みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

最近夜になるとよく聞くのがフクロウ

2009-09-15 00:00:38 | Weblog
の鳴き声。
「ホーホー」とまるで森の中にいるように家のすぐ前から聞こえてくる。目の前は森というわけではないけれどわりと木々が茂っているのでちょうどその中にいるような感じがする。以前この木にはキツツキが巣を作っていたのだけれど、最近キツツキの姿は見かけない。
フクロウの鳴き声と聞くとすぐに映画『ツインピークス』を思い出してしまう。
ちょっと不気味な生き物だけれども、フクロウの耳はちょうどレーダーのようになっていて夜でも獲物をちゃんととらえられるという(フクロウは目で見ているわけはなく耳で見るような感じ)。フクロウの耳は左右が対象にはついていないので時間差で来る音を計算して獲物の位置を的確にとらえるのだと言う。いわばステレオ効果のようなものだろう。
左右の耳にまったく同じに音が到達すると私たち人間もその音源の位置を正確に判断することはできない(モノラルのスピーカーだと音源はいつも真ん中だ)。多少のズレから音源の位置や高さを知ることができるのだが、倍音の少ない音はその位置の判断をよく誤る。携帯電話の音なんか右の方から聞こえてくると思ったら実は左の方だったみたいな経験はたくさんある。だから、フクロウの耳は、その位置判断能力を最大限に高めるために左右の耳の位置が意図的にずらされているということなのだろう。人間の耳もそうすればよかったのにといつも思うけど、よく見ると人間の耳だってそれほど左右対称なわけでもない(ような気もする)。

今夜はフクロウだけでなくタヌキにも出くわした。
タヌキに出会うのはそれほど珍しいことではないけれど、出くわすとなんだか嬉しくなってくる。別にタヌキに愛想があるわけではないのだけど、けっこうユーモラスなやつなので心がちょっとだけ和む。
でも、いつも思うのはタヌキとムジナの違い。「同じ穴のヌジナ」というけれど、ムジナという動物は本当は「ハクビシン」のことなのか?「アナグマ」のことなのか?それとも「タヌキ」自身のこなのか?けっこうナゾだ。
自分で穴を掘れないタヌキが他の動物の穴蔵に入り込んで生活することから言われたことわざだが、うちの近くのタヌキは一体どこに住んでいるのかナ?
「こわいもの見たさ」で一度探ってみたいような気もするが。