雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Far Star

2022-10-16 | 音楽

秋といえば食欲の秋
しかし昨日あまりにも食べ、飲み、そして食べ、飲み、更に食べ・・・
を繰り返し過ぎて、腹が膨れ上がり、パンパン過ぎて眠れないという
欲望に任せすぎたアホな日を過ごしました
本日ほぼ食べずにようやくなんとかなりました

そんな時間を救ってくれるのはやはり音楽
今日はEdition Recordsから初リリースされたギラッド・ヘクセルマンの『Far Star


 
  1. Long Way From Home (Feat. Eric Harland) 
  2. Fast Moving Century (Feat. Shai Maestro & Eric Harland) 
  3. I Didn't Know 
  4. Far Star 
  5. Magic Chord (Feat. Eric Harland) 
  6. Cycles 
  7. The Headrocker (Feat. Nomok & Amir Bresler) 
  8. Rebirth (Feat. Ziv Ravitz)

Gilad Hekselman (g, keys, b, whistle, tambourine, body percussion, vo)
Eric Harland (ds on 1, 2, 3, 5, 6)
Shai Maestro (key on 2)
Ziv Ravitz (ds on 8)
Amir Bresler (ds, perc on 7)
Nomok (key on 7)
Nathan Schram (vla, vln on 4)
Alon Benjamini (ds, perc 4)
Oren Hardy (b on 4)

アヴィシャイ・コーエン(b)もそうですが、イスラエルのジャズマンは後進の育成もしっかりとしていて余念がないです
本作ではオーレン・ハーディとアロン・ベンジャミニというイスラエルの若手を登用しています

いままでは比較的シンプルな楽曲が多かったように思うのですが、本作はエレクトロ要素が大きく、宇宙的浮遊感を感じます
パンデミックによって、自室でのレコーディング・アレンジといったプロデュースを余儀なくされたそうなんですが、でもそれが新しい彼の世界観を拡げたように思います

曲ごとに参加メンバーは異なるのですが、シャイ・マエストロやジヴ・ラヴィッツといったイスラエルの中堅どころがしっかり脇を固めていますし、エリック・ハーランドの参加も大きいです
ハートランドとラヴィッツのリズム取りは比較的似ていて、小気味の良いピッチのスネアがワタシは好きです



ジャズギターの世界も素晴らしいギタリストが群雄割拠しています
そのなかでもヘクセルマンはちょっと頭ひとつ弱リードしたのではないかと思います
それくらいこの作品はすばらいい出来だと思います

さて明日は仕事だ
遊び倒して崩した体調をしっかり戻すためにも
しっかり寝ること!!


Dreams

2022-10-11 | 音楽
「三連休の次の日の仕事はしんどい」
ワタシの名言の一つです

今日から宿泊料金を最大40%割引にしてくれる全国旅行支援が始まりました
老齢の父が
  • 京都に写真を取りに行きたい!
  • だけど割引の仕方がわからない!
  • だからお前予約してくれ!
ということで予約しました
今現在旅行予約サイトはアクセスしづらい状態で
皆さん旅行が楽しみなご様子です
ワタシもどっか行こうかな

さて今日は台湾の3ピースバンドElephant Gymの今年発売されたアルバム『Dreams』をご紹介


 
  1. Anima
  2. Go Through The Night
  3. Shadow feat. hiyune from chilldspot
  4. Witches
  5. Dreamlike
  6. Wings feat. Kaohsiung City Wind Orchestra
  7. Happy but Sad
  8. Shadow feat. 9m88
  9. Deities’ Party feat. Chio Tian Folk Drums And Art Troupe
  10. Dear Humans -Japanese ver.-
  11. Gaze At Blue -Album ver.-
  12. Fable
  13. Dream of You feat. Lin Sheng Xiang
Elephant Gym:
Tell Chang(張凱翔) (g, syn, p)
Kai-Ting Chang(張凱婷) (b, vo)
Tu Chia-Chin(涂嘉欽) (ds)

以前友人から紹介してもらって以来とても好きになったElephant Gym
透明性の高い楽曲とchillっぽさを兼ね備えたポストロックバンドです

本作で3作目
特筆すべきはヴォーカル曲が多いことでしょうか
これまでのアルバムでもヴォーカル曲はありましたが
どちらかというとヴォーカルも一つの楽器としての扱いだったと思われます
なので圧倒的にインストバンドのイメージが強かったのですが
本作はかなりヴォーカルを全面に出しています
そして5曲目のようなピアノソロ曲も
明らかにポストロックの枠を超えてバンドの可能性が拡がったように感じます




今年のフジロックに出たことも評判になりましたが
実は11月に大阪にワンマン来るんですよ
ワタシにとっては彼らの初ライブ!!
多分アルバムよりもはっちゃけてくれそうな予感しかしません

楽しみです



METAATEM

2022-10-08 | 音楽
昨日でようやく一週間終わり
今日から三連休

先週は複雑な人間関係の当事者となってしまい相当参りました・・・
仕事の人間関係ならドライに片付けるんですが、プライベートとなるとそういうわけにもいかず
ありがたい三連休
ゆっくりしようか、買い物行こうか、飲みに行こうか
どれが一番リラックスできるのか考慮し、全てを一日ずつ割り当てようと思います

頭に抱えたモヤモヤを緩和させるには音楽がいいですよね
まだレビューしていませんでしたが、個人的に邦楽では今年No.1だと思う一枚を
何だったら「日本レコード大賞」を取るに違いない・・・?

テクノ界の生き字引高橋幸宏が小山田圭吾・砂原良徳・TOWA TEI・ゴンドウトモヒコ
・LEO今井と手を組んだ「METAFIVE」
今伝わっている情報では彼らのラストアルバムとなる『METAATEM


 
  1. Full Metallisch                 
  2. The Paramedics  
  3. By The End Of The World
  4. Ain’t No Fun  
  5. 環境と心理  
  6. May Day  
  7. Wife  
  8. The Haunted  
  9. In Sorrow  
  10. Snappy  
  11. Communicator  
  12. See You Again 
METAFIVE:
高橋幸宏
小山田圭吾
砂原良徳
TOWA TEI
ゴンドウトモヒコ
LEO今井

1曲目からラストまで、ずーっと聴き続けられる一枚
80年代の英国ロックシーンを彷彿とさせます
デヴィッド・ボウイでしょうね
途中ジャポニズムなフレーズが入るのはYMOの流れ

本当であれば昨年リリース予定だったというのですが
まあ色々問題もありましたし
高橋さんが入院されたり
ラストは高橋さんの退院を待って録音されたようです

どの曲も印象深いのですが
個人的には9曲目が超カッコよくてお気に入り




ドライブにはリピートで聴けます

今日クルマで少し外出したら結構渋滞が散見されました
皆さんお出かけですね

もう少し寒くなるのを遅くしてもらって
秋を楽しみたいものです


New Standards Vol. 1

2022-09-25 | 音楽
またもや三連休に台風か
と思っていたら関西はちょろっとかすめただけでした
安心、と思って寝ていたら早朝に震度3!
久しぶりの震度3に布団から飛び出て、Yuさんの部屋に飛び込むと
「びっくりしたー、揺れたね」
良かった
奥さんのところに行くと
「ん〜・・・揺れた?」
おおらかな性格の人が羨ましい

さてここに来て話題作が続々とリリースされております
連戦です!
その中からまずドキッとしたのがジャズ界の才女テリ・リン・キャリントンの新作『New Standards Vol. 1


  1.  Wind Flower (Sara Cassey)
  2. Circling (Gretchen Parlato)
  3. Uplifted Heart (Shamie Royston)
  4. Moments (Eliane Elias)
  5. Continental Cliff (Patricia Perez)
  6. Throw It Away (Abbey Lincoln)
  7. Respected Destroyer (Brandee Younger)
  8. Two Hearts (Lawns) (Carla Bley)
  9. Unchanged (Marta Sanchez)
  10. Ima (Anat Cohen)
  11. Rounds (Live) (Marilyn Crispell)
Terri Lyne Carrington (ds, perc)
Kris Davis (p)
Linda May Han Oh (b)
Nicholas Payton (tp)
Matthew Stevens (g)
guest:
Ambrose Akinmusire (tp)
Melanie Charles (vo)
Ravi Coltrane (sax)
Anabel Gil Diaz (flu)
Milena Casado Fauquet (fll)
Samara Joy (vo)
Julian Lage (g)
Veronica Leahy (b-cl)
Michael Mayo (vo)
Elena Pinderhughes (flu)
Dianne Reeves (vo)
Negah Santos (perc)
Somi (vo)

本作はこれまでジャズアルバムではあまり試みられたことのないことが試されています
それは全曲女性作曲家の作品であること

これは彼女がバークリーで教鞭をとる中で気づいたのだが、そこで用いられる”史上最も売れた”ジャズのソングブック『The Real Book』には、デューク・エリントン、ディジー・ガレスピー、ジョン・コルトレーン、ハービー・ハンコック、チック・コリアといったジャズ・ジャイアンツたちのスコアが400曲収録されているそうです
しかしそのうち399曲は男性が書いた曲、女性が書いた曲は1曲のみだったのです

 
そこでキャリントンはカサンドラ・ウィルソン、ダイアン・リーヴス、ドロシー・アシュビー、ヌバイア・ガルシア、ニコール・ミッチェル、メリッサ・アルダナ、穐吉敏子、ジェイミー・ブランチといった女性作曲家たちの楽曲を101曲選定し、『New Standards: 101 Lead Sheets by Women Composers』と題した曲集にまとめあげたのです
さらにその中から11曲を選び録音したものが、本作『New Standards Vol. 1』となります

 
昨今何かにつけジェンダーという言葉が先走っているように個人的には思えてならないのですが、本作はそういう運動等とは関係なく、とかく男性が多かったジャズ界において、女性の有能な作曲家を埋めさせるべきではないということだと思います
作曲数だけでいくと当然男性の方が多くなるわけで、確率論からも男性優位なのは当然
そんな確率を超越した彼女の活躍です

プレイヤーは全員女性ということはないです
ただワタシはクリス・デイビスとリンダ・オーが参加しているのは嬉しいです
二人共男性の中で、それこそジェンダーフリーで活躍してこられた人
キャリントンの意思を共有するにはもってこいの二人
あととにかくメンバーはゲスト含めて強力です
さすがはグラミー・ホルダーのキャリントン
人を惹きつける力も込みですよ

そして選曲は確かに素晴らしい
ヴォーカル曲も織りませながら、非常に芯の硬い楽曲に仕上がっていると思います
やっぱりキャリントンは硬派ですよ

個人的にはヴォーカル曲の2曲目、リンダ・オーの極太ベースの5曲目、カーラ・ブレイの8曲目、そしてアツいインプロビゼーションのラストを推しましょう





これですね、味が深いというか聴き応えがあるんですよね
多分グラミーにノミネートされるでしょうね

良い作品だ・・・

おっとまだまだあるから追って紹介していきます


View With A Room

2022-09-19 | 音楽
只今関西エリア、台風で大騒ぎです
ローカルニュースも台風一色

ということで、自宅でのんびりしていました
そんな中ガッツリ聴いたのが天才ギタリスト ジュリアン・ラージのBlueNote移籍第2弾『View With A Room

 
  1. Tributary 
  2. Word for Word
  3. Auditorium 
  4. Heart Is a Drum
  5. Echo 
  6. Chavez 
  7. Temple Steps 
  8. Castle Park 
  9. Let Every Room Sing 
  10. Fairbanks 
Julian Lage (g)
Jorge Roeder (b)
Dave King (ds)
guest:
Bill Frisell (g)

本作でとうとうビル・フリーゼルを従えてしまいました
勢いがすごすぎますね

本作は前作の『Squint』、BlueNote移籍前にMack Avenue Recordsからリリースした『Love Hurts』で共演したホルヘ・ローダーとデイヴ・キングとのトリオにフリーゼルがゲスト参加した格好です

 
5曲目のローダーとの合作以外はすべてラージの楽曲
前作といい、非常に軽快で印象的なフレーズが多いです
ワタシはオープナーから胸をギュッと掴まれました
あと6曲目のウェストコースト・ロック調の曲はたまらんですよ
アップテンポながらもあまり出過ぎない演奏というんでしょうか
とてもいい意味で軽やか
あとはキングはThe Bad Plusのドラムなので、こういうロックにはもってこいなんですよね
スローの曲を含めてドラムのタッチにも非常に惹かれます



先日買ったノイキャンヘッドホンでいい具合に聴きました

えぇ
もちろん「今年の一枚」行き確定ですね
ぜひ聴いてもらいたいです

さて明日は普通どおり出勤かな
雨風にご注意ください


Longgone

2022-09-14 | 音楽
今日は大物4人再結成の続き
ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイドのカルテットで『Longgone


 
  1. Long Gone
  2. Disco Ears
  3. Statuesque
  4. Kite Song
  5. Ship to Shore
  6. Rejoice
Joshua Redman (sax)
Brad Mehldau (p)
Christian McBride (b)
Brian Blade (ds)

前作『Round Again』が発表されたのが2年前
 
ジョシュア・レッドマン・カルテットの再結成とあってテンション上がって聴き倒しました
本作はその時の音源から5曲と2007年のSFジャズフェスのライブ音源1曲

ぶっちゃけ
「んー・・・残りもの?」
「なんで今更2007年の音源?」
と悪口ばかり思い浮かんでいたんですが、何度か聴くと良いものは良い
というか良くなければ何度も聴こうとすらそもそも思わない

やはりレッドマンはライブのほうが良いな
ラストの1曲は良い
各自のソロも良い
これはさぞ盛り上がったライブであったことだと思われます

スタジオ音源では3曲目が良いな
マクブライドのアルコそしてリズムアップしてからのピッチカートの流れは抜群
全体的にサポートに徹しているメルドーのソロがガッツリ聴けるのも良い



改めて前回のレコーディングに使われなかったからダメ、なんてことはなく
アルバムの構成やテーマによって、リリースすべき音源があるということを再認識しました

しかしこの4人のライブ
一度でいいから見てみたい
(女房がへそくり隠すとこ・・・)



O, Sun

2022-09-10 | 音楽
今日の大阪は天気もよく暑いです
ここしばらくジメジメとした日が続いていたので
これでスッキリ乾燥してくれると嬉しいのですが

今年フリージャズ界で話題の人物がいます
ゾウ・アンバ
サックス奏者
彼女の2枚目のリーダー作『O, Sun


 
  1. Hymn to the Divine Mother
  2. O, Sun
  3. Northern Path
  4. Gardener
  5. Holy Din
  6. Crossing
  7. Satya
Zoh Amba(ts)
Micah Thomas (p)
Thomas Morgan(b)
Joey Baron(ds)
John Zorn(as on 5)

アンバは2000年生まれの22歳
テネシーで生まれて、昨年NYに移ってきたばかり
しかし今年だけでリーダー作を3枚リリースする予定だというからとんでもない逸材です
本作で共演するのはミカ・トーマス、トーマス・モーガン、ジョーイ・バロンというワタシが大好きな面々
これまでもイマニュエル・ウィルキンスやヴィジェイ・アイヤーなどNYで人気のアーティストとの共演も果たしています



曲風などからアルバート・アイラーに例える人が多いようです
確かにすごいブロウをカマしてくれます
本作のリリース元TZADIKのレーベルオーナーであるジョン・ゾーンとのブロウ合戦は圧倒です
相当マッスルな筋立ちの音です
ただアイラーのように暑苦しくなく(笑)、トーンっと抜けるように、爽やかさすら感じさせるのが彼女の持ち味なんでしょう
ミカ・トーマスのキレイで粒立ちのある音が、輪をかけてそのイメージを強く持たせて、モーガンとバロンが出しゃばることなくフロントをしっかり下支えする
このリズムセクションの二人はヤコブ・ブロ・トリオでもそうでしたが、しっかりと雰囲気を読み即興性に強い
これだけのバックを揃えて引けを取らないゾウ・アンバっていうのはとんでもないニューカマーですね

残念ながらTZADIKは公式の音源をアップしていないので、アルバムの楽曲をお聴かせできないですが、ぜひ上記の動画を観てみてください
パンチありますよ!



Edifier W820NB ワイヤレスヘッドホン

2022-09-08 | 音楽
ワタシのイヤホンやヘッドホン
ほぼほぼ中華圏
安いんですよ、やっぱり
恐らく国産大手メーカーやブランドのほうが良いと思います
思うんですが・・・そこまで手に負えない
価格がそれなりになりますし
多分しっかり違いを理解できるほどワタシの耳は肥えてない

ということで、普段はワイヤレスイヤホンを使っていますが
ヘッドホンのほうが良い!
あとノイズキャンセリングを使ってみたい!
と探してみたところ
お手頃価格でそれなりに評価されている商品を見つけました

 
EDIFERは1996年創業の中華圏オーディオブランド
それなりに年数もあるということで、まずまず信用できるかなーと



おお、ハイレゾ?
と思いましたがワイヤレスでは対応しておらず、ケーブルでの対応のようですがよく分かりません💦
そもそもハイレゾ音源で聴いてないのでまあいつか聴けたらいいですねーって感じです

一応開封の儀






軽いです
220g

アームの延長幅が結構あって、頭頂部から耳まで若干距離のあるワタシにも余裕でフィットします
イヤーパッドは柔らかくまたスカスカってこともないので、耳のフィット感が良いです
耳が大きなワタシでもしっかりと包み込んでくれるのは嬉しい
フィットしすぎて若干の蒸れを感じますが、然程気にならない程度

なお説明書はありますが、いかんせん文字小さい!!
老眼には堪えます・・・
操作方法について日本語でもフォローしてくれてますが
備忘がてら記述しておきます

電源ボタン 電源オンー3秒長押し
      電源オフー3秒長押し
    一時停止/再生ー1回押す
  音声アシスタントー2回押す
  コールを応答/終了ー1回押す
    コールを拒否ー2回押す
 
音量+ボタン 音量アップー1回押す
         次の曲ー長押し
        
音量-ボタン 音量ダウンー1回押し
         前の曲ー長押し
 
多機能ボタン モードスイッチー1回押す
      (外音取り込みモード→
       ノイズキャンセリングモード→
       標準モード)
        ゲームモードー2回押す
    Bluetoothペアリングー長押し

これらのボタンはすべて右側についてます
慣れたら見ずともサクッとできます
電源オンオフの3秒間は若干気になる長さ
もう少し短いほうが良いですね

で肝心のノイズキャンセリングですが、ノイズキャンセリング初心者のワタシには
「おぉーここまで静かになるのか?!」
と驚愕せざるを得ません
10年以上前にBOSEのノイズキャンセリングを試した時とは比べ物にならない
(当たり前でしょうね・・・)
超うるさい換気扇の下で全く換気扇の音が聞こえないということではないですが、十分静かで音楽が聴けました

音自体の仕上がりも結構クリア
ワタシには十分です

そんな機能がついてて7,000円前後(現時点)で買えるなんて!

テクノロジーの進化とは恐るべき
あと中華圏メーカー恐るべき

しばらくはコイツと仲良くしたいと思います


Who Owns the Sky?

2022-08-31 | 音楽
日が照るとまだ暑い

ただ朝夕、そして風が吹くと秋がもう間近だと感じます
個人的に今年の夏は短く感じられ、今ひとつパフォーマンスが良くなかったです
ただこれから久しぶりに会う友人らとのイベントが色々待っています
楽しい秋になると良いのですが

さて今日はFresh New Talent Recordsから
「これがFSNTの力だ!」
と思わせてくれる作品を

サックス奏者ロナン・ペレットで『Who Owns The Sky?


  1. All the Time Engaged in Fantasy
  2. Who Owns the sky?
  3. Melt the Stars
  4. What We Bring
  5. Ten Futures
  6. Phantoms
  7. The Rest is Silence
  8. Snapperjack
  9. Quiet Phantoms
Ronan Perrett (as)
Ferg Ireland (b)
James Maddren (ds)

ペレットはイングランドの南西部コーンウォールの出身で現在ロンドンを拠点に活躍中
彼がリーダーのカルテット「TwoSpeak」は、昨年ポーランドのクラクフで開催された国際ジャズジュニアコンペティションでファイナリストになり、ロシアのウラル テラ ジャズ フェスティバルとスペインのニカ ジャズ フェスティバルでも受賞したそうですからなかなかのルーキーですね

今回FSNTからのデビュー作は中学生の頃から付き合いのあるファーグ・アイルランド、ジェームズ・マドレンとのトリオ作です
全曲ペレット作
サックス・トリオで一切の無駄を排除し、シリアスにこのトリオに向き合ったのが感じられます
真っ直ぐなコンテンポラリー・ジャズと言うべきか、フリージャズの要素も多分に含まれているのはやはり尊敬する人物の一人であるオーネット・コールマンやアルバート・アイラーらの影響が大きいようで、実際アルバムを通して、彼らの正当な後継者だと感じざるを得ません
全9曲、捨て曲なし
長くても5分弱
その中で3人が互いに感じ合う即興性の高さ
個人的にはオープナーと2, 6, 8曲目が良いです
アイルランドとマドレンの二人は、この無駄ないトリオの中で抜群のインパクトを与えています
特にマドレンの手数多くとも力あるドラミングには驚かされます





FSNTとレーベルに歌っている通り、若手発掘には定評がありますが、これはなかなかスゴイ3人ですよ
これからもっと名声を得ることになるのではないでしょうか




In Tense

2022-08-30 | 音楽
こないだの淀川の花火大会
大阪駅・梅田駅もごちゃごちゃ💦

危険回避のため使えないエスカレーターあり
阪急十三駅は淀川と反対の伊丹の花火大会もあって、両方に向かうターミナル駅として更にごった返していました
Yuさんはお友達と見に行って、テンション高く帰ってきました
とてもキレイだったと
でも人混みで気分悪くなったと
まあ我々もYuさんの年頃には人混み関係なく花火大会はホイホイ行っていました

地元では大濠公園の花火大会や百道浜の花火大会、大学時代は隅田川の花火大会や取手の利根川花火大会なんか、喜んでいっていましたね
懐かしい

ちなみに我々夫婦は部屋の電気を消して生中継しているテレビを見ながら
「おぉーキレイ☆」
と楽して楽しんでおりました

さてこれから秋に向かうわけですが、私は本作のターゲットシーズンは秋だと踏んでいます
ベーシスト ハリシュ・ラガヴァンの2枚目のリーダー作『In Tense


 

Harish Raghavan (b)
Eric Harland (ds)
Charles Altura (g)
Joel Ross (vib)
Morgan Guerin (ts, ewi, bcl)

両親が南インド出身で本人はシカゴ生まれのラガヴァン
40歳
脂の乗り切った感じでしょうか
ベースの傍ら、出自のインド楽器のムリダンガなども演奏していたそうで、演出多彩な楽曲を作り上げるのもうなずけます

前作の『Calls For Action』から4年
当時ブログでアップしていませんでしたが、イマニュエル・ウィルキンスやジョエル・ロスらとの共演はかなりパンチのあるデビュー作でした

 
私のブログでは、
ウォルター・スミス三世の『In Common』『Twio
アンブローズ・アキンムシーレの『Imagined Savior Is Far Easier to Paint』『A Rift In Decorum: Live at the Village Vanguard
ローガン・リチャードソン『Shift
マーキス・ヒル『New Gospel Revisited
アーロン・バーネット『Anomaly
と多くの作品にサイドマンとして参加しています
かなりの手練れだと分かります
「ラガヴァンいるところ名盤あり!」

本作では前作に続きロスが参加し、ドラムにエリック・ハーランド、チック・コリアのグループでも活躍したギタリストのチャールズ・アルトゥラ、若手ながら経験豊富なマルチインストゥルメントプレイヤーとして名を挙げているモーガン・ゲリンも加わりました
現代NYジャズのアツアツのメンバーと言って過言ではないです

全体的にやや暗めでシリアスな曲調
楽曲の難しさに対して、太くアツいベースがラガヴァン節とでも言えるでしょう
アルトゥラが加わったことで、ラガヴァンの世界観が前作より空間的に広がったように思えます
なんと言っても今大人気のジョエルがこの雰囲気に自在に乗りこなしています
もう一つ言ってしまいましょう
「ロスいるところに名盤あり!」
ラストのアップテンポはハートランドのタフなビートとエレクトロのゲリンが聴かせます



イカシテます
今年を代表するんでしょうね、このアルバムも

来月はゴソっと気になる作品がリリースされます
それまでに今までのアルバムを書き記さねば・・・