今夜のホークス戦は中止。
好調ホークス打線が涌井をうち崩すところを是非見たかったんですがね。
残念。
さて残念な一方私のジャズの温故知新は絶好調で、これまでのジャズ・ジャイアントたちはどういう演奏、特に名演をしてきたのか、実際に聴きたくなって、新譜を買ってるそばから旧譜も探すということをやっています。
ボチボチ届いてきているのですが、そこで聴いた中でも「これぞ」と思うジャズ・マンのものについては、さらに色々調べて気になる作品をまた探す、ということを繰り返しています。
なので新譜漁りが滞ってきていますが、まあそこは気になる方を先に聴くということで。
で先日から、チャールズ・ミンガスやローランド・カークなど「濃い」ジャズを聴いていて、これが実に愉しい。
特にライブ盤。
思い思いのソロを繰り出していて、これはスタジオ録音とは違った、観客の盛り上がりで興奮してきます。
私、自宅ではヘッドホンを付けて聴いているので、TVを見ているYuさんなんかは、いきなり父が”うお!”とか”イエーイ”なんて急に言うものだから、白い目で見てくることもしばしば。
いつかは自分の書斎を設けて、目一杯聴きたいです・・・・。
そして今夜のジャズはアルバート・アイラー。
フリージャズのリーダー的な位置づけでなかなか評価されるまで時間がかかったそうですが、今夜はそんなアイラーのデビュー盤の『My Name Is Albert Ayler』をご紹介。
My Name Is Albert Ayler | |
MUZAK | |
MUZAK |
1.Introduction by Albert Ayler
2.Bye Bye Blackbird
3.Billie's Bounce
4.Summertime
5.On Green Dolphin Street
6.C.T.
Albert Ayler (ss,ts)
Niels-Henning Orsted Petersen (b)
Niels Brondsted (p)
Ronnie Gardiner (ds)
彼がデビューした当初、米国では「なんじゃこの演奏」と早速キワモノの片鱗を見せつけていたらしいのです。
で、新しいジャズに寛容な北欧(スウェーデンやデンマーク)で活動し、晴れて彼のリーダー作としてリリースされたのが本盤になります。
そしてメンバーに気になる名が。
そう若き日のNHOPです。
当時16歳だったとのことですが、この歳でサヒブ・シハブの録音にも参加していたんだからとんでもない悪童、もとい才能だったんでしょう。
イントロを除いた5曲中4曲はスタンダード。
Albert Ayler - Bye Bye Blackbird (2/6)
Albert Ayler - Summertime (4/6)
中々度肝を抜く演奏ですね。
アイラーの音はデビューの時からぶっ飛んでますね。
まだこの時いわゆるフリージャズというほどの演奏ではない。
思い切り叫ぶように吹きまくっているけど。
大きくコードを崩すことはない。
けど、これからのフリージャズを背負っていく素養はこの時点で既に準備出来始めているように感じます。
厳密に言って「ピヒャー」とか「ブヒャー」が出たからフリージャズ、というわけではないんですよね。
曲の進行コードに即して演奏していたら、それはある程度従来の演奏でしかないのですが、この時点でアイラーはフリージャズの道に行かねばならない、その道ができていたのでしょう。
ちなみにNHOPは息のあったウォーキング・ベース(時に高速)で存在感バッチリ。
個人的にはアイラーとNHOPがここでつながっていたとは、と驚きです。
少しジャズが好きな方ならアルバート・アイラー(!!)って聞いただけで、いやいや聴かないし、という方も多いと思いますし、何と言っても私がそうでした。
それが最近面白いんですよ。
ジャズって、現代の日本ではピアノトリオの演奏だけがもてはやされる環境ですが、いやいやこんな雑多でゴリゴリが面白い。
多分これからちょこちょこアルバート・アイラーとローランド・カークが出てきます。
なんて言っても今のお気に入りだから。
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