塩辛。

トマトの季節です。
トマトソースづくりの季節です。
昨日は、トマトソースのコクだしに塩辛がつかえることをお話しました。
私（運営委員Ｈ）は、市販のカレールーをつかわずスパイスからカレーをつくるときも、
コクをだすのに塩辛をつかいます。

なので、旅先のお土産シップでも塩辛チェックはかかせません。
塩辛そのものがうまみ成分（アミノ酸）のかたまりであるはずなのに、
化学調味料をつかった塩辛が多数派なので、要チェックなのです。

いま私がつかっているのは、沖縄でみつけてきたものです。


原材料は、かつお、泡盛、塩、砂糖、酢。
ワタとは、さかなの内臓のことです。
ガラスとは、沖縄のことばで塩辛のことのようです。
もちろんこのままで酒の肴にもなります。
泡盛にもおそろしいほど合います。

が、このタイプの塩辛ならば高知にも酒盗があります。

こちらは、たぶん沖縄にしかない塩辛。


いかすみ入りの、いかの塩辛です。
原材料は、いか、食塩、いかすみ、泡盛、砂糖。
いかすみというと、地中海料理というイメージですが、
沖縄ではふつうの伝統食材です。

さきほどのワタガラスとこれをダブルでつかうと、強烈にコクがでます。
料理が黒っぽくなりますが…。

残念ながら「土といのち」ではあつかっていません。
あつかってほしいひとは、メールとかファックスください。
希望者が集まれば、共同購入できます。

全粒粉のペンネ。

パスタで玄米にあたるのが全粒粉のパスタですが、
全粒粉のスパゲティは、ごわごわ、ぼそぼそという感じで、
ちゅるちゅるっとすすることができません。

ちゅるちゅるっとすする、というのは、もともとお蕎麦の食べかたです。
本場のイタリアのひとたちは、そうした食べかたはしませんが、
私たちはとしては、ちゅるちゅるっとすすることができないのは、
食べていて、ちょっと楽しくないなー、という感じです。

そこでおすすめなのが全粒粉のペンネです。

「土といのち」のカタログにはでていませんが、
事務所にお願いすれば、とりよせることができます。
唐辛子をきかせたトマトソースであえればペンネ・アラビアータです。

＊トマト・ソースにイカ墨をいれたので黒っぽい色にしあがっています。

ごわごわろした食感の、なんという力強さ
このひと皿で完全に満足できます。
これになじむと、ふつうのペンネは、へなへなでさびしく感じられてしまいます。

ちなみに、トマトソースにコクをだそうとするときアンチョビーをつかうのがふつうですが、
塩辛をつかうとさらに濃くコクがでます。
化学調味料（アミノ酸）が入っていない塩辛をさがすのに、ちょっと苦労します。
が、スーパーでも見つからないことはありません。
ぜひともお試しあれ

配送の車。

「土といのち」には配送のための専用の車があります。
小さめですが「土といのち」のロゴもついています。


荷物が積み込みをまっています。


宅配便とかとちがって、配送品は玄関の前とかに置いておかれるので、
配達のスタッフと顔を合わせる機会は、私もほとんどないのですが、
玄関先とかでばったり会ったときは、声をかけてくださいネ。

石垣島のぱん屋さん。

私（運営委員Ｈ）は高知に帰りましたが、
なお沖縄旅行を続けている運営委員Ｃからの便りです。

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沖縄県石垣市に「やきむぎや」というぱん屋さんがあります。


メインの生地に国産小麦粉・自家製ぶどう酵母・石垣の塩をつかっています。
ぱんの種類は１００種類くらいあり日替りで毎日１５種類くらいを焼いています。


石垣島産の島バナナを使ったぱんもあります。
ぜひとも食べたかったのですが島バナナの収穫は８月からです。

今回は石垣島の塩とローズマリーを使ったハード系のぱんを食べました。
塩のきいたたべごたえのあるぱんでした。

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私（運営委員Ｈ）もローズマリーのぱんは大好きです。
ローズマリーの香り、塩味、ハードな食感がみごとにマッチし、
このぱんだけでりっぱなご馳走となります。

旅先で、国産小麦粉や天然酵母をつかったぱんを焼いているお店を見つけると、
とてもうれしくなり、どっさり買ってしまいます。
実はホームベーカリーでも国産小麦粉ぱんは焼けます。
そのうちコツを紹介したいと思います。

「土といのち」基準。

ココロがまだ「西表」の運営委員Ｈです。

「土といのち」の世界になじんでくると、おみやげ探しでも困ります。
「土といのち」の基準をクリアするものが、なかなかないからです。

たとえば「アミノ酸」。
「土といのち」であつかっているものには、
原材料に化学調味料の「アミノ酸」が含まれるものは、ひとつもありせん。
けれども、スーパーでも、旅先のおみやげ売り場でもいいのですが、
「アミノ酸」を含んでない加工食品を探すのは、かなりたいへんです。

なので、今回の「西表」旅行中に、某運営委員から、
「土といのち」であつかえるものを発見せよ、
との指令をうけて、私はあわてました。

ばたばたしなが見つけたのがこれです。
見つけたのは石垣島ですが。

おいしいです。

「土といのち」であつかうかどうか、
今度の運営委員会で相談してみます。
お楽しみに。

マイ・ランチボックス。

西表（いりおもて）から帰った運営委員Ｈです。

旅行をしていると、気をつけていても食がみだれます。
もとの暮らしがなつかしくなります。

昨晩は全粒粉のオーガニックマカロニをたべました。
「朝ご飯ぬき」の暮らしをしている私には朝ご飯はありません。
かわりにお昼ご飯用のお弁当をつくります。
シンプルにきめました（いつもシンプルですが）。


黒米をいれて炊いた玄米。
つけてから何年たったか忘れた梅干し、自家製のしょうがの味噌づけがおかずです。
カラダが元気になりそうでわくわくするマイ・ランチボックスです。

西表島から ２０

高知にかえってきました。

この世のものをこえた美しさに
サガリバナが神のごとき存在にもおもえた
私（運営委員Ｈ）でしたが（こちら）、
石垣空港に向かうタクシーのなかで
運転手さんから聞きました。

サガリバナは西表だけでなく石垣島でも咲いている。
西表のサガリバナは、種が川辺に流れ着き、そこで大きくなった木。陸地でも育つ。
バカ木とも呼ばれる（バカみたいに丈夫な）木であり、挿し木もできる。庭木にするひとも多い。

もちろん私のマブタにやきついたサガリバナの美しさがあせることはありませんが、
明日からサラリーマンにもどる私にとっては
夢からさめるのに
ちょうどの話だったかも。

西表島から １９

西表での最後のご飯は、じゅーしーかまぼこです。

外側は、いかすみ入りの、まっ黒なかまぼこです。


なかにカレー味の炊き込みご飯（じゅーしー）がつまってます。

石垣市のちょっと有名なＢ級グルメです。
離島桟橋で買って食べました。

沖縄ではかまぼこ文化が発達してます。
私（運営委員Ｈ）のようなかまぼこファンをうっとりさせてくれます。

西表島から １８

西表（いりおもて）での最後の朝をむかえています。
夜には高知にもどっています。

シーカヤックのツアーでお世話になった
ケープ・パイミの飯田さんが教えてくれた料理を紹介します。
ツアーのときのランチでした。

水で少しうすめた海水でパスタを固めにゆでる。
ガーリックオイルでタコをいためる。
２に１を加えてあえて、コショーで味をととのえる。
いかにもアウトドアでワイルドな料理ですが、おいしかった。

西表の海水と、飯田さんが西表の海で獲ったタコでつくったから、
そして西表の海をながめながら食べたから、
おいしかったのかもしれませんが。

私（運営委員Ｈ）はシーカヤックのツアーにも
はなればなれコーヒーとエスプレッソマシーンはもってゆきます。

飯田さんは「うまい。このコーヒーのあとだと、オレのいれたコーヒーはクサったニオいのついた水だ」と、自分のいれたコーヒーをじゃーと砂浜に捨ててしまい、ほかのツアー参加者から、西表にコーヒーショップをひらくことをすすめられちゃいました。

西表島から １７

運営委員Ｈは今日もシーカヤックです。

仲良川にサガリバナを見にゆきました。
残念が続いていたのですが（こちらとこちら）、
サガリバナがついにハイシーズンをむかえたようです。

サガリバナの木は川のうえに枝をのばしています。
夜中に咲いた花が、夜明けとともにぽたぽた音をたてて落ちます。
そして無数の花が川面（かわも）をゆっくりと、
この世の果てに向かって流れてゆきます。
美しい、をとおりこしたその世界に、
私のココロからナミダがぽろぽろこぼれました。

この世の果てにゆきたいひとにおすすめです。

もし私がカメラをおしゃかにしていなくても、
写真をとらなかったかもしれません。
どんな写真でもうそになります。

今日でシーカヤックともしばしの別れです。
私はシーカヤックへの愛と、別れの悲しみをこめて
ひたすら漕ぎました。

宿にもどり、宿の前の潮だまりで、
ひとのかたちをしたヒトデを見つけました。
携帯のカメラでとりました。