高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

うちの畑にようこそ 5月11日記

2018-05-25 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
香美市 わたなべ農園の渡邉志津江です。

「下手の横好き?!」

東ティモールのオーガニック・フェアートレードのコーヒーの生豆を自分で手煎り焙煎して飲んでいる。
その日の煎り加減、夫が煎るか私が煎るかでコーヒーの香りや味は違う。
同じ生豆なのにこんなに違うかと面白い。
産地の違いもあるが焙煎の仕方で随分味が違ってくると聞いたことがあったが、本当にその通りだ。

生豆自体は薬膳の香りがする。
ネット注文で買い求めた豆が届いた時、箱の外側から薬草のような香りがした。
箱を開けた時、深い薬膳の香りと薄ねずみ色の豆の質感が石鹸のような?大理石のような?感じに見えたこと、
これは農産物なんだ!と強く実感したのは、少し冷たいような固い感触と香りのせいかもしれない。
ここまで仕上げるのにどれほどの作業工程があるのかと思ったらこみ上げてくるものがある。
私も国は違えど同じ有機栽培をする農家なのだ。

遠い異国の地に思いを馳せつついただくコーヒーは深い味がする。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2018年6月号より転載しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする