「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

狭き門 Long Good-bye 2024・08・18

2024-08-18 04:56:00 | Weblog

  

 

   今日の「 お気に入り 」 。

   最近 、何かの機会に 、目にして 、こころ残った文章 。

   備忘のため 、抜き書き 。

 「 人生とは美しい刺繡を裏(側)から見ているよう
  なものだ 。
   その模様が何を意味しているか 、そのままで
  は分からないが 、それを表から見られるように
  なったとき 、その意味と美しさが分かる 。」

        ( テイヤール・ド・シャルダン )

  ( ´_ゝ`)

  ( たしか映画「 ロストケア 」の冒頭に流れる言葉 。)

 「 人にしてもらいたいと思うことは何でも 、
  あなたがたも人にしなさい
       マタイによる福音書7章12節 」

  ( 口語体より 、文語体の方が好みだな 、私しゃ 。)

 「 凡(すべ)て 人(ひと)に爲せられんと思(おも)ふ
  ことは 、人(ひと)にも亦(また)その如(ごと)くせよ 。
          マタイ伝福音書 第七章十二節 」

 「 求めよ 、然(さ)らば與へられん 。尋(たづ)ねよ 、 ( カーナビが無かった頃 
  さらば見出(みいだ)さん 。門(もん)を叩(たゝ)け 、 『 あなたは 、何でひとに
  さらば開かれん 。                   道を訊かないの?』と 、
  すべて求むる者は得(え) 、たづぬる者(もの)は見   助手席の 、地図音痴の 、
  いだし 、門(もん)をたたく者は開かるるなり。    うちの奥さんからよく言われた 。)

  狹(せま)き門(もん)より入(い)れ 、滅(ほろび)に   ( 再録 )
  いたる門(もん)は大(おほき)く 、その路(みち)は
  廣(ひろ)く 、之(これ)より入(い)る者(もの)おほ
  し 。 
  生命(いのち)にいたる門(もん)は狹(せま)く 、そ
  の路(みち)は細(ほそ)く 、之(これ)を見出(みいだ)
  すもの少(すく)なし 。

             マタイ伝福音書 第七章 」

  ( ´_ゝ`)

 「すべての人に好かれる人はいない
  すべての人に嫌われる人もいない 」 

  ( ´_ゝ`)

 「 かたちのあるものはいつか消える 。かたち
  のないものだって 、いつかは消えていく 。
  残るのは記憶だけだ 。」         ( 記憶だって消えていく 。)

 「 何かに対するものの見方が 、あるひとつ
  の出来事を境に 、たった一日でがらりと変
  わってしまうということは 、たまにある 。」

 「 あまりにも突出した独自のスタイルを完成
  させてしまうと 、今度はそれを崩して変化
  していくことがとても難しくなってしまう 。」

               ( 村上春樹 ) 

 ( ´_ゝ`)

 ( ついでながらの

   筆者註: 「 ピエール・テイヤール・ド・シャルダン
       ( Pierre Teilhard de Chardin ,1881年5月1日 - 
        1955年4月10日 )は 、フランス人のカトリック司祭
        ( イエズス会士 )で 、古生物学者・地質学者 、
        カトリック思想家である 。」

       以上ウィキ情報 。

       以下は 、村上春樹さんの随筆「 村上朝日堂はいかに

       して鍛えられたか 」( 新潮文庫 )からの引用 。

        「 この『 村上春樹 』というのはペンネーム
        じゃなくて 、もともとの本名である 。」

       「 こないだ近所の『 交通安全協会 』に運転
        免許証の更新に行った 。窓口には女のひと
        が二人いて 、僕の免許証を見て 、僕の顔を
        見て 、『 えーと 、ムラカミ・ハルキさん 、
        住所は神奈川県 ・・・ 』と言って 、それ
        から二人で顔を見合わせた 。そして『 同姓
        同名なのねえ 』と言い合った 。僕も『 そ
        うそう 』という顔をして 、にっこり微笑ん
        でうなずいた 。こういうことがあると とて
        も嬉しい 。一日幸福な気持ちでいられる 。」  )

 

 

  

      ( じっと何かに耐える人生 )

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 落とし穴 Long Goo... | トップ | ひとは男女の区別なく悪口を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事