乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画『石中先生行状記』1950年 原作 石坂洋次郎 監督 成瀬巳喜男 三船敏郎

2010-01-20 | 映画



    映画『石中先生行状記』


 ★★★★★ ★★★★☆

 東宝 1950年 95分 モノクロ


 監督 成瀬巳喜男
 原作 石坂洋次郎
 キャスト
  三船敏郎
  若山セツ子
  池部良
  杉葉子


「隠退蔵物資の巻」「仲たがいの巻」「千草ぐるまの巻」の三話構成といったオムニバスン人情喜劇。
 それぞれ他起承転結がはっきりとしていてわかりやすく面白い。

 青森の祭や風習なども巧みに盛り込まれ、東北も好きなわたしには興味深い。

 好みとしては三つ目の「千草ぐるまの巻」
 あらすじも東北の言葉も映像もキャストも風景も美しい。
 冬至の男尊女卑的な立場や夜ばいや俗習から考えると「千草ぐるまの巻」は斬新で画期的。
 1950年当時に作られた映画としては今現在では考えられないほど女性をいたわり大切に描いた心温まる秀作といえよう。
 
 石中先生役の役者の目を少し大きくすれば、今の中村勘三郎丈そっくり。
 娘が少し覗いて、顔だけ見て楽しそうに笑っていた。
 石中先生役は宮田重雄。著名な洋画家で医学者だと言う。絵画やイラストを見てみたが、何でもこなす多才な人だと感じた。

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絵の男性は一体何を運んでいるのだろうか?

2010-01-20 | イラン2007~2010(6回)


 イランの建物壁面には様々な絵が描かれている。
 写実的なものからポップなものまでいろいろある。
 わたしは歩いていてもタクシーに乗っていてもビルの絵や看板絵が気になる。

 イランではテヘランの現代美術館でイランの細密画や墨絵を楽しむことが出来る。
 この美縦貫は一年目に一人で訪れたが、居心地がよかった。
 館内の喫茶のケーキは至って美味。
 
 ところで、写真の絵の男性は一体何を運んでいるのだろうか?
 コンクリートか、はたまた、カーペットか?
 赤くぬられたコンニャク石のようなものを担ぐ姿は、引きずる物体とは異質に感じる。
 下手な役者が軽いものを極端に重く担ぐ姿に似ていると、思わずほくそ笑む。

 
                    テヘランにて 車窓より見る


コメント (2)
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