雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

菊池雄星くんに想う

2009-10-15 | そのほか
2週間後にプロ野球のドラフト会議があるそうな。

私が高校生の頃、福岡にはダイエーホークスが既に発足していたものの、幼少期から好きだった近鉄バッファローズをまだ応援していました。


で、当時ドラフトでは野茂英雄が騒がれていました。


どこの球団に選ばれるのかドキドキしながら待っていました。

近鉄がくじを選んだ、と聞いてそりゃ喜んだものです。



その後ナベツネによって逆指名が横行してからはそんなドキドキ感も無くなって、つまらなくなったことを覚えています。

最近ようやくドラフトの見直しになってとても嬉しいです。






ちょっと思い入れのあるドラフト会議の今年の目玉が岩手の菊池雄星くん。

ちょっとオーバーリアクションなところが若干鼻につくものの、元気があっていい投手だと思います。


ただ彼を巡って日米球団の綱引き合戦が行なわれているとのこと。

昨年の田沢純一投手の時も大騒ぎでしたが、日本球界としてはまっさらな新人をメジャーに引き抜かれたくないそうな。




大きなお世話だと思います。

今夜星野仙一氏までもが「メジャーの草刈場に成り果ててしまうので、彼がメジャー挑戦するのは反対」とかほざいていました。

本当に菊池くんにしたら迷惑な話でしょうね。



メジャーに行きたいのはより大きな舞台で活躍したいとの思いもあるでしょうし、やはり契約金もメジャーの方がずっと上。

しかも入団してからも日本国内から注目される。


もちろん不安要素としては言葉の問題や生活習慣の違い、そして野球観の違いなど多々あるはず。


そんなリスクとメリットを天秤にかけて選ぶのは選手本人であるべき。

田沢投手のときみたいに、日本球界復帰は米国球界を離れてから3年後とか、とてつもなくけち臭い条件をつけたりするような球界を誰が選びたいと思うんでしょうかね?


日本球界を経ずにメジャーに行って、日本に戻って活躍できなかったマック鈴木の例もあるわけだし、リスクを持つのはあくまで本人でしょ。

それともメジャーを蹴ったら日本球界が何らかの見返り(保証)をくれるんですかね???

そんなこと絶対しないくせに図々しいにも程がある。




菊池くんは自分の意思で選ぶべき。

日本球界はメジャーよりも日本に残りたいと思われるような球界作りをやるべき。



選手の自発的な活動に期待するのではなく、「プロ」の経営者集団としてやるべきことはいくらでもあるはず。


楽天の三木谷みたいにただ赤字を出さないように、金のかかる野村監督をたたき切っているような経営者には分からないと思うけど。