クリスマスなので、自分へのプレゼントでも買おうかとヨドバシ吉祥寺店に行ってみた。
あまりいいことではないが、朝から(というかこの連休中)ずっとあちこちのウェブを徘徊して、あれにしようか、こっちがいいかと探し回っていた。
気がついたのだが、ここ数日中古の流通はかなり良いようで、前日までたくさん在庫していたものが、今日は全くなくなってしまっている。
ニコンの中級機、特にD90とかは、すぐにはけてしまうようだ。新品の流通も例のタイの洪水で不足気味なので、中古も渇望感があるようだ。
今日出かけたときは、それよりパナソニックのLumix G3でも買おうかと思っていたのだが。偶々D5100をいじっていたら、ニコンの販売応援の方に声を掛けられた。
「このD5100とG3とを比較している。共通点はバリアングル。ニコンはD70sを持っていて、代わりを検討しているが・・」という話から始まり、いろいろ話して、「すいません、長話して」と言ってその場を去った。
レンズキットがあれば買っていたかもしれないが、今はダブルズームキットが残り2個、それ以外は全部在庫切れだそうだ。G3のダブルキットは在庫があったはずだが、話の行きがかり上何となく買いそびれてしまった。結局、何も買わずに又帰ってきてしまった。
バリアングルはビデオカメラでは普通だが、色々と撮影の自由度が増すようで、興味を引かれる。アングルファインダーとか、外付けEVF(角度を変えられるもの)も、お辞儀をしながら低いところは撮れるが、高いところは撮れない。自分撮りもやりやすい。肩に乗った鳥を撮るのに便利だなあ、と思ったのがきっかけだが、模型をローアングルで撮るというのもやりやすそうだ。
D5100とG3は共にバリアングルを備えたエントリー寄りの機種だ。画質や機能はたぶんD5100の方が良さそうだ。携帯性はG3の方が優れるが、くだんのニコン応援員の方に言わせると、ミラーレスにしては大きい、という。それでも、レンズを含めて全体にはコンパクトだ。
我が家の環境でいうと、今の手持ちのレンズの多くはD5100ではAFが働かない。D70sは引き続き使い続けながら、それを補い併用する形で、というなら、これもいいのだが。
いずれ手持ちレンズを徐々に更新していくか、新しいレンズモーター付きのボディを手に入れる、という事になるんだろうな。これで手持ちレンズみんな使えれば(AFを含め)、最高なのだが。
MFTのG3を採用するということは、いろいろな意味で無理がないように思える。E-PL1とは併用できる。ボディに手ぶれ補正機能を持っているPL1は、アダプタ経由で使う各種レンズには有用だ。G3はEVFとはいえファインダーを使って撮影しやすい。もちろんバリアングルでの撮影も便利だ。
しかし、少し前から展示品をいじっていて気になっているのは、シャッターの感触だ。PL1と同じで、ぱこんという、ちょっと安っぽい音を立てる。D5100も質感はそれなりだが、シャッターの感触はこちらの方が多少いい(本当はもう少ししゃきっとして欲しいが)。とはいえ、在庫がなければ話にならない。ニコンタイ工場の本格回復は3月頃になるとかで、しばらくは入荷状況が微妙な状況が続くという。