雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Sketches

2022-08-21 | 音楽
なんだか少し夏が終わるような感じが・・・
どこにも行ってないのに
事故でそれどころじゃなかった

でも
明日
クルマ来ます

落ち込んでしまって寂しい夏でしたが
楽しみです
来たら絶対ドライブに行く

そんなワクワクした今夜はFresh Sound Recordsから渋い一枚を
カール・ベルガー、マックス・ジョンソン、ビリー・ミンツのトリオ作『Sketches


 
  1. Why the Moon is Blue
  2. Presently
  3. Ginger Blues
  4. Flight
  5. Debt
  6. Black Eyed Suzie
  7. Sketches
Karl Berger (p, vib)
Max Johnson (b)
Billy Mintz (ds)

カール・ベルガー 御年87歳
ビリー・ミンツ 御年75歳
この録音が2017年1月でその時81歳
元気ですねー
ベルガーとマックス・ジョンソンとは55歳の差があります
こういう年齢差を軽く超えるのがジャズの懐の深さです

ベルガーの1、2曲目、ジョンソンの5、7曲目、ミンツの4曲目と各々の曲を持ち寄り、間にチャーリー・ヘイデンの3曲目とグルーグラスのスタンダードの6曲目をカヴァーした構成
恐らくミキシングを担当したジョンソンがトリオの中心となると思いますが、ジョンソンは比較的フリーの傾向が強いイメージでした
またベルガーもオーネット・コールマンとも友人で即興・フリーの出身
しかし本作はコンテンポラリーな作品に仕上がってます
Fresh Sound Recordsからのリリースなのでレーベルカラーに合わせたのかも知れないですね

頭2曲をベルガーの曲でスタートしていてそれが作品の方向付けの役割を果たしています
難解な進行ですが、とてもきれいな粒立ちのベルガーのピアノ、ミンツの丁寧なリズム、ジョンソンの力のあるピッチカートのおかげで非常に質の高い曲に仕上がっています
この2曲は本当に好きですね
その流れからのヘイデンの曲では、ジョンソンの分厚いソロが味わえます
渋味たっぷりでスモーキー
4曲目は独特なヴィブラフォンのリフと、ミンツのソロ
スローで薄暗い5曲目
6曲目はブルーグラスのカヴァーらしく明るいアップテンポ
寂しさと儚さを感じさせるスローなラスト



楽曲の配分が抜群ですね
あと収録曲ではないですが3人の映像があったので


さあ
オレのクルマ来い!!
しっかり丁寧に安全運転心がけます



NOT TiGHT

2022-08-15 | 音楽
お盆ですね
ワタシは今年は夏休みなし
でも行動制限なしということで、世の中の皆さんは色々とお出かけされてますね
うらやましい
ワタシもソロキャンプでも行こうかな
もう少し涼しくなってから

さて今日はジャズ界の若手天才ミュージシャン ドミ&JDベックのデビュー作『NOT TiGHT


 
  1. LOUNA’S iNTRO
  2. WHATUP
  3. SMiLE
  4. BOWLiNG (feat. Thundercat)
  5. NOT TiGHT
  6. TWO SHRiMPS (feat. Mac DeMarco)
  7. U DON’T HAVE TO ROB ME
  8. MOON (feat. Herbie Hancock)
  9. DUKE
  10. TAKE A CHANCE (feat. Anderson .Paak)
  11. SPACE MOUNTAiN
  12. PiLOT (feat. Snoop Dogg, Busta Rhymes, Anderson .Paak)
  13. WHOA (feat. Kurt Rosenwinkel)
  14. SNiFF
  15. THANK U
DOMi & JD BECK

2000年生まれのキーボーディストのドミと2003年生まれのドラマーのJDベックのデュオ
実際に二人で活動し始めたのは4年前から、というからとんでもない早熟天才っぷりですね

ドミはフランス出身でフランス国立高等音楽院を出た後、ボストンのバークリー音楽大学で学長奨学金を得て渡米したという逸材
JDベックはテキサス・ダラスの出身
10歳でドラムの演奏を始め、小学生の頃から地元でギグを行っていたというから二人共早い時点で将来を嘱望されていたそうです
やはりこの世代、YoutubeやInstagramでの活動が活発だったようで、ブルーノ・マーズの新ユニットSilk Sonicでドラマーを務めるアンダーソン・パークの目に止まり、彼の主宰する新レーベルAPESHITと契約、そしてAPESHITと名門ジャズレーベルのBlue Note Recordsとが手を組んで今回のデビューとなりました

新人のデビュー作にもかかわらず、バックにはアンダーソンの他にサンダーキャット、マック・デマルコ、ハービー・ハンコック(!)、スヌープ・ドッグ、バスタ・ライムズ、カート・ローゼンウィンケルといった錚々たる面々が名を連ねています
しかし驚くのは、彼らにまったくもって引けを取らないドミとベック
キーボードで複雑なハーモニーを奏でて、軽快な音のドラムは突然リズムが複雑に代わる
二人は70年代のフュージョンから「ポケモン」に至るまで大きなインスピレーションとなっていたようで、なるほど、エレキテルでありアニメーション的
個人的には坂本龍一的要素も高いと感じます




エポックメイキング的な作品
絶対今年を代表する一枚になります

すでにNPR Musicの名物コーナー Tiny Desk Concertにも登場


これからどのように活躍の場を広げるのか
我が子と同じ世代
楽しみで仕方ないですね



Out of the Silence

2022-08-08 | 音楽
個人的な悲劇の事故から1ヶ月
心を痛めまくっていましたが、ようやく納車されそうです
事故後の様々な処理、そして購入に向けた処理も全て終わりお盆明けに納車
楽しみですが若干運転に不安も残っています・・・

さて今日はフランス人ベーシスト ステファン・ケレッキと豪華な面々による『Out of the Silence


 
  1. The Fox
  2. Rainbow’s end
  3. Day Dreamer
  4. Out of the Silence
  5. New Dawn
  6. Hands
  7. Glebe Cottage
  8. The Booster
  9. Birth
  10. Homecoming
Marc Copland (p)
Ralph Alessi (tp)
Tore Brunborg (ts)
Fabrice Moreau (ds)
Stephane Kerecki (b)

ステファン・ケレッキ
実は彼の作品を今まで聴いたことがなく、唯一記録として残っていたのはヤロン・ヘルマンの『Aiter Ego』にクレジットが残っていたくらい
(そういえばヘルマンの新作出てこないな・・・)

 
ただしワタシが知らなかっただけで、母国フランスはもとよりNYでも人気のベーシストだそうです
大物ではダニエル・ユメールやヨアキム・キューンらとの共演もあるとのこと

そして本作でも素晴らしいメンバーとの共演を果たしています
ベテランピアニスト マーク・コープランド、勢いのある人気トランペッター ラルフ・アレッシ、北欧のベテランサックス奏者 トーレ・ブルンボリと錚々たる名前が挙がっています
ドラムのファブリス・モローは知りませんでしたが、ケレッキとの共演歴は多いそうです

ということでまずは名前だけでお腹いっぱいなのですが、演奏は非常に緊張感漂っています
ゆっくり聴く、よりもしっかり聴く感じでしょうか
雰囲気を作っているのはコープランドのピアノとリーダーのベースですね
やはりリーダーなのでベースの音は強め
ハッキリした音を奏でて、ピアノには負けることなくメロディーを作り上げています
そしてフロントのアレッシとブルンボリは言わずもがな
特にブルンボリの音が良いな
丁寧な演奏が好感度高い



さてもうすぐ夏休みの方も多いことでしょう
ワタシはそんなお金ないので普通に働きますが、新しくクルマが来たらちょっとくらいドライブに行きたいな・・・



Diamond Back

2022-08-03 | 音楽
新たなジャズメンを見つけました!

ベーシストのリーダー ネイサン・フランシスのリーダー作で『Diamond Back

 
  1. Our Saviour (In Shades Of Grey)
  2. Ugetsu
  3. Playas De Las Canteras
  4. Ken
  5. Diamond Back
  6. I'll Be Seeing You
  7. Too Little Blooze
  8. Premonition
  9. You're My Everything
Manuel Dunkel (sax)
Riitta Paaki (p)
Nathan Francis (b)
Aleksi Heinola (ds)

ネイサン・フランシス以外は北欧系の名前だな、と思っていたらネイサン自身はアメリカ人でした
まだ若く、2018年にフィンランドのシベリウス・アカデミーで勉強すべく渡欧し、そのアカデミー界隈のミュージシャンと交流があるからこのような感じになったんですね
1stアルバムからメンバーが変わってサックスがマヌエル・ダンケルとピアニストがリーッタ・パーキ
ドラマーのアレクシ・ハイノラは前作から引き続き参加

前作は聴いていないのですが、カヴァー中心で編曲の妙を見せていたようですが、本作では自身やメンバーの曲も加えています

演奏は「ジャズの王道」ですね
バップやスイングの効いたスパイシーな香りが漂います
ネイサンのベースとハイノラのスネアがその香りのもとです
サックスは非常にストレートで、ピアノはサックスのサポート的なところが、またジャズっぽい
決して古臭くはなく、今後研鑽を進めて、ジャズの中心を再構築して、新たなフォーマットをダンっ!と発表してくれそうな気がします

アルバムの構成も比較的パンチある曲を頭の方にもってきて、6曲目のサックス・ベースのデュオからバップな7曲目、疾走感をもたせた8曲目、緩やかにスイングするラスト

バッチリですよ



これは面白い存在になっていくのではないでしょうか
何もかもヒップホップやエレクトロと融合する必要性はない
古のジャズをまっすぐ伸ばす余地はまだまだある
それを教えてもらった作品です



Falling Grace

2022-07-28 | 音楽
暑い
イヤ〜、暑い
夏だから
どんどん暑くなれ

オールスターも終わり、高校野球の全国大会がもうすぐ始まりますね
野球が楽しい季節です

今夜はこざっぱりとしたギタートリオを紹介しましょう
仏ギタリスト ロメイン・ピロンで『Falling Grace


 
1.Falling Grace
2.Textures
3.Side Car
4.Lament
5.Bye Ya
6.Interlude
7.Sweet And Lovely
8.Golden Earrings
9.By Myself
10.Horace-Scope
11.Nicolette

Romain Pilon (g)
Yoni Zelnik (b)
Jeff Ballard (ds)

ピロン良いですよー
大好きなギタリストの一人
ベースはピロンとの共演も多いヨン・ツェルニク、そしてドラマーはブラッド・メルドー・トリオでおなじみジェフ・バラード
(あ、7月のメルドーのコンサート、延期になったけど払い戻しとかどうしたっけ)

本作は6曲目を除いてカヴァー集となっております
バラードの柔らかなシンバルから始まる1曲目スティーブ・スワロウ、独特なリフから始まるハービー・ハンコックの2曲目、ブルージーなマイルス・デイヴィスの3曲目、優しくスローなJ.J.ジョンソン、節が効いてるセロニアス・モンクと、前半戦だけでも十二分に聴き応えあります
全体的にツェルニクのベースを結構前に押し出しています
良いです、好きです

後半は30年代から
ガス・アーンハイムの7曲目、レスター・ヤングの8曲目とオールディーズですね
ジュディー・ガーランドが唄った9曲目、ホレス・シルヴァーの名曲10曲目、ラストはケニー・ウィーラーと選曲が渋い

手数はさほど多くもなくややおとなしめなのですが、変な緊張感も感じられず、だからこそ聴き手がくつろいでいられる
カヴァー曲にピロン流アレンジの香りをふりかけても嫌味にならず、優雅さをもたせる
リズムセクションが堅実なリズムを保ち下支えしているからこそ



あー良いぞ
今年は良いアルバム多い気がする
みんなコロナ自粛で溜め込んだ楽曲が多いんだな、きっと



Trios: Chapel

2022-07-19 | 音楽
梅雨戻りのような雨、雨、雨
気分悪いです
もうスカッと晴れて欲しい
多分四国のダムにも十分貯水できたでしょう

さて事故ってさらに嫌いになった雨の中でもゆっくり聴けるアルバムを
老いてなお、気骨あるものは賞すべきかな
チャールズ・ロイドの『Trios: Chapel

 
  1. Blood Count
  2. Song My Lady Sings
  3. Ay Amor
  4. Beyond Darkness
  5. Dorotea's Studio
Charles Lloyd (ts, flu)
Bill Frisell (g)
Thomas Morgan (b)

84歳でサックス
すごいです

メンバーにはビル・フリーゼル、トーマス・モーガンと大好きな面々
絶対間違いないと思ってはいましたが、これは今年イチかも

タイトルに有る通り教会でのライブ録音
スローがよく似合うメンバー通りの楽曲で、これがまたいい曲です
ロイドのサックスにうまく絡みつくギターと、両者を引き立たせるベース
ドラムレスゆえの穏やかな雰囲気に気分よく酔いしれます
フリーゼルとモーガンそれぞれソロをとっても決して出しゃばることなく、トリオの雰囲気のままに流れるように



Blunote Recordsからリリースされた本作は、今後シリーズとして、アンソニー・ウィルソン(g)とジェラルド・クレイトン(p)、ジュリアン・ラージ(g)とザキール・フセイン(Tabla)とそれぞれのトリオでリリース予定
本作とは違ったトリオ構成で、楽しみで仕方がない


Live 1974

2022-07-13 | 音楽
本日ディーラーより連絡
事故でおりる補償金額と、ローンの残金が見えて来ました

クルマ・・・やっぱりいるなぁと
改めて思っている昨日今日
奥さんも当初いらないんじゃない?と言っていたものの
やっぱりあった方がいいね、と
最終的に保険金確定して、あまり手出しがない形で乗るクルマを決めようと話しています

さて少し落ち着いてきたので最近のお気に入りのライブ盤をご紹介します
パット・メセニー、ジャコ・パストリアス、ボブ・モーゼスの74年のライブから
Live 1974


 
  1.  Bright Size Life
  2. There Is No Greater Love
  3. Unity Village
  4.  Improvisation 1
  5. Jaco Solo
  6. Continuum
  7. Pat Solo
  8. Unquity Road
  9. Wrong in Right
  10. Improvisation 2
  11. Ida Lupino
  12. All the Things You Are
  13. Missouri Uncompromised
Pat Metheny (g)
Jaco Pastorius (b)
Bob Moses (ds)

パット・メセニーのECMからのデビュー作『Bright Size Life』の面々です
ボストンのプーズ・パブで行われたライブ盤です
このライブでは『Bright Size Life』に収録されている1、3、9、13曲目、やジャコの『ジャコ・パストリアスの肖像(Jaco Pastorius)』の6曲目などを演奏したものになります

 
 
正直音質はあまり良くはないですが、まあライブを楽しむように聴けばさほど気にならない
むしろ当時のライブを見たことがないワタシにしてみたらおもしろい作品です
個人的には11曲目をやってくれたのがとても貴重かな



じっくり聴き入る作品ではないかもしれないけど、クルマや移動中に聴くにはもってこいだと思います

クルマ・・・
さてどうしたものか




FESTIVAL FRUEZINHO 2022@味園ユニバース

2022-06-29 | 音楽
昨晩行ってきました、味園ユニバース

待ちに待ったサム・ウィルクスとサム・ゲンデルが登場する「FESTIVAL FRUEZINHO 2022 in Osaka」でした



会場はかつてコロナで延期になったがために立ち入ることができなかった”聖地”味園ユニバース
もうワクワクが止まらんですよ

早めの腹ごなしをして、味園ユニバースへ到着


初めてB1Fホールに入りましたが、度肝抜かれました






で当日になってタイムスケジュールを見てみると

折坂悠太????



は?
ウェブサイトを見ると、成程6月頭に追加ゲストに折坂の名が・・・

知らんわ!!!

メアド教えてるんだから教えてくれよ
びっくりしたやん!

ただ
嬉しい方だけどね💖

ステージ前方で待機
折坂悠太はぜひ一度は生で見たかった

そして彼の歌・センスはやはり抜群であった
声もさることながら、1曲目→2曲目→3曲目・・と自分の声や弾く系の楽器を弾いて、それをリフでバックに流す
目の前には一人しかいないはずなのに、音に空間が作られていく
厚みもあるんだけど、空間を広げる方向に力学が働いているようだ
民謡であるとともにフィーキー、ロックのテイストもミックスした歌声

最後は折坂とゲンデルが共演
帰り道どう表現したら、この時のワタシの心をうまく表してくれるのか考えた
でも結局出ず
完全ではないだろうけど、インプロビゼを感じますよ

実はこの時点で
ワタシの目的はほぼ終わったんじゃねー?
と疑問符がついた
それくらい良かった

でもWサムがメインなんだよ

ということで、続いてのWサム
これまたボイパのリフを駆使し、デュオ以上の音を作り出す
打ち込みも使っていました
デンケルのサックスは、ガッツリブロウではなく、あくまで一つの音のパーツを作り出すように
一方のウィルクスのエレベはジャコパスを彷彿させます
ニコニコしながら弾いてました
そして、音作りと言いましたが、デンケルがブロウする場面も
これはゴメンナサイ
理解が届いておりませんでした
聴き終えて、アツく盛り上がるというより、彼らの音が体に沁み込んだ感覚でした

ラストはブルーノ・ペルナーダスとその仲間たち
このライブを知るまで全く知らない存在でしたが、ポルトガル出身で日本でも名のしれた存在だったようです
Wサムまでで疲れていたワタシは無理でしたが、みんなフロアで踊りまくりです

ソロ→デュオ→バンドと一つのライブで様々な様相を味わえる
なんて贅沢な一夜

初めての経験


そしてワタシはぐったりと疲れ切って
帰宅するのでした・・・


しかしコロナが落ち着きを見せ始め、いろんな活動が活発化してきて嬉しいですね
ミナミの街もみんな楽しそうでした
駐車場でビアガーデンやってたり
できれば引っ掛けて帰りたかったけど、時間が遅くなったので諦めました

音楽を楽しみ、そして体力を使い切り、ミナミをあとにしました



ROCK CONCERT

2022-06-23 | 音楽
今日は暑い!
いいぞ、梅雨明けで猛暑突入だ!!(個人的願望)

さて昨今昭和リバイバルでかつての文化の再評価がされています
音楽でも山下達郎らをはじめとして、改めて当時のアルバムやジャケットなど再注目されています

そんな中で久しぶりにCMで流れてグッときた楽曲がありました

桑田佳祐率いるKUWATA BAND!!

今日はその中でも当時オリジナルアルバムには収録されなかったシングルも収録されたライブ盤『ROCK CONCERT


 
DISC 1
  1. SMOKE ON THE WATER 〜 M.C.
  2. YOU NEVER KNOW (恋することのもどかしさ) 
  3. RED LIGHT GIRL (街の女に恋してた) 
  4. BELIEVE IN ROCK'N ROLL (夢見るロック・スター) 
  5. DEVIL WOMAN (デビル・ウーマン) 
  6. MERRY X'MAS IN SUMMER
  7. ALL DAY LONG 
  8. ZODIAK (不思議な十二宮) 
  9. 天国への扉 (KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR)
  10. LIKE A ROLLING STONE
  11. 風に吹かれて (BLOWIN' IN THE WIND)
  12. スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)

DISC 2
  1. ONE DAY
  2. I'M A MAN (アイム・ア・マン・フロム・ザ・プラネット・アース) 
  3. FEEDBACK (理由なき青春) 
  4. SHE'LL BE TELLIN' (真夜中へデビューしろ!!) 
  5. PARAVOID (彼女はポラボイド) 
  6. “BOYS” IN THE CITY (ボーイズ・イン・ザ・シティ)
  7. GO GO GO (愚かなあいつ) 
  8. BE MY BABY
  9. BAN BAN BAN
  10. 神様お願い
  11. HEY JUDE

桑田佳祐 (vo,g)
松田弘 (ds)
河内淳一 (g)
今野多久郎 (perc)
小島良喜 (p)
琢磨仁 (b)

ご存じの通りKUWATA BANDは1986年の1年間限定で結成されたロックバンド
もはや大人気バンドとなったサザンオールスターズではなかなかできない
「でたらめなロックをやりたい」
という意思の元結成されました

唯一リリースしたオリジナルアルバム「NIPPON NO ROCK BAND」では全曲オリジナルながらシングルカットされた曲はなく、すべて英語の歌詞、というある意味では当時の桑田佳祐の思いにかなったアルバムになっています


 

だがしかし、KUWATA BANDがかつていた証はライブアルバムである本作だと明言したい!!

1年間限定のなか、7月から10月の間で51公演を開催し、その中でほぼラストになる渋谷公会堂の2日間の公演を録音したものです
カヴァーはDisc1の1,9,10,11とDisc2の9,11,12の7曲
面白いのはザ・テンプターズのカヴァーを入れてるところ
洋楽がっつりで始めたKUWATA BANDもコンサートを重ねるにつれて、洋楽一辺倒ではだめだと思ったんじゃないですかね

観客の熱狂的な声援からイントロを経て、ディープパープルの名曲をカヴァー
これがアツい!
このスタートの場にもしいたならば、私は半狂乱で踊り狂っていたでしょう
「お待ち~!おまた~!」
なんて恐ろしく時代を感じますが、これほど熱狂的なライブアルバムはそうそうないです

そしてシングルカットされた4曲も収録されています
最大の名曲がDisc2の10曲目
当時資生堂のCMで、そして現在ユニクロのCMで用いられています
このユニクロCMを見て、ドガーンと当時の桑田愛を思い出した次第です
ちなみに猿岩石が彼らのアルバムでこの曲をカヴァーしたことは有吉弘行にとっては黒歴史の一つであろう(笑)

そして同日シングル2作発売となったDisc1の6曲目と12曲目
当時まだあまりメジャーに広まっていなかったレゲエ曲と、歌詞をあやふやにわいせつ化する桑田お得意曲
どちらもまだまだ底知れずの桑田佳祐の新たな一面を見せてくれています

当時10月くらいかな、中学校の修学旅行があって、バスの中で歌っていました
カラオケもブームになる前で、みな恥ずかしがって歌わない中一人ノリノリで歌い倒しました
そういやマドンナのTrue Blueを旅館の廊下で歌いながら歩いていて、当時好きだった子から笑われたのも甘酸っぱい青春の思い出です

 

Disc2の2曲目はシングルカットされませんでしたが、「さんまのまんま」のオープニング曲で使われていました
歌は桑田ではなく河内淳一です
何気にこのバンドのキーマンは河内だと思うんです
ギターのテクニックもさることながら、主にバックコーラスの声がどの曲でも強いインパクトを放っています
今野さんのパーカッションも抜群だな
バンドってのはヴォーカルだけじゃなくって、各メンバーのぶつかりや寄り添いのなかで生まれてくるんだ、ということをリアルな当時の邦楽界から教えてもらいました

このアツい演奏は今の年齢ではできないだろうけど、できなくてよくて、むしろ今のアツさを見てみたい

還暦越えバンド
やっぱり生で見たい





そういやこないだ友人と行ったカラオケでBAN BAN BANを歌い上げてやりました
上手いかどうかは置いといて、めちゃめちゃ盛り上がりました



roman candles/憧憬蝋燭

2022-06-14 | 音楽
デート経験なしの20代男性が4割・・・

まあ「デート」の定義も変化しているとは思いますが、まーびっくり
20代・・・学生から社会人、そして人生の伴侶を得た10年間でした
女の子にモテたくてモテたくて、それがその時の浅はかな目標だったかも知れないけど、楽しかったんだけどなー
価値観は変わるし、浮かれるほど給料もらってねぇって世相もあるでしょう
しかもコロナって

アラフィフの考えを押し付けたくはないけど、もし彼らが今置かれている環境が「デートすらしたくない」なのだとしたら、大人の責任もあると思うんだよな

でもデートしようぜ!!
デートにもってこいの音楽を紹介するから!!

日本の音楽シーンから、今年びっくりしたバンドを
結成5年の4人組 Laura day romance(ローラデイロマンス)の2ndアルバム『roman candles | 憧憬蝋燭


 
  1. 花束を編む|making a bouquet
  2. well well|ええと、うん
  3. wake up call|待つ夜、巡る朝
  4. winona rider|ウィノナライダー
  5. ether|満ちる部屋
  6. aching planning|傷ましいやり方
  7. little dancer|リトルダンサー
  8. 魔法は魔女に|magic belongs to witches
  9. waltz|ワルツ
  10. step alone|孤独の足並み
  11. happyend|幸せな結末
  12. fever(CD Only Albumbundle Track)
  13. 東京の夜(CD Only Albumbundle Track)

Laura day romae:
井上花月(vo)
礒本雄太(ds)
川島健太朗(g, vo)
鈴木迅(g)

井上花月のウィスパーヴォイスは優しい
楽曲はフォーク・ポップという感じ
アルバムのような草原、牧歌的な風景を思わせる楽曲
ワタシの個人的な思い出で恐縮だが、熊本・阿蘇のやまなみハイウェイを窓全開で走っている感じ
声と楽曲だけでも素晴らしいのにアレンジやMIXもしっかりと化粧してくれる
ナチュラルメイクで




このアルバムを手に入れてすぐ、Laura day romanceの大阪ライブがありました

「やった、すぐ観に行けるとか最高やん!!」

とぬか喜び
みんな彼らのこと良いってもう知ってる、っつーの


・・・無念!!