香住産魚介で魚醤 但馬漁協 5種来月から発売
但馬漁業協同組合(兵庫県香美町香住区)が、香住産の魚介類を使った魚醤(ぎょしょう)の開発に成功し、9月17日から販売する。味は香住ガニ(ベニズワイガニ)や高級魚として人気のノドグロなど全5種類で、脚がとれたカニ、小さくて競りに出せないエビや魚などを活用している。
商品価値の低い魚介を有効利用して漁業者の支援につなげようと2年半前に開発をスタート。養父市のメーカー「大徳醤油(しょうゆ)」に協力を仰ぎ、試行錯誤を重ねてきた。
豊岡市産の小麦と大豆を使い、無添加で仕上げている。香住ガニ、甘エビ、ノドグロ、ドギ(ノロゲンゲ)、ハタハタの5種類。臭みがなく、うま味が凝縮されているのが特長で、同漁協は「1滴加えるだけで味の幅がぐっと広がる」とPRする。カニとドギの魚醤は全国的にも珍しいという。
販売は同漁協のホームページ(http://www.jftajima.com/)で。各地で開かれる魚食イベントなどでの販売も計画している。各100ミリリットル1800円(税別)。9カ月漬け込んで作るため、数量には限りがある。
同漁協TEL0796・36・1331
(2016年8月11日付 神戸新聞)
出典元
http://nihonkai-style.com/style/hyogo/1556