こちらのお茶は、袋井市大谷のお茶農家
西村農園さんの水出し煎茶です。
このお茶は、サヤマカオリという品種を
かぶせ茶という方法で栽培したものです。
茶葉を刈り取る3週間ほど前に、
黒いシートを被せることにより、
限られた光の中で、何とか光合成を行おうと
茶葉は葉緑素を増やします。
その結果、緑色がより鮮やかになり、
味もまろやかになります。
そして、その茶葉を深蒸し茶の製法で仕上げたのが
この水出し煎茶。
お茶農家さんの努力と工夫が生み出した
本物の味と香りと色なのです。
しかし、ペットボトルのお茶しか知らない子は
このお茶を見て、こう言ったそうです。
「この色、どうやって付けているんですか?」
トイレの芳香剤でしかキンモクセイの香りを知らない子は、
秋の公園で、キンモクセイの木の下に行き、
「お母さん、この木、うちのトイレの匂いがするよ。」
と言ったという有名な話もありますね。
本物を知ること、
それもできるだけ早い時期に本物を知ることは
とても大切なことです。
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