記録だけ
クリムト
満足度 ★★★★★ ★★★★☆
感動度 ★★★★★ ★★☆☆☆
シーレーそっくり度 ★★★★★ ★★★★★
2006年
ジョン・マルコヴィッチ 他
最近 何本か観た映画を、記録をつけそびれていた。
今回は画家主題の映画なので、記録だけでもしておきたい。
マルコヴィッチ演じるクリムト・・・面白かった。
画家を題材にした映画は多くあるが、いずれも興味深い。
中でも好きな映画は、ジェラール・フリップ演じる『モンパルナスの丘』だろう。あれは何度観ても小気味がよい。(というか、悲しい・・・。)
クリムトは 息子が好きな画家の一人。彼は一人でウィーンに行った際に、オスカー・ココシュカなどの展示された美術館に、長時間いたらしい。
クリムトのどういった部分に20代そこそこの大学生が魅力を感じるのかは定かではない。
ちなみに 私の方は、ココシュカの方が好みかも知れない。
ただいえるのは、息子も絵が好きで、忙しい時間をやりくりさせながら、関西圏の主な美術展には結構繰り出して熱心に観ているところが好ましい。(京都の展覧会は必ずといっても良いほど 外さないので、ちょっと、うらやましいかも・・・。)
たまにはいっしょに行くこともあるが、私が少しばかりの絵画などの説明をしてやると、結構目を輝かせて耳を傾けてくれるところは 素直で可愛いものである。
マルコヴィッチ出演の映画は『マルコビッチの穴』をはじめ、何本かはみた。
彼は、印象深いといえば印象深い。また 印象が薄いといえば、薄い役者である。
しかしながら マルコヴィッチといった名前には独特の響きがあり、何となく上等に聞こえるのは、彼の持ち味のせいなのだろうか・・・。
けして男前とは言い難い役者だが、何を演じてもそつなくこなし、多少の狂気感のある表情は私の心をとらえる。
映画『クリムト』を通しての感想は、そつなく幕を閉じたといったところか。
しかしながら、先ほども申し述べたとおり、画家を題材にした映画であるが故に、私の得点は自ずと甘くなる。
付け加えつならば、シーレーの自画像に、役者の目力らが重複し、印象的には よく似ていた。その点が、かなり心地良く感じた。
今回記録のみにて、失礼申しあげます。