綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆悲しい朝鮮学校への差別

2010年03月04日 | 政治を考えるヒント
 昨日(3月3日)放送されたNHKの「クローズアップ現代」という番組をご覧になりましたか?

 6年前(2004年4月)、イラク戦争時にイラクで人質になった高遠菜穂子さんらをめぐるバッシングを考える素晴らしい番組でした。
 高遠さんの「あのときの自己責任という言葉は、死ね、という意味だった。生きて帰ってきてはいけなかったんだ」との言葉に、涙があふれてしまいました。
 あのバッシングの嵐をみて、日本人であることに非常な恥ずかしさを感じ、絶望感を味わったことを思い出したからです。

 そして、今また、同じような恥ずかしさを感じる事態が進んでいます。

 朝鮮学校は高校の授業費の無料化の対象からはずす、という動きです。そして、それを求める人がたくさんいるということです。

 私は、太平洋戦争当時、アメリカに住んでいた日系人が強制収容所に隔離され差別されたことを思い出しました。しかし、この差別は、その後、多くの人によって自己批判され、アメリカ政府が謝罪をすることになりました。

 世界の人権意識、人権感覚は大きく前進しています。それなのに、ああ、それなのに・・・・。

 3月4日付けの神奈川新聞に、国際人権問題に詳しい神奈川大法科大学院の阿部裕己教授の談話が出ています。
 以下、その引用です。

 朝鮮学校の除外は、子どもの権利条約など日本が批准したあらゆる人権諸条約に反する。民族の言語・文化教育が保障される権利は少数者ほど守られねばならず、その責任は居住する国が負うのが国際的なスタンダードだ。
 教育内容を問題視するのは、朝鮮学校を別扱いにするために以前から使われてきた理屈。国際的な人権諸条約を軽視する傾向は自民党政権から続くものだが、民主党は支持率が下がり保守層の支持を集めたいのだろう。
 朝鮮学校の無償化に反対する人には北朝鮮のための学校と映っているのだろう。「在日朝鮮人」イコール「北朝鮮」という短絡的な見方だ。

 ごもっともな、意見だと私は思います。

 なお、追記しておきますと、私は北朝鮮の今の体制を良しとするものではありません。とんでもない国だと、思っています。
 

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コメント (5)
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