”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

虹を探しに

2012-11-06 10:33:56 | 果物

静岡県の果物というと、

真っ先に思い浮かぶのはみかんですが、

静岡生まれの落葉果樹も多いことに驚かされます。

 

今が旬のこの果物も静岡生まれ。

Img_5143

      
       

キウイのレインボーレッドです。

Img_5142

 

 

キウイというと、

表面に産毛があって、果肉がエメラルドグリーンの

「ヘイワード種」が一般的ですが、

日本で最初にヘイワード種の栽培化に成功したのも

静岡県の伊豆市なんです。

 

そして、このレインボーレッドは、

富士市(旧富士川町)の小林利夫さんが

中国から取り寄せた苗木の中から選抜し、

育種に成功したものです。

 

 

レインボーレッドは、ヘイワード種に比べると

発芽は2週間、

開花は3週間ほど早い極早生種です。

キウイは収穫後、追熟させてから出荷されますが、

収穫期が9月下旬から10月中旬という

まだ暑さが残る時期なので、追熟しやすく、

糖度が20度に達することも・・・!

 

その分、貯蔵性が悪い(出荷期間が短い)

という問題を抱えています。

 

 

イルミネーションの点灯式が各地で始まる中、

レインボーレッドの輪切りが

 クリスマスのオーナメントにあったらかわいいだろうな。」

と思えてきました。 (^^) 

 

さらに

「貯蔵技術が進んで、レインボーレッド

 クリスマスケーキに使われるようになればいいのに。」

など、楽しい妄想?まで現れます。(*^_^*)

 

しかし、ほんの短い時期しか一緒にいられない果物だからこそ、

この色も、甘みも、くちどけも

愛おしく思えるのかもしれません。

 

県内の雨は昼過ぎには上がるとか。

あなたも「甘くて赤い虹」を探しに行きませんか? (^_-)-☆

 

コメント (2)
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