フジテレビの話題が続いて申し訳ないが、
この間の静止画・失敗記者会見で思い出したことがある。
それは児童書のズッコケ三人組シリーズ。
「うわさのズッコケ株式会社」という作品があり、
私が小学生の時初めてズッコケシリーズに触れた作品であるが、
このなかで、社長ハチベエは商売の先行きを見誤り
在庫を大量に抱え倒産寸前になり、お金を出資してくれたクラスメートから
株主として臨時株主総会を開くことを求められます。
何とかハチベエの社長責任追及は免れることになります。
ハカセがある程度先に出資者に正直に業務経緯を報告しています。
なので「正直な報告」がいかに大事かということを
教えてくれています。
毎日書いている通り、今回の中居氏の一連の事案はフジテレビに限ったことでなく
テレビ放送界全体にかかわってくることである。
ホリエモンこと堀江氏の動画も見させてもらったが、
テレビの広告での運用っていうも確かに限界にきているのかもしれない。
見たい番組はお金を出してみる。
また、さらに言わせてもらえば総合編成というテレビ局運用方式も
もう古いのかもしれない。
オールマイティーに幅広いジャンルをやるんじゃなくて、
アニメが得意、ドラマが得意、音楽が得意と
それぞれの自分の局で強いジャンルで勝負をする時代かも。
ニュース専門局は別としても放送局が「報道機関」である必要もないと思うし。
だって、昔はそれこそ新聞社からニュースの提供を受けて放送した時代も
あったわけじゃないか。
別に今でも新聞社ごとの系列になっているのだから、報道はテレビで報道部を持たなくても
系列の新聞社が「報道機関」として取材して、
それをテレビ放送へ提供しているかたちでいい思うんだよね。
上に書いたことはNHKにも言えることで、いろいろな番組を総合的にやろうとするから
お金(受信料)がいるわけで、私がNHKに最低限求めることは
報道・天気・天変地異(地震台風ほか)時、子供教育、福祉ぐらい。
これで月額300円ぐらい(年間3000~4000円ぐらい)なら受信料払ってもいい。
ドラマ(朝の連続ドラマ・大河ドラマ)スポーツ(大相撲・高校野球)
音楽、教養バラエティー(チコちゃん)は有料チャンネルで別にお金とってくれと思う。
昨日は中居氏が芸能活動の引退を発表、
フジテレビは臨時取締役会開催などの動きがありました。
フジMHDとフジテレビから
第三者委員会の設置についてのリリースが出ている
中居氏に関しては今回の引退で相当な処分を受けたと私は考えます。
別に中居氏を擁護するわけでないが、中居氏も年明けのコメントでミスっているんだよな。
せめて、「示談は成立しているので、世間のお許しがいただけるなら~芸能活動に復帰したい」
ぐらいのレベルにとどめておけばよかったのにな。
あとはフジテレビの関与があったかというところで、
特に報道されているNプロデューサですか?
第三者委員会が調査でどこまでこのプロデューサー関与に
ついて明らかにできるかですね。
関連情報
総務省 閣議後の大臣記者会見
ネットニュースから
・スポンサー(ライオン)CM損出・補償要求
(追記)フジCMの料金請求せず
・総務省が電波停止に踏み込む可能性は?
前に書いたように、放送局の電波免許は「無線局免許状」というもので出ている。
電波法75条・76条あたりを参照してもらいたいのだが
運用の停止は電波法、電波法や放送法に基づく命令や処分に違反したときなんですよね。
今回のように番組を制作する過程で不適切な案件が出たときどうするかってのは
規程されていない。
以前にあった総務大臣の免許取り上げ案件ってのは、(特に報道とかで)
公平な取り上げ方をしていないというやつでしたけど、
放送法の4条で規定されている件を持ち出して、この条文に違反だという立場
だったわけですので、今回の事案とは全く違います。