西伊豆潮かつお体験ツアーに参加しました。
潮かつおは、かつお節の原型とかだしの起源とも言われている保存食。
1000年以上の歴史がありますが、
今、これを作っているのは西伊豆の田子地区のみです。
毎年、年末になると季節の風物詩として、
潮かつおが干されている風景がニュースで紹介されますが、
これを作れるなんて滅多にない経験。
寝不足の体に鞭打って参加してきました。
教えてくださるのは、カネサ鰹節商店 5代目・芹沢安久さん。
作り方は、塩漬けにしたかつおを陰干しにするという
とてもシンプルな工程なのですが…。
まず、かつおのお腹を切り開いて、内臓を取り、
えらを外していきます。
これをよく洗ったら、塩をお腹に詰め、全体にまぶしていきます。
こんな感じになります。
私たちが、体験できたのはここまでです。
しかし、ここまでやるのに、えらい力がいるし、えらい時間がかかります。
この後、この塩漬けかつおたちを樽で寝かせ、
飽和塩水に漬け込み、塩出しをしてから陰干しにされます。
ちょうど、飽和塩水に漬け込まれているものがありました。
この地域では出来上がった出来上がった潮カツオにワラ飾りをして、
お正月に神棚に供えたり、玄関先に飾ったりしていたそうです。
神事と結びついているのですね。
自分たちで仕込んだ潮かつおと一緒に記念撮影!
この潮かつおは、クリスマス頃に完成し、
自宅に届けてくださいます。
すてきなクリスマスプレゼントを活用して、
今度の年末年始は西伊豆の伝統食を楽しみたいと思います。
カネサ鰹節商店 5代目・芹沢安久さん
NPO法人 伊豆自然学校さま、
すてきな体験をありがとうございました。(^O^)
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