バイブルサイズの手帳である。
買ったのはもう7年ほど前のことだ。銀座伊東屋で色々迷った末、価格とデザインで選んだ。有名なファイロファックスの、これはと思う手帳の価格はこれの倍ぐらいはした。PTMはイタリア・ミラノのブランドだ。質実剛健なファイロファックスに対し、これは柔らかいなめし革を使ったもので、デザインはすっきりしているがすぐにボロボロになってしまいそうな気がした。しかしこれは意外と丈夫で、表面はてかって背表紙は多少やれてきたが、いい感じの使い込み感が出ている。
最初の頃は傷を恐れて、タオルに包んで持ち歩いていたので、お昼時など同僚から「お弁当ですか?」と言われたりした。やはり結構嬉しかったのだろう。
買ってきて箱から出したところ。黒く見えるが、かなり濃いインディゴである。
左のインデックスは今でも使っている。
ビジネス雑誌などは繰り返し手帳の使い方、みたいな特集をやっている。僕も若い頃は夢中になって読んだりしたが、今はごく平凡な使い方しかしていない。主に週刊ダイアリーやイヤープランナー、to do リスト、お金の支払予定表などを使っている。雑記帳として、色々と書くこともあるが、どちらかというと手帳は決まったスケジュールを書くことが中心で、アイデアノート的な使い方はしていない。
変わり種のリフィルとしてはSDカードフォルダーがある。予備のカードやマイクロSDアダプタなんかが入っている。ちょっとかさばるのが難点。
週間ダイアリーはファイロファクスを使ったこともあるが、今はPTM純正を使っている。見開き1週間になる。土日は2日で平日1日分のスペースである。以前は日単位のダイアリーも使っていたが、今そこまで書くような事はない。適当に厚みがあり、色合いや感触も好きだ。
パソコンやスマホのスケジュール表もたまに使うが、基本はこの手帳で管理している。PCや携帯は使用環境がすぐ変わったり、起動に時間がかかったりするので。領収書や資料、写真、免許証などを挟み込んである。
来年のダイアリーを買うと、今年も終わり、という感じが強くなる。