雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

Promontoire

2020-06-18 | 音楽
また雨。
どうもこの季節になると、例の頚椎症の痛みを感じることが多くなります。
今朝はきつかったのでお休み。
アタマの重さに首が耐えられず、ゴロンとしておりました。
何もすることができず暇で暇で・・・。

ECMの新譜を紹介しましょう。
ベンジャミン・モウゼイの初ソロ作で『Promontoire』。

 
  1. 127 
  2. Promontoire 
  3. Horses 
  4. Don't Look Down 
  5. Villefranque 
  6. L'Oiseau D'Or 
  7. Chasseur De Plumes 
  8. Sotto Voice 
  9. The Fallen 
  10. Theme From Nana 
  11. Monte Perdido 
  12. Thea
これまでECMだとリード奏者のルイ・スクラヴィスの共演が多いですね。
彼の影に隠れていたんじゃないかと思うくらい、あまり印象になかったのですが、このソロ作を聴いて驚きです。

どうしてもフロントに管モノが来ると消えがちな音かもしれません。
ただピアノ・トリオで聴いていたならなら印象が違ってたでしょうね。
とても叙情的で繊細。
高音でも尖ることなく、耳からだけじゃなく肌から染み入ってきそうな音。

ややラテンのスローな感じの節回しが多い印象です。
昔のジョヴァンニ・ミラバッシのさらに線を細くした感じ。
当然ワタシが好きな部類のピアニストに属します。
ただそのフレーズ一辺倒ではなく、やや低音を使った中盤あたりの曲は彼のオリジナリティーを感じます。
強いてあげればフレッド・ハーシュ辺りかな・・・。
でもやはりモウゼイ節だな。

是非下記を視聴してみていただきたい。
最初は5曲目で、次は1曲目ですがソロではないので参考まで。



モヤモヤ、ムシムシっとした梅雨ではなく、アジサイの花の雫を愛でる感じで聴いていただけたら、と思います。

ジャズ
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