってしまう。わざわざライブに行った甲斐があるものが聞きたいと思うのは私だけではないと思うのだが。

それにしても、渋谷の街は来るたびどんどんヒドイ方向に行っているような気がする。とても自分が生まれ育った町とは思えない。が、そのうち再開発されていっきょに「大人の街」になるらしいので、それはそれで期待することにする(本当にそうなるのかナ?という気もするけれど。