「農山漁村ときめき女性」誕生20周年記念事業として、
各地域の資源を活用した新商品開発が行われることになり、
私も中遠地域での商品開発に携わっています。
このNEW NEXTなおはたきについては
こちらの記事をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ume724/d/20120907
http://blog.goo.ne.jp/ume724/d/20120909
http://blog.goo.ne.jp/ume724/d/20120926
きちんとした製品にするためには
プロの力をお借りしようということになり、
材料もすべてお渡しして、
老舗の和菓子屋さんに試作をお願いしました。
そのおはたきが出来上がってきたというので、
商品開発メンバーが集まって試食を行いました。
しかし、そこには
中に入っているものが何なのかわからないくらい
茶色のおはたきが・・・。 (@_@;)

お茶、トマト、かぼちゃ、生姜が入っていますが、
ほとんど区別がつきません。
焼いて食べてみましたが・・・

正直、良いところを見つけるのに苦労するありさま・・・。
まず、おはたきは精米したうるち米の粉を使うのですが、
明らかにに糠が入った、まるで飼料のような粉。
どうも、お渡ししたお米を玄米のまま粉にしたと思われます。
そして、生姜パウダーも粉末茶葉も加減せずに
すべて投入した様子。
だから、噛めば噛むほどお茶入りおはたきは苦く、
生姜入りおはたきは辛く、
そして「口に中に何か残る!」と思って取り出してみると、
もみ殻が入っていたりする・・・。
トマト入りおはたきだけは、ハーブやチーズをのせて焼けば
何とか食べられますが、
そうまでしなきゃ食べられないというのは問題だ!!
参考までに私たちが作ったおはたきと
プロが作ったおはたきを比べてみてください。

私たちが9月に作ったもの

プロが作ったもの
おはたきなど見たこともない
ズブの素人が作ったのならわかる。
でも、毎日繊細な和菓子を作り、
おはたきも商品として販売しているプロ中のプロが
どうしてこんな仕事をするのかわからない・・・。
納得がいかないこの思いを、夫や友人に打ち明けたら
「そりゃあ、その人、やる気がないからだよ。」
「いい加減に考えられているんだよ。」
「相談する相手を間違えたね。」
など、シビアな答えが返ってきました・・・(?_?)
私は、今、このおはたきも含め、
3つの商品開発に携わっていますが、
本当に難しい・・・。
「おいしいものを作ること」
と
「毎日でも買ってもらえるものを作ること」
「作り続けることができるもの」
はイコールではないということもわかってきました。
あ~、それにしてもこのNEW NEXTなおはたき、
次はどうなるのでしょうか? (T_T)