静岡県の果物というと、
真っ先に思い浮かぶのはみかんですが、
静岡生まれの落葉果樹も多いことに驚かされます。
今が旬のこの果物も静岡生まれ。
キウイのレインボーレッドです。
キウイというと、
表面に産毛があって、果肉がエメラルドグリーンの
「ヘイワード種」が一般的ですが、
日本で最初にヘイワード種の栽培化に成功したのも
静岡県の伊豆市なんです。
そして、このレインボーレッドは、
富士市(旧富士川町)の小林利夫さんが
中国から取り寄せた苗木の中から選抜し、
育種に成功したものです。
レインボーレッドは、ヘイワード種に比べると
発芽は2週間、
開花は3週間ほど早い極早生種です。
キウイは収穫後、追熟させてから出荷されますが、
収穫期が9月下旬から10月中旬という
まだ暑さが残る時期なので、追熟しやすく、
糖度が20度に達することも・・・!
その分、貯蔵性が悪い(出荷期間が短い)
という問題を抱えています。
イルミネーションの点灯式が各地で始まる中、
「レインボーレッドの輪切りが
クリスマスのオーナメントにあったらかわいいだろうな。」
と思えてきました。 (^^)
さらに
「貯蔵技術が進んで、レインボーレッドが
クリスマスケーキに使われるようになればいいのに。」
など、楽しい妄想?まで現れます。(*^_^*)
しかし、ほんの短い時期しか一緒にいられない果物だからこそ、
この色も、甘みも、くちどけも
愛おしく思えるのかもしれません。
県内の雨は昼過ぎには上がるとか。
あなたも「甘くて赤い虹」を探しに行きませんか? (^_-)-☆