成人の日。
各地の成人式はコロナのせいでややこしいことになっていて非常に残念。
今夜とか本当なら酒を飲みながら大騒ぎするところでしょうが、それもままならない。
何とも言えません。
さて新年一発目のジャズは旧盤から。
チェット・ベイカーのライブ盤で『Day Break』。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/d8/b119d9390dd0c8d3664a4ef63401b0d4.jpg)
- For Minors Only
- Daybreak
- You Can't Go Home Again
- Broken Wing
- Down
Chet Baker (tp)
Doug Raney (g)
Niels-Henning Orsted Pedersen (b)
最近時間があるときは旧盤を漁っていて、やはりジャズの魅力を再認識しています。
で、チェット・ベイカー。
スーパーイケメンだった若い頃の作品もいいですが、欧州に渡ったあとの演奏もいいです。
むしろ欧州盤のほうが好きかも。
本作もそうですが、欧州ジャズ名門レーベルの一つSteepleChaseには良作が豊富で、とても追いきれていないのですが、それはそれで今後の愉しみです。
さて本作はデンマーク コペンハーゲンのライブハウス「モンマントル」でのライブ作品です。
サポートには偉大なるジャズギタリスト ジミー・レイニーを父に持つダグ・レイニー、そして地元のベーシスト ニールス・ペデルセン。
ドラムレスのトリオです。
収録曲は5曲で、ジミー・ヒース、ホーギー・カーマイケル、ドン・セベスキー、リッチー・バイラーク、ラストがマイルス・デイビスのカヴァーとなっています。
この選曲が抜群に良いです。
枯れっ枯れのこの頃のベイカーに相応しい。
このトランペットはなかなか出会えないですよ。
この音に相応しいスロー系の曲と2曲目はベイカーの声も入ってきます。
味付けはあっさり塩味。
シンプルでいて奥深いコクあり。
ゴリゴリ系のベーシスト ペデルセンもあまり走ることなく、ベイカーを崇拝しているかのようにシンプルにサポートします。
レイニー、ペデルセンともにソロの場面はありますが、やはり主役はベイカー。
ワタシが聴いたベイカー盤の中でもトップクラスで素晴らしい作品だと思います。
必聴です。