給電線ロス

前回の記事で、給電線損失について触れました。
送信用と受信用では違うとは思うのですが、
受信給電線の損失については地デジの本に出ていましたので
紹介します。

周囲20度で770MHzの場合
S-4C-FB　239
S-5C-FB　192
（dB/km）

一般家庭、室内での配線では長くても
10メートル～20メートぐらいでしょう。
ですから、2～3dB程度のロスを見込む必要があります。

ちなみに前回の記事、読売タワーは高さ4000m。
4kmということなので、S-5C-FBで計算すると
192×4で768dBのロスとなります。
送信アンテナにつなぐまでに損失分を補償する事も
考えないといけません。

現行のスカイツリーの場合、送信機と送信アンテナはでは
300ｍと聞いています。
同じくS-5C-FBで送信アンテナにつなぐと仮定すると
0.192×300で57.6dBとなります。