みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

TVのない生活を

2009-09-01 22:02:50 | Weblog
伊豆では送っているが、TVがなくて困ることって皆無、だなと本当に思う。東京にいる時にはTVのある家にいるのでたまに見ることはあるけれど、見る価値のある番組はゼロ。最初はニュースぐらい見ないと…と思ったこともあったけれど、逆に最近はTVでニュースは見ない方がいいなという気もしている。
TVで見るニュースほどヤバイものもないなと感じるからだ。切り取られ編集された映像を見せられた寸瞬間に(しかも、繰り返し繰り返し)視聴者が真実を誤解するように作られているのがTVのニュースという気がしないでもない。
先日も懸念した通り今回の選挙で民主党が圧勝したのもメディアの報道があったからだろうと思う。それでなくても失態だらけの自民党にもともと勝ち目なんてまったくなかったのに、メディアの報道がそれに追い打ちをかけた結果だろうと思う。まあ、メディア自身が「正義の味方」にでもなったかのように錯覚しているのだから余計にタチが悪い。本当に日本のメディアはドンキホーテ以外の何ものでもないナ。

この民主党の圧勝のあおりを受けて国会議員の友人もあわや落選(?)になりかけたけど比例区で復活当選してヤレヤレだ。彼は、大学時代の友人だが、父親の地盤をそのまま受け継いだ二世議員の一人。県会議員を4期か5期やった後に国会議員に25、6才で出て当選して以来負けなしで選挙を戦ってきた男だ。本人に聞いても「選挙は絶対勝てるよ」と豪語していたのだが今度ばかりは、同じ選挙区にたてられた民主党の小沢チルドレンの一人(女性)にしてやられたようだった。でも、比例区で当選だけは果たしたのだからとりあえずは「オメデトウ」。ただ、野党になってしまったこの状況で今まで通りの政治活動ができるのかどうかは心配ではあるけれど。

台風11号がまさに東京に向かっていた31日の晩にある会食に青山のフレンチレストランに出かけた。
「何でこんな日に」とボヤきながら出かけたけれど、とても面白い集まりで台風のことなんかすっかり忘れてしまった。主催してくれたのはN生命の MDRT会員(何のことかわからない人も多いだろうが、要するに世界でもトップクラスの保険の外交員しか入れない名誉ある会の会員だということ。私もこれまでにこの名刺を持った人に二人しか会ったことがない)のキャリア女性。この人の友人が私の友人というややこしい関係だ(本当は全然ややこしくなくて、友達の友達は友達だというだけのこと)。それに、富山の老舗のせんべい屋さんの社長さん(この方が地元の町おこしを積極的にやられている方で、この人を私に紹介するという目的もあった)、そして、ミシュランガイドの鑑定人もやられていたフードコーディネーターのF氏(今は別のガイドブック作りとかに携わっていらっしゃるようだが)と、もう一人の「食育」をやっているフードコンサルタントN氏、という6人の会食なので、話題のとっかかりはもちろん「食べ物」のこと。会食場所となった青山のレストランもきっと「三つ星」クラスなのだろう(デザートはかなりおいしかった)が、オーナーシェフのM氏は若く気さくな人で彼ともすっかり意気投合してしまった。
全員ほとんど顔をあわせるのが初めてという会食でも話題は「食と映画と音楽」など文化的なところでかなり盛り上がり、とりあえず富山で「食と音楽のワークショップ」のようなものをやろうということでシャンシャンとなったが、私としては、「音楽と食」が結びついていることをこれほどよく理解してくださった人もこれまで会ったことがなかったので、このF氏の造詣の深さには敬服した次第(まだ40ちょっとぐらいでお若いのに)。

今日はもう既に伊豆に戻ってきてしまったが、明日以降またこちら(伊豆)でもいろいろなイベントなどの企画話で盛り上がっていくはずだ。
知り合いからフルムスのCD企画のお誘いもいくつかいただいているし、これからは本当に忙しくなりそうだ(新聞、TVのない生活の方がやはり正解だ)