高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

うちの畑にようこそ 3月6日記

2020-03-21 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
香美市 わたなべ農園の渡邉志津江です。

「本当に大事なこと」

新コロナウイルス感染者の情報が続々と入ってきている。
今のところ、広がりは濃厚接触者を中心に確認されているが
、それはあくまでも検査して見つかったということであって、
本当の姿はまだまだ見えない。
見えてきた時には追跡不可能の事態になりそうで、静かに怖い。
目には見えないものを恐れおののく心理は
昔も今も変わらないだろうと思う。

そうは言っても、生活は日々の暮らしの中にある。
普通はどこかで買い物しないと
必要なものを手に入れることは出来ない。
有難いことに農家は野菜と米には困らない。
畑にある、あるいは冷蔵庫で保存しているもの限定にはなるが。
それでも、必要なものはどこかで買い物しなくてはならない。
イベントや集会の自粛や中止は
感染拡大の予防になるのは間違いないが、
今後、ごく普通の生活に影響が出てくることは容易に想像できる。
ネット購入はきっとこの事態を受けて益々拍車がかかるだろう。
それさえも、配送業者さんあってのことだ。
物流も多くの関係者によって支えられている。
経済の停滞と混迷は避けられない。
私たちはこのことから何を学ぶのだろう。
どのようにして大事な人を守ることが出来るのだろう。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年4月号より転載しました。
コメント
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