高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

野菜の生産者新しい生産者が仲間入り! ~山楽 上土井崇さん

2018-08-01 09:00:00 | 生産者をたずねて
山楽の上土井崇(かみどいたかし)です。


私は大阪育ち、妻は東京育ち。
そして、息子と娘。
きれいな水と自分で育てた食べ物で子どもたちを成長させたい思いから、
3年前から農的な暮らしを始めました。
選んだ場所は四国のおへそ、高知県北部にある土佐町です。
吉野川の源流域にあたり、山合いですが空は広く、自然豊かなところです。
山林から登った朝日が山里を照らす光景はとても美しく、都会では決して味わえません。
このたび、この素晴らしい山の環境で育ったお米・野菜を、
家族のためだけでなくお客様にもお届けできればと思い、一念発起しました。


安全で良質な農産物とはどのようなものか。
それは人間の命と健康を育む農産物だと考えています。
では、その農産物をどのように育てるか。
それには、農作物が自立して育ってくれるように、
良質な土づくりが大切だと考えています。
山には草木がたくさんあります。
その大量の草を土に返すことにより、肥沃な土壌ができあがります。
また、お米を収穫した後の稲わらをクロに積み
(クロとは、1本の竹を地面に立て、稲わらを巻き付けながら積み上げたもの)、
畑の土に返していきます。


この地道な作業を続ていくことで、安全で良質
そして美味しい農産物の生産に繋がっていくと思っています。
お客様にとって生産者の顔が浮かぶ野菜は安心だと聞きます。
逆に、生産者にとって特定の誰かのために野菜を作ろうと意識すると、
責任をもって美味しく安全に育てたい思うようになります。
お客様に自分が食べているお米や野菜が育っているところを知った上で食べて頂けたら。
そんな直接交流の関係が築けるよう一生懸命に取り組んでいきます。

これからどうぞよろしくお願いします。

7月〔3〕回目の「山の野菜セット4-5品目」はこんな・・・



※ 上土井さんの文は、NPO法人土といのち『事務所よりお知らせ』2018年7月1回目より転載しました。
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