【奉祝 昭和節】
1989年1月7日に昭和天皇が崩御され、4月29日の天皇誕生日は祝日法により変えなければならなくなりました。
そして「昭和記念日」として新しい祝日としようとしましたが、社会党ら左翼に大反対されつぶれました。
その後、昭和天皇が植物に造詣が深く、自然を愛したことから、「緑」ということにしようということになり「みどりの日」となりました。
しかし「みどりの日」は「自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」とあるだけで昭和天皇陛下や昭和時代のことにまったく触れていません。
「みどりの日」は全国各地で植樹など「みどり」に関する行事ばかりで、昭和天皇陛下を偲んだり、昭和時代を論議する行事はほとんど行われていませんでした。
そのため月日と共に、この日が昭和天皇陛下のお誕生日であったということを知らない国民が増えており、このまま放っておけばこの日の本来の意義は忘れ去られてしまいます。
これでは歴史の忘却となり世代の断絶となりかねません。
そこで「みどりの日」から「昭和の日」に改めようという運動が湧きあがりました。
外国の祝祭日は例えばアメリカは国父であるジョージ・ワシントンの誕生日や独立記念日、コロンブス・デーなど歴史的な記念日がほとんどです。
EUや中国や韓国などでも同じです。
それは祝祭日を国民がともに歴史について考え、国への思いを深くするためにあるとの発想があるからです。
日本で歴史にかかわる日は2月11日の「建国記念の日」だけです。
かつて明治天皇の誕生日で「明治節」と呼ばれた11月3日も、戦後は「文化の日」とされて歴史的意味が失われました。
歴史的な意味を失った祝日は単なる休日にすぎなくなります。
その後「昭和の日 推進議員連盟」などが推進して、艱難のすえ2007年から「昭和の日」と改められました。
祝日法の「昭和の日」の条文は
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」
となっています。
「昭和の日」を迎えた本日、ご皇室、ご皇族が弥栄なることを陛下の臣民の一人として謹んで祈念いたします。
弥栄!
BY はじめあさきさん