今日の「お気に入り」は、山本夏彦さん(1915-2002)のコラム集から。
「私は人の盛りは五年だと思っている。大負けに負けて十年だと思っている。」
「芸術家はながいといわれるが、処女作を出られない。画家は同じ絵を求められ、売れるかぎり平然と描くからながく見えるだけである。文士は往年の傑作といわれたものをなぞる。」
「満つれば欠くるといって、全盛時代があればあとは衰えるばかりである。
命ながければ恥多しという。」
(山本夏彦著阿川佐和子編「『夏彦の写真コラム』傑作選2」新潮文庫所収)
「私は人の盛りは五年だと思っている。大負けに負けて十年だと思っている。」
「芸術家はながいといわれるが、処女作を出られない。画家は同じ絵を求められ、売れるかぎり平然と描くからながく見えるだけである。文士は往年の傑作といわれたものをなぞる。」
「満つれば欠くるといって、全盛時代があればあとは衰えるばかりである。
命ながければ恥多しという。」
(山本夏彦著阿川佐和子編「『夏彦の写真コラム』傑作選2」新潮文庫所収)