ジュリエットオスカー634受信ブログ

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三国志と邪馬台国

2023年06月08日 19時34分23秒 | 中国語・韓国語・漢字ネタ・三国志関連
三国志の話題で記事を書くのは本当に
何年振りかというくらい久々です。

先日、吉野ヶ里遺跡のニュースがありました。
邪馬台国に関する発見があるかもしれないと期待されています。

その時代は、日本人が文字を持っていなく、
記録を書いていないんでしょうがないことですが、
邪馬台国についてはまだわかっていないことが多い。

当時の日本(邪馬台国)について記した資料として歴史で勉強するのが
「魏志倭人伝」となる。

この「魏志倭人伝」というのは正史・三国志の一部である。
三国志ファンなら正史と演義の区別はついていると思う。
横山の漫画などよく目に触れるのは「演義」をベースにした話。
「正史」は、晋の時代に陳寿という人が歴史書として書き残したものを指す。

正史・三国志の魏書30・烏丸鮮卑東夷伝に
当時の日本である倭について書いてある項目がある

これを「魏志倭人伝」と呼んでいるのだ。
ちなみに三国志や魏志の「志」は、意味は「こころざし」ではなく「雑誌」の
「誌」の字のことなので、書き記したもの(本、書籍)という意味になる。

三国志の元の文は画像を見たとおり、漢字で書かれています。
ちくま学芸文庫には翻訳したバージョンを出版している。
(見出し画像の右の本・左は中華書局の三国志)

東夷伝の日本語訳・出だしの部分少しだけ。


書いてあるのなら邪馬台国の位置などすぐにわかりそうなものだが、
これがそうはいかず、対馬国から先の行程について訳すとき、
「水行・陸行」の部分で「~日」と、距離ではなく日数で書いてあり
いろいろ解釈できるので、邪馬台国の位置はよくわかっていないんですね~。


東夷伝の原文、デジカメで撮っておきます。






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