高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

畑作入門一歩前 その20 

2016-09-10 09:00:00 | 連載
小幡 尚

 じゃがいもの収穫の後は、夏野菜の季節となりました。6月中旬頃から、少しづつ、モロッコ豆、ピ
ーマン、とうがらしなどが穫れるようになりました。
 かぼちゃは、栽培が楽だといわれることが多いようですが、あまりうまくいきませんでした。植えた
苗はそこそこ育つものの、実のなり方がかなり控え目でした。
 面白かったのは、苗を植えた記憶のない複数の個所からかぼちゃのつるが生え、そこからもいくつか
の実を収穫することができたことです。
 畑を始めて1年くらい経った頃から、堆肥を作り始めました。といっても、市販のコンポストに、家
で出る植物性の生ゴミ(野菜くずなど)を入れておくだけです。コンポストがいっぱいになると、畑の
土に適当に混ぜ込みます。
 思わぬところから生えたかぼちゃは、生ゴミとして捨てられた種が芽を出したものでした。かぼちゃ
の生命力を実感しましたが、同時に、栽培しやすいのかどうかよく分からなくなりました。
 この夏には、プリンスメロンも収穫できました。春にホームセンターで苗を衝動買いし、だめだろう
なと思いながら2株を植え付けておいたのです。
 食べ慣れていないこともあり、メロン(とくに高級なもの)に執着はありません。夏の果物でときど
き無性に食べたくなるのは、北海道に住んでいた子供の頃によく食べていたアジウリ(今は「北海カン
ロ」などの名で販売されています)です。それに最も近いメロンであるプリンスメロンも大好物なので
す。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年9月号より転載しました。
コメント
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