高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

経済産業省前のテント広場にて。

2012-05-03 22:01:30 | 脱原発
土といのちの会員の皆さま

4月末から5月1日まで、仕事の関係の研修があり、東京に行っていました。

東京もかなりの放射能汚染だと広瀬隆さんや木下黄太さんの話を聞いていました。
なので、行く前にはN95のマスクを準備し、福島原発4号炉が爆発した場合の事や東京直下地震のことを考え、
何かあったらすぐさま東京脱出ができるよう少し余分にお金を用意して行きました。

東京に行って、まずおびただしい人の群れとどこまでも続く密集したビルと建物、
その生活の中に混じると、「もう少しばかりの人が意識しても、このメガポリスとその周辺は変わりようがない、
動きようがない、まず何をやっても無駄、行くとこまで行くしかない」という空しさに襲われました。
それほど人々の日常は全く福島の今を感じさせませんでした。

とはいえ、せっかく東京に来たので、昔の東京暮らしの勘を頼りに地下鉄を乗り継いで経済産業省前に行きました。
テントを張って、ハンストをしている人々に敬意を表し、カンパなりとも出来ればとの思いからでした。



テントは経済産業省のなかなか良い角地に陣取り、官庁街なので道行く人は少ないものの、非常に目立っていました。 
ハンストをしている年配の男性や女性が数人椅子に座っていて、大きなテントが3張りほどあり、中は寝泊まり出来るようになっていました。
テント広場にはいろんな人が立ち寄るようです。
たくさんのチラシをいただきました。
私も高知の状況を紹介しました。
さながら情報基地のようです。



その中で、未来を孕む女たちのとつきとおかのテント行動の椎名智恵子さんと少し話しをすることができました。
彼女たち福島の人々は、今福島で安心して相談できる診療所を建てようとしているとのことです。
福島の病院・診療所はすべて、上からの圧力で、まともに放射能の被害やそれが原因かもしれない症状について取り合ってくれないとのこと、そして検査結果は教えてくれないそうです。

もっともっと福島で子ども達が置かれている状況を知りたいと思いました。
避難する人は、椎名さんによると、遠くてもつながりがあるところに避難しているとのこと。
高知は魅力的ですねと言われていました。
福島の子ども達を避難させたり、夏休み期間だけでも受け入れることはできないか、高知ではどうだろうか、と考え始めました。

今度椎名さんなど福島の方達を高知にお呼びしお話しを聴きたいと思います。
また、診療所建設基金のご協力を今度お願いします。
よろしく。

(運営委員 丸井)
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