ジュリエットオスカー634受信ブログ

ラ・テ受信雑記他・私の得意ジャンルでの情報を発信します。このサイトは個人的な趣味により制作されています。

技研公開2014レポ

2014年06月02日 20時43分04秒 | テレビ・ラジオ受信関係
予告通り、技研公開のレポです。
今年の技研公開はやはり8K-SHV
(8Kスーパーハイビジョン)関連が多かったです。


その中でも興味があったのは、「次世代地上放送伝送技術」

以前の技研公開レポでも書いていると思いますが、
8KSHVを電波で送るための技術です。
ブログでも取り上げましたが、
熊本県の人吉中継局での長距離伝送に成功しています。

現在の地デジはフルセグ(固定向け)とワンセグ(移動受信)の階層伝送になっていますが、
次世代でも考慮されるらしく、ハイビジョンの移動受信について展示してありました。


私は職員さんに説明を求めました。
まずは、前々から疑問に思っていた垂直・水平の両偏波対応の送信アンテナについて
質問してみたところ、特殊なアンテナという説明は受けましたが、
具体的な形式は教えてもらえませんでした。ループ系のアンテナではないようです。
家庭で手軽に8KSHVが受信できるように、「十字クロス八木アンテナ」だけでなく
「ループアンテナを応用した今のような平面アンテナの方が良いですよ」と
一応話してみました。平面の両偏波対応アンテナ開発してくれるか?期待します。

また、SFNの実験について聞いてみたところ、
人吉実験ではあくまで1個所からの長距離伝送実験のみで
SFNを組んだ実験はこれからのようで、来年の技研公開で
成果が見られるかも?のようなニュアンスでした。

ところで、8KSHVって1秒のフレーム数が120になるようです。
2番の展示に120Hzの8kSHVカメラが展示してありました。
こちらも職員さんに説明してもらいました。
人間の目では100フレーム/秒ぐらいになればほとんど
違いを認識できないような旨の説明をされました。
フレーム数が細かくなることで、なめらかな動きを表現できる訳です。
私は意地悪に「フレーム数あげたら伝送の情報量が上がるでしょう?」と
言ったところ、今では圧縮の技術によって単にデータ量が2倍になる
訳ではない。という説明を受けました。

8KSHVをケーブルテレビで家庭に届ける研究もすすめられていて
5番の展示にありました。

今回会場ではJCOMでの実験様子が展示されていましたが、
たしか、甲府CATVでもSHV伝送実験があったことを覚えていた。
なのでこちらも職員さんに聞いてみると、
甲府で行っていた実験とほぼ同じ実験だそうです。

1番の展示ではすでに8KSHVに対応したハイブリッドキャストを
紹介していました。


ここでレポートを一旦区切ります。



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