そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

須磨〔10 〕

2007年07月18日 |  / 源氏物語

2007/07/18


「ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざして今日も暮らしつ(古今六帖)」

「いつとなく大宮人の恋しきに桜かざししけふも来にけり(#42)」

「いつの日も大宮人が恋しいが昔の桜今年も咲けり()」

「こんなとき三位中将覚悟きめ思い募らせ訪ね来るなり()」

「うれしきもうきも心は一つにて分かれぬものは涙なりけり(後撰集)」

「故郷をいづれの春か行きて見んうらやましきは帰るかりがね(#43)」

「あかなくにかりの常世を立ち別れ花のみやこに道やまどわん(#44)」

「雲近く飛びかふたづも空に見よわれは春日のくもりなき身ぞ()」

「たづかなき雲居にひとり音をぞなくつばさならべし友を恋ひつつ(#46)」

「思うふとていとこそ人に馴れざらめしか習ひてぞ見ねば恋しき(拾遺集)」




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高坂正尭

2007年07月18日 | 字余り
7/18
「高坂正尭氏が前から気になってしょうがなかった。テレビにコメンテータとして出演され、短いコメントをするのだが、そのコメントが秀逸で驚ろいたことによる。他のコメンテータと本質的にどこが違うのだろうか考えてみたが、コメンテータの人物評をしてもしょうがないので、わたしが思う同類の人をあげてみる。ひとりでは意味がないかも知れないが司馬遼太郎さんではないだろうか。切り口が歴史とか文明論に基づいた人間やその行動について深い見識をもち、コメントするからではないだろうか。そういう意味では堺屋太一氏も歴史的な視点を持ちで、かなり雄弁である。雄弁が悪いと言うのではないが、好みの問題として戦う姿勢が好きでないので、両者の間には微妙な違いがある。さあ、これからという矢先、亡くなられてしまった。亡くなられてから何年たつのか調べていないが、段々人の口に上ることが少なくなって来たのではないか。司馬さんなどは『菜の花忌』として、永遠に残りそうな雰囲気である。自分的には、先日やっと『世界地図の中で考える』という著作を購入した。タスマニア留学から話が始まったが、なかなか面白い。次の著作も手に入れたいと思っている。
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狂歌師

2007年07月18日 | 日めくり帖
7/18
「涼しさはあたらし畳青簾妻子の留守にひとり見る月(唐衣橘洲)」
「歌よみは下手こそよけれあめつちのうごき出してはたまるものかな(宿屋飯盛)」
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