八十八夜のお茶のお話
雑節の一つで、立春から数えて88日目にあたる日が八十八夜、今年は5月1日でした。
明日の5日から立夏になります。
昔から季節の変わりめの目安として、夏への準備を知らせる縁起のよい日とされてきました。
朝、手摘みをされた新茶は上質で不老長寿の縁起物ともされています。
実際にこの季節の新茶は清々しく、旨み成分をたっぷり含み渋みや苦みも少ないのが特徴。
緑茶は虫歯予防、口臭予防効果もあるので食事時にいただくのは理にかなっています。
ビタミンCも豊富ですし、身体の余分な熱をとって頭をスッキリさせる効果等も。
毎年、夏も近ずく八十八夜〜の歌を頭の中で口ずさみながら、まずは新茶を楽しみます。
少し汗ばむこの時期には、茶葉の上に大きめの氷をいくつかのせて自然に溶けるのをまって、極上の氷茶を愉しみます。
一晩冷蔵庫に入れておくのも手。
この方法だと味の違いがよく分かり、カフェインも少ないので胃にも優しいのです。