高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

うちの畑にようこそ 9月16・21日記

2016-09-24 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
香美市 わたなべ農園の渡邉志津江です。

昨日のブログ(9月10日記)の続きです。
その後の白ネギの話を聞いてください。

【 白ネギのその後 】9/16記
 昨年(2015年)の長ネギはある程度大きくなってから長雨の影響で軟ぷ病にかかるものが出て、
病気の株とその周辺を取り除いてただ様子を見るだけ。
(農薬はしないので本当に頑張れ!と声をかけるだけなのです!)

生きのこった長ネギたちはその後ヨトウムシに食われていくも
(夜ライトを付けて何日も虫を捕り続け)
ぼろぼろの葉になってしまいましたが懸命に育ってくれました。

種まきしてから8か月・・なんとか収穫までこぎつけ、
10月から順に出し始め、冬〜春にかけてに毎週お届け出来ました。


あまりに嬉しくて『こだわり福ネギ』と名前をつけました。
葉も付けて丸ごと一本食べていただけるのが嬉しく有難かったです。


 今年(2016年)の長ネギは昨日のブログの通り散々なありさまです。
ほんの一部のこっているネギを見て、
もうあきらめてトラクターで叩き込んでしまおうかと、
でももうちょっと様子をみようと夫と話しました。

4日ほど別の圃場の作業をして草を刈るために白ネギ畑に行った私は正直驚きました。
あれほどめちゃくちゃに虫に食われ、
おおかたダメになっていたネギの株から緑色の葉が出ていたのです。

芯の方まで食い尽くすヨトウムシの食いっぷりでしたから
ホントこれはもうダメとあきらめていました。
緑のかわいい葉は3センチくらい土から出ていました。

5aの白ネギ畑。
どれだけが生き延びるか見当もつきませんが冬までにはまだ間に合う!
そう思って白ネギたちと頑張ります。

【 またまた白ネギのその後 】9/21記

2aの白ネギ畑の方は地上部が完全に虫に食われて見えないほどで、
「もうこれまで!」と白ネギのところに赤ジャガイモを植えていました。

台風16号の過ぎ去った後、
夜間の温度はさらに下がって畑はすっかり秋の様子。
ヨトウムシは数がぐっと減ったようで、やっとホット一息ついたことです。

ほとんど全滅かと思っていたので、
白ネギたちが細い緑の葉をのばしてくれたのは嬉しかったです。
なんだか振出しに戻った感はありますが、
これから冬にかけてきっとそれなりに太ってくれることでしょう。

5aの方の白ネギはまた順番に勢揃いし出しました。
頑張れ〜!!
季節の移り変わりと自然のたくましさを見せてくれています。
コメント (2)
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